“茶室彼是”で検索した結果、90件の記事が見つかりました
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年06月13日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【26】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== こちらの写真をご覧ください。 少しわかりづらいかもしれませんが、主要な柱に紙が巻かれているのがお分かりいただけるかと思います。 作業場で仮組みされたのち、柱に養生の紙をまきます。 言葉の通り、仕上げた材に傷がつかないよう保護するためのものです。 今は色々と便利なものがあるので、この養生も糊付きの紙などが一般・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年06月06日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【25】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 茶室工事が始まってからと言うもの、休みの度に作業場や現場に足を運び工事の様子を見守っていた・・・ と言えば聞こえはいいですが、何をするでもなく、ただ30分ほど作業を眺めて立ち去るというルーティン。 棟梁である父が陣頭指揮をとっていましたが、父が他の仕事で不在の際は兄が1人で黙々と作業をする現場も目にしていました。 ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年05月30日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【24】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 昨年の4月頃から父と兄の2人で作業場で木材の加工作業を続けて8月頃に仮組み、9月にいよいよ建築現場での作業となりました。 実は材木を搬入するのも一苦労。 そして、一番の関門が基礎である柱を組み立てる作業。 父の言葉を借りると「逃げ場がないスペースにぴったりと収めないといけない」 例えて言うと、箱の中にぴったりと収・・・・・>続きを見る
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
令和3年05月29日 土曜日号より
夢の途中/西永 恵子
家作りがスタートして早6ヶ月。 (前回のブログ。前々回のブログ。) 休みの日はもっぱら断捨離と引っ越し準備ばかりして過ごしております。 時々、進行中の我が家のリノベーション現場へも足を運びます。 こちらは子どもたちの隠れ部屋になる予定ですが、SOSUUのペイントをして小窓にはトリコを座らせたいなぁ。。 毎週日曜日の一日一駄話でお届けしている寺田のコーナー「茶室彼是」を読んでいる影響で、建築の途中経過もとても興味があります。 数寄屋建築と一般住居は全く別物だと思いま・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年05月23日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【23】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 何でもコンピューターと機械があればできてしまう時代。 木材を加工するために使う機械こそ文明の進化かもしれませんが、父と兄がしている仕事は基本的には何十年、何百年と変わりない仕事のように思えます。 伝統は何も特別なものではなく「今日の仕事」を毎日続けていく襷なのかもしれません。 全ての柱を丁寧に加工する、そんな気の遠・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年05月16日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【22】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 先週ご紹介した「番付」された柱の次の工程は「加工」です。 「この建物は釘を一本も使わずに建てられています。」 テレビなどでこんな風に紹介されているのを耳にされたことのある方も多いのではないでしょうか。 日本の伝統的な工法で建てられる茶室はボルトや釘ではなく木と木を組んで建てられます。 (釘やボルトを使用し・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年05月09日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【21】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 茶室工事は下準備が8割、現地で2割。 現場で行う作業よりそれ以前の準備の方がうんと時間がかかると言うことです。 やっとこさで着手したSOU・SOU茶室工事ですが、工事の進捗状況は作業場でしか確認できません。 毎日とはいきませんので、休日のたびにせっせと作業場に足を運び工事の様子を見学していました。 まず間竿(・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年05月02日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【20】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 社長の若林からの茶室の依頼はもちろん嬉しかったのですが、私には少しだけ不安に思っていることがありました。 それは、SOU・SOUで一緒に仕事をするスタッフの反応。 SOU・SOUのスタッフはそれぞれでお茶のお稽古に通っていますので全く馴染の無い空間ではないのですが、多様性の社会、色々な考え方があって当然だと思っていま・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年04月25日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【19】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 「夢のマイホーム」なんて言葉もありますが、茶室もある種の「夢」なのではないかと思います。 祖父や父に依頼をされる方のほとんどは憧れやこだわりを持った依頼主がほとんどです。 茶室は「自分の城」のような感覚に違いありません。 ですので設計段階で並々ならぬこだわりを父にぶつけてこられることが多く、あまりの熱意をぶつけてこ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年04月18日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【18】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== SOU・SOUのお茶室構想から完成まで、実は約2年間の歳月がかかっています。 父と兄の2人で細々と仕事をしているため、大きな工務店のように複数の現場を掛け持ちして行うことが出来ず、常に目の前の現場に全力投球! とても効率は悪いのですが、自分の目の行き届かない仕事はしないと言う根っからの職人らしい父の考え方です。 ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年04月11日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【17】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== SOU・SOUの茶室は4畳半あるかないか。 とてもコンパクトな空間です。 その茶室のスペースとは別で必要なのが「水屋(みずや)」 水屋はお茶室のお勝手のような役割を持っています。 お客様から直接は見えないものの、スムーズにお点前ができるように道具を準備して整える大切なスペース。 今の時代は水屋がなくてもキッ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年04月04日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【16】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== いよいよ現実味を帯びてきたSOU・SOU茶室。 茶室を建てる場所はとある建物の中。 まずは図面のやり取りをしながら、父が頭の中で間取りを組み立てます。 畳を敷いて床の間を作れば茶室になると思いきや・・・そう簡単なものでもない。 SOU・SOUの茶室を考える上でも無視できないことが浮上します。 ・掛け軸や・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年03月28日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)番外編
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 「SOU・SOU茶室」ができるまでのエピソードを毎回ご紹介しておりますが、今回は番外編。 本日で放送300回を迎えられる、ナガオカケンメイさんがパーソナリティを務めるαステーション「LONG LIFE DESING RADIO」にSOU・SOUプロデューサーの若林がゲストとして登場いたします。 盆暮れ正月に登・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年03月21日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【15】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 祖父や父が手がけた茶室は個人宅が多く、プライベートな場所となっているのでもちろん非公開。 美術館は外から観ることはできても実際に触ったり空間に入ることができないことがほとんど。 日本の文化なのに私たちが本格的な茶室に足を踏み入れようとした場合、ごく限られたシーンでしかその空間を味わうことができないのです。 マイホー・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年03月14日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【14】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 「SOU・SOUの茶室をつくりたい」 若林からそう打ち明けられ、私は想像しただけでワクワクしていました。 若林と父とは面識がなかったので顔合わせの場を設けるべく、若林が我が家へやって来ることになりました。 なにかと来客が多い我が家ですが、娘の務め先の社長が来るとなると話は別で、朝から両親は揃ってソワソワ。 そ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年03月07日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【13】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 祖父、両親、兄夫婦が全員揃って建築の仕事に携わっています。 家族全員いわゆる理系。 家族の中で私だけがお勉強も苦手、絵を描くのも苦手。芸術的センスもありません。 なぜなんだ?本当はよその子なのかも・・・ 小さい頃から大人になってからも、そのことがずっとコンプレックスでした。 そのせいもあってか、それまで見知・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年02月14日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【12】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 今週も右左どころか360度なにも知らなかった私が初めて招待されたお茶事のお話にお付き合いくださいませ。 《その1》《その2》 食事が終わると、より狭い茶室へと誘われました。 中は薄暗く蝋燭の明かりが灯され、神妙な雰囲気の中でお茶のお点前が始まります。 ピンと張り詰めた空気の中にシュンシュンと湯の沸く音、そして・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年01月31日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【11】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 今週も右左どころか360度なにも知らなかった私が初めて招待されたお茶事のお話にお付き合いくださいませ。 《前回の続き》 緊張のあまり1週間前から具合を悪くしながら当日を迎えました。 一体なにを着るべきなのか、持ち物は何か? 自分ではなにも決めることができず、全てを母に尋ねながら支度をしました。 着物・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年01月24日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【10】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== 先日、手紙の整理をしている時に出てきたものがこちら・・・ 初めて「お茶事」に招かれた際の招待状です。 20歳の頃、父が手掛けていた茶室工事に興味を持ち、私があまりによく通うので施主の方の粋な計らいで「席披き(せきびらき)」の茶事にご招待してくださりました。 「席披き(せきびらき)」とは、完・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年01月17日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【9】
本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! ====================================== SOU・SOUのテキスタイルにもある「南天」を茶室に生けてみました。 南天に深呼吸したくなる甘い香りが早春を感じさせる水仙。 茶室に生ける花は「茶花(ちゃばな)」と言い、私たちが花屋さんで見かけるお花とは少し違います。 「花は野にあるように」 と言うのが千利休の教えだそうで、言葉どおりに野にあ・・・・・>続きを見る