SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“今年の大河ドラマ part.4/山本 陽平”
ついに本日最終話となりました
「いだてん〜東京オリムピック噺〜」
1年間長いようで短く感じられる、大変見ごたえのある作品でした。
来年のオリンピックに向けて、良い歴史の勉強になりました。
ということで、SOU・SOUが衣装協力をさせていただきましたものを、
最後にもう少しだけご紹介させていただきます。
①1964 東京オリンピック 聖火ランナーユニフォーム
先週の放送から登場しておりますユニフォームです。
東京オリンピックの衣装は、実際に資料や実物が残ってますので形に関しては再現しやすかったのですが、
生地をどうするかが手こずりました。
特に聖火ランナーのユニフォームは、全国各地で当時走られた方が現物をお持ちなので
「本物はこんなのじゃなかった!」とならないようにしないといけません。
出典:Wikipedia
しかしながらNHKさんより頂いた資料を見ると、当時は東レ株式会社が作成した生地を使用されていたようで
今回全く同じ素材を手配することが出来ず、似寄りの編み方をしたニット生地を採用することにしました。
(実は聖火ランナーのユニフォームにはいくつか生地の種類はあったようですが、メインで使用されていたこちらの生地を参考にしました。)
②バレーボール ソビエト連邦チームのユニフォーム
こちらは前回の日記で記載した我らが日本チーム [東洋の魔女]と決勝で対戦したチームのユニフォーム。
襟元がポイント。
参考にした当時の資料。
③金栗四三 還暦赤ジャージー
金栗四三さんが還暦時に着用していたジャージーです。
一着だけ作りました。
一着の為だけに星マークのニットテープも編んでもらいました。
名前の刺繍は熟練の職人による手ぶりミシンによるもの。
参考にした当時の資料
写真に写っている奥さん(スヤさん)が可愛らしい。
実は最後の最後でトラブルがあり、絶体絶命のピンチになりましたが
結果的に再現性の高いジャージが納期通りに出来上がって安心しました。。
以上
4回にわたって今年の大河ドラマ 衣装協力のご紹介をさせていただきました。
ちなみに現在予約公開中の
韋駄天ジバン
2020年の東京オリンピックを応援する際に、
日本で初めてオリンピックに出場した金栗四三や、三島弥彦に思いを馳せて、着用してみては如何でしょうか。
2 件のコメント
四三翁のユニフォーム再現、ありがとうございました。大河の衣装やトロフィーなど忠実に再現されており感動しました。違った裏大河が感じられました。四三翁は私にとって大叔父さんになります。
金栗 和幸様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
まさか御親族の方から直接御言葉をいただけるとは、、大変感激しております!
SOU・SOUとしましてもこの大河に関わらせて頂けたこと、とても貴重な経験でした。