SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“毒のいきもの”
昔から動物が好きで、父と二人で毎週「生き物地球紀行」を観るのを楽しみにしていました。
何故あんなステキ番組が終わってしまったのか、今でも不思議に思います。
雑誌や図鑑もよく見るのですが、最近ハマっているのがこの『毒のいきもの』。
写真ではなく精巧なイラストで、その毒の生き物・植物の危険性や特徴なんかを作者の北園大園さんがユーモア満載に書いています。
これを読んでいて、毒のある生き物・植物が意外なほど身近に存在しているということに驚きました。
例えば「アンボイナガイ」。
紀伊半島以南の岩礁やサンゴ礁に棲息している巻貝で、この本によると日本での被害者の約7割が死亡しているとか...。
そのほか、植物では東北・北陸・近畿に分布する「ドクササコ」というきのこや、名前は面白いけれど青酸カリの約850倍(経口摂取時)の毒性を持つ「スベスベマンジュウガニ」などなど、ほとんど害のない毒をもつものから死に至るような強い毒をもつものまで、76種類の動植物をこの一冊で知ることが出来ます。
でもこんなの載ってたら、これで実際に殺人が起こったりしないんだろうか...とかサスペンス好きの血が不謹慎なことを想像したり。
たった590円(+税)で何度でも楽しめる、おススメの一冊です。
今日で8月も終わり、もうすぐ秋がやってきます。
秋といえば読書。お気に入りの本を手に、秋の夜長を楽しみたいと思います。
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