SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“ふるさとの訛なつかし、、、/長沼 ふみ”
京都駅の0番ホームに立つと
並ぶみんなが仲間のような気がして
石川啄木のあの歌を思い出します。
地元へ?帰ろう?と歌いながらの行き先は
富山県高岡市。
毎年恒例のクラフトコンペをメインに中心商店街の約50カ所でイベントが行われていました。
作品を見たり、さわったり、買ったり、
近くのご飯屋さんで作品の器を使って食べられたり、
職人の方に教えていただくワークショップがいくつかあったり。
私は銅板を化学反応させて着色する体験をしてきました。
おほーーいい色??
緑青が入ったナゾの液体や道具の話もおもしろい。
体操したり、
町の唯一のデパートの屋上には
茶室の作品があったり。
茶室前のつくばい、耳を近づけると水の滴るいい音がきこえます。
茶室は高岡ならではのアルミや漆、青銅で作ってありました。
中のしつらえや茶道具も地元の方の作品。
体験したものと同じやり方で作ったものも発見!
二畳の薄暗い空間、落ちつきます。
イベントは工房の方、職人の方、地元の方々から
いろんな話を聞くことができるのが良いところです。
「陰気なデザイナー○さん」「金属磨くのが大好きな△さん」
と聞くと途中で見つけた作品にも親近感がわいてきます。
地元の方たちががんばっているのが伝わり、
なんだかうれしい気持ちになりました。
ついでにわが家へのお土産は、、、
今話題の「うたかた」を。
もう一つは「私の家いうことも忘れんといてよ印」の
掛物と手ぬぐい「家」のセットできめました。
「年末まではよ帰ってこんなんがいよ?」
と野菜売りのおばちゃんに言われ、
元気に返事をして無事京都の家へ戻ってきました。