一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和元年12月25日 水曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“日々のこと/中村 奈緒子”

どこか気が急く年の瀬となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私は、11月に『佐竹本三十六歌仙絵』の展覧会に出かけたり、12月には、三重まで詩人の谷川俊太郎さんのお話を聴きにいったりと、それなりに充実した日々を送っておりました。



どうしても見たいと愛知から上洛した母。
薙刀かり衣を貸したところ気に入ったようで、そのまま着て帰っていきました。




日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんのトークイベントにて。
御年88歳とは思えないキレのあるトークに触れて感無量です。


トークイベントのあとは、愛知の妹宅へ。
11ヶ月になる甥っ子へ、少し早い誕生日プレゼント兼クリスマスプレゼントを。


谷川さんの絵本は、一見すると意味をなさない擬音語が並んでいるので、大人が見てもどこが面白いのかと思うのですが、甥っ子は夢中で見入っていました。



やっとSサイズが着られるようになり、念願のわらべぎデビュー!
ズボンは裾を折り返しているので、伸ばせば長く穿けそうです。
どんどん大きくなって、健やかに育ってほしいと願います。


。。話は戻りますが、佐竹本三十六歌仙絵展で目に留まった歌をひとつ。


かぞふればわが身につもる年月を送り迎ふとなにいそぐらむ  平兼盛


【通釈】
数えてみれば、ただ我が身に積もる年月なのに、それを送り迎えると言って、人は何をそんなに急ぐのであろう。

年末のあわただしい雰囲気や街の活気も風情がありますが、ふだん通りに年の瀬を迎えるのもまたいいのかもしれません。一日一日を大切に。。

寒い日がつづきます。
くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。

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