SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“SOU・SOUの雨/小山 真実”
SOU・SOU洗濯係の小山です!
商品企画に採用するかどうかを検証するために、生地の段階で洗って干してを繰り返し、
家庭洗濯による縮み具合や耐久性などテストをするのが洗濯係の任務です!
この作業は毎日行っているのですが、雨模様の日には洗濯の回数が限られてしまうため、
いままであまり気にならなかった空模様に敏感になりました。
そこでふと気づいたのは、【雨】にもいろんな雨があることです。
▲雨上がりのSOU・SOU布袋前の紅葉。
大雨、小雨、梅雨、土砂降り、夕立、お天気雨、にわか雨、、、
せいぜい私が使っている表現は10個ほどですが、
調べてみると日本語には400を超える雨を表現する言葉があるそうです!
SOU・SOUのテキスタイルデザインにも雨のテキスタイルがたくさんあります。
私のお気に入りの雨のテキスタイルをピックアップいたしました。
▲五月雨
「五月雨」と聞くと、5月の雨をイメージしてしまいますが、現代の梅雨のことを 指しています。
同じように、「五月晴れ」は梅雨の間のわずかな晴れ間を指します。
ちょうどこれからの季節に使えそうです!
▲通り雨
似た印象を受ける言葉に「にわか雨」がありますが、
ふったりやんだりを繰り返すのがにわか雨、
繰り返さないのが通り雨です。
突然の通り雨はスタッフ田中に習って、手ぬぐいでしのぎます!
▲6月の手ぬぐい『番傘に水玉』
▲時雨
冬の「通り雨」のことを、「時雨」と言います。
また、京都北山区に降る雨を北山時雨(きたやましぐれ)、
山茶花の紅い花が咲く頃に降る時雨を山茶花時雨(さざんかしぐれ)と言うそうです。
他にも、
雨々ふれ々、雨の精、雨戸、浮世絵、天のしずく、雫・・・・
▲SOU・SOU in Taiwan 誠品書店のイベントにて、店頭ディスプレイにデザインされたテキスタイル『雫』(撮影:李 瀟瀟)
どれも【雨】と一言で言ってしまえる現象ですが、表現方法やたくさんの言葉があって、
改めて日本語は面白いなぁと思いました。
これからもSOU・SOUを通して日本の良さを見つけて行きたいです。