SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“初夏のお稽古/中村 奈緒子”
京都も梅雨入りを迎えました。
紫陽花やSOU・SOUわらべぎ前のクチナシが美しく咲いています。
先週の日曜日に、約2か月ぶりに再開されたお茶のお稽古へ。
いつのまにか炉から風炉になっていることで、季節の移り変わりを感じます。
お稽古は一人ずつ、マスク着用、時間制限ありのいつもとは違う雰囲気でしたが、
ふだん聞けないことをじっくりと聞けた、心落ち着くひとときでした。
先生が丁寧に説明してくださった掛物。
『清流無間断(清流に間断なし)』
清い流れが絶え間なく流れるように、常に活動をしているものは、よどみがなく
清らかである、、そこから、不断の努力を意味するとも言われています。
初夏から夏にかけてのこの季節に飾られる禅語だそうです。
花は、紫陽花、シモツケ、キンシバイ。
涼しげなお菓子もいただきました。
旬の青梅を模した主菓子と、宝石のような琥珀糖。
和菓子はいつもその姿や味、食感で五感を刺激してくれます。
お稽古が終わって帰り道を歩いていると、交差点に、名前を覚えたばかりのシモツケが咲いていました。
少しだけ自分をアップデートしてくれるお茶を、今後も続けていこうと思います。
(中村)