SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“京(みやこ)の夏に溶け込む/迫 若菜”
家から一歩も出たくない...
そんな気怠ささえ感じてしまう夏の日々。
このままではそろそろあかんな…と、ちょっぴり危機感を抱く。
気づけば刻一刻と、夏の終わりが始まりかけている。
処暑も過ぎ、少しずつ秋の気配感じる8月31日。
そういえば、今年は夏らしいことなんにもできてないなぁと
そんなことをふと思う。
8月某日__
令和2年初めての『夏探し』、京都の街へ飛び出します。
夏の朝、鴨川の遊歩道にて。
暑さが和らいだとは言えど、まだまだ30度超えは余裕の京都。
川の冷たさでほんのり、涼やかな風が吹き抜ける。
『なにもしない、ただ過ぎていく時間が何故か心地よい。』
夏の正午、お気に入りのカフェでちょっと一休み。
ゆるやかな時間が過ぎゆく。
『窓際の特等席。差し込む日差しが妙にずるい。』
夏といえば、花火。
そんな単純な理由で帰り道、線香花火を買ってみては
部屋のベランダで、ひっそり夏の風物詩。
『花火が消えた後の煤臭さを嗅ぐと、夏の終わりを感じるよう。』
夏の夜、溶け込む万華鏡。
おろしたての浴衣を拵えて、夏気分に心躍らせて。
『着るとなんだか心がくすぐったくなる、それが夏の浴衣。』
夏色に滲む、京都タワー。
まるで水彩絵の具を零したような、美しい夕焼け。
思わず立ちすくみ、シャッターを切る。
『夏の空は、濁りのない澄んだ色をしている。』
夏の終わりを噛みしめながら、秋の訪れに心躍らせて。
移りゆく京都の季節を、日々大切に感じながら。
苦手だった夏も、少し好きになった気がしました。
2 件のコメント
迫 若菜 様
夏に溶け込む京の映像、浴衣もすてきでした。
ゆったりとした時間が流れていますね。
これからも、写真をみせていただきたいです。
東野LUCY様 コメントいただきまして誠にありがとうございます。
京都の夏の風情、お楽しみいただけたようで何よりです。
嬉しいお言葉いただきまして誠にありがとうございます。今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。