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令和元年11月19日 火曜日号

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“茶道文化検定/鍵和田 安奈”

皆様、お久しぶりです。
布袋スタッフの鍵和田です。

今年の始めに宣言しました通り、
先日茶道文化検定、2級を受けてまいりました。

話は前後しますが、受験勉強にあたり、机上の勉強だけでは頭に入らない!
と思い立って茶の湯関連の場所へ行って来ました。
その中のいくつかをご紹介します。

まずは茶の湯ともゆかりが深い、相国寺の承天閣美術館へ。


ちょうど茶の湯にフォーカスを当てた展覧会が催されており、これは見ずにはいられませんでした。

茶室に掛けられる「墨跡」(禅宗の高僧の筆跡)などが解説付きで展示されてました。

試験には禅語の意味を問われる問題が出てきますので、詳しい解説は大変ありがたかったです。

また、国宝の玳玻(たいひ)散花文天目茶碗や本阿弥光悦の赤楽茶碗など数々の名物があり、興奮しました!

誰が作ったものか、どこの窯で作られた道具なのかも試験には出ますので、これも実物を見られてよかったと思いました。

※茶道文化検定でどのような問題が出題されるかは、こちらをご参照くださいませ→

ちなみにこちらの展覧会のⅠ期は12月22日まで、Ⅱ期は1月11日~3月29日まで開催されてます。
ご興味のある方はぜひ!

次は数多くの茶室を誇る、大徳寺に行ってまいりました。

拝観した塔頭は興臨院と黄梅院です。

こちらは興臨院の露地


これが露地の中門の枝折戸・・・。


正面が貴人口(身分が高い客用の出入り口)
貴人口下の石が踏石で・・・そこにのっているのが関守石(この先は入らないでください、という印の石)。
にじり口(写真右側の小さな入口)までの役石が踏石、落石、乗石・・・・。

などなど指差し確認をしながら見学しました。

※大徳寺の秋の特別拝観は11月下旬~12月上旬まで開催されてます(塔頭によって日は異なります)。

屋内にこもって勉強するより、実際に見てみる方が頭に入るような感じがしました。

そしてむかえた試験当日。
試験開始直前まで追い込み作業をしました。


試験時間は80分。

あっという間でした・・・。

受けてみた感触はあまり芳しくないのが正直なところではございますが、
受験勉強を通して多くのことを学べたこと、そういうことだったのか!と気づきがあったことが何よりの収穫でした。

結果はどうであれ、また来年も受験勉強に励みたいと思います!

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