一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

平成25年12月19日 木曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“すぐき漬け / 溝川 祐美”

はじめまして。
このたび新しく配送センターのスタッフの一員になりました溝川祐美と申します。
ネットショップを通じてたくさんの方にSOU・SOUの魅力をお届けできるよう日々頑張りたいと思います。
私の実家は兼業で農業を営んでおります。
この年になって家のお米や野菜が食べられる事が幸せだなーと感じるようになりました。
秋のお米の収穫が終わり冬は「すぐき漬け」の作業が始まりました。
「すぐき」は「千枚漬け」「柴漬」と並んで京都の伝統三大漬物の一つですが
他の2つに比べてあまり知られていなかったりします。
すぐき漬けの元となるすぐき菜はほとんどが漬物になり
野菜として一般市場に出回らないことも
その理由の一つではないかと思います。
今年はしっかりお手伝いが出来たのですぐきが出来るまでを簡単にご紹介。
まずは収穫したすぐき菜を「面取り」
軽く皮を向き細い根をとり形を整えていきます。
20131217-IMG_1140.jpg 次に大きな樽(殺桶)に移動させ一晩「荒漬け」を行います。
20131217-IMG_1143.jpg 20131217-IMG_1144.jpg 20131217-IMG_7501.jpg そして水洗いをし、塩をふりながら小さな樽に漬けていきます。
私もこの行程をお手伝い。
20131217-IMG_7503.jpg もんぺと地下足袋でまさに農民スタイルで気合いは十分。
なんせ漬物の重要な行程になりますので
横から色々注意を受けながらも
カブの部分がビニールにあたらないよう形を考えながら漬けていきます。
20131217-IMG_7506.jpg 20131217-IMG_1150.jpg 20131217-IMG_1152.jpg なかなか奇麗に収まったのではないでしょうか。
20131217-IMG_1153.jpg すぐきは漬物石を使わずテコの力を使用した「天秤漬け」が有名です。
これで先ほどのものがぺったんこになります。
そして乳酸菌を使用し発酵させるので独特の酸味のある味が生まれます。
なんともいえないコクのあるこの酸味が美味しいところ。
その酸味から「すぐき」と名付けられたとも言われています。
20131216-IMG_9720.jpg これで無事に今年も美味しい漬物を味わう事が出来そうです。
ちなみに私がこのすぐき漬けの美味しさを理解できるようになったのはここ数年。
大人になり味覚が変わってくれて良かったと思うこの頃です。

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2 件のコメント

  • 溝川さんのすぐき漬けを買えるショップを教えてください。お願いします。

  • 明田英一 H30.01.18 15:04:50
  • 明田英一 様

    コメントいただきまして誠にありがとうございます。

    大変申し訳ございませんが、
    我が家のすぐきは自宅用のみで一般的な販売はしておりません。

    この冬の季節、
    我が家だけでなく色々な農家さんがそれぞれの味で作っていらっしゃいますので
    京都の伝統的な味、お楽しみいただければ幸いでございます。

  • (溝川) H30.01.18 17:25:16

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