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平成25年10月09日 水曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“デザイン”

ここ最近思う、少し堅い内容を書かせていただきます。
つまらないと感じられる方は、直ぐさまスクロールで下までGOしてください。
20131006-logodesigntips.gif デザイン(英語:design)
=ある対象について、良い構成を工夫すること。意匠(いしょう)
現在「デザイン」と呼ばれるものは、世の中に溢れかえっており
私は今、「正しい[デザイン]と呼ばれるものではないデザイン」が増えてきているのではと感じております。
そもそも「デザイン」とは
ある特定の人・モノ・空間をより良くするため、第3者に向けて提案されたもの。
(上記記載と同じ事ですね)
それに対して「アート」とは
作者個人の見解を表現しているもの、つまり自己の欲望を表現したもの。
であると思っております。
アートが社会と関わる(使用される)場合は単純明快で
作者の自己欲望の表現体を、第3者が自分なりに用途を選び出し使用される。
それに対してデザインを社会に出す場合、
デザイナーが「これはこうするものである」と決まりきった使用方法が決まっているものを
第3者が使用する。
という流れがあるかと思います。
絵画や建築、デザインと呼ばれるファッション、インテリアにしても
結果的に社会と関わりを持たないモノは自己欲望の吐き出しに終わってしまう。
第3者の手に渡り、それがその人のモノになって初めて
それに価値が見いだされるのではという考えを私は持っております。
(直接第3者の手に渡る・譲渡する以外にも、考え方・記憶でもそれはいえると思います)
その中でデザインは、「こうすれば良くなる(見える)」という提案をすべき所を
使用者に対して強制的な「こうしなければいけない」という所まで
決まりきってしまったモノは、もうデザインではないのではという気がしています。
意匠したとしても、その良い点というのは半永久的に続くものではなく、
使用者が変化したりすればそれはマイナスになる事だって起こりえます。
ファッションデザインというものに関しても、
考え方は様々ですが
「人を美しく・格好良く見せる」
「人という物体の新たな表現方法を提案する」
といった意味合いを持って作られるものであると思うのですが
今の流行は、およそ2年前に社会情勢や景気に左右された中で決定されている
最新ではない流行を、あたかも最新のように提案しているものになっています。
(今年は灰色生地が余っているから次は灰色を流行らそう。等です)
ファッションデザインにおいては、政治が大きく関わっているものなのです。
そのような下地のあるものをデザインと呼べるのか。
デザインではなく経済活動と呼ぶべきなのでは。。と考える事もありますが、
その下地を理解した上で、第3者を幸せにするモノ作りをし、
アート以上に人の心に残るデザインを表現出来る人が本当のデザイナーなのではないか。
とも感じます。
デザインは奥が深く、面白いです。
20131007-Alexander-Mcqueen2.jpg

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