“茶室彼是”で検索した結果、90件の記事が見つかりました
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年07月24日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【62】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 約1ヶ月間続いた祇園祭もいよいよ終盤へと差しかかりました。 3年ぶりの宵山や鉾の巡行とあって、京都の街中は賑やかな日が続きました。 なんせ1ヶ月の間、何かしらの行事が京都の街で行なわれるとなれば祇園祭の楽しみ方は様々です。 通勤途中に行事に出会したり、休みの日に町歩きを楽しんでみたりと普段とは少し違う京都の街。 今年は開催される!との情報を聞きつけ、楽しみに訪れたのが四条室町を少し上がったところに・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年06月26日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【61】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! SOU・SOUプロデューサーの若林は京都芸術大学で授業を行なっているのですが、学生さんが作品のタイトルに悩んだら和菓子の名前を参考にすると良いとアドバイスするそうです。 「和菓子の名前には風情のあるものが多く、知らないような言葉でも季節を感じるものや意味のあるものがあるから参考になるよ!」 ということ。 そう言われてみると確かにそんな気もしませんか? ついつい、花より団子?いや、風情よりあんこ!と・・・・・>続きを見る
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
令和4年06月22日 水曜日号より
念願の大工道具館へ!!/石田 さよ子
先日久しぶりに神戸方面に行って参りました。 目的は5月29日の茶室彼是(ちゃしつあれこれ)でも紹介しておりました 竹中大工道具館です。 前から一度は訪れたいと思っていたのが、ようやく実現致しました。 大工道具をみるのももちろん好きなのですが、大工さんのお仕事を見るのが幼い頃から大好きで 家を建て替える時も少し離れた場所から飽きずにずっと見ておりました。 こちらは木に黒い線をつける道具 真新しい木の上にまっすぐ線を引く作業とピンと言う音が心地よかっ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年05月29日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【60】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 数奇屋大工一家に生まれただけで、お茶を嗜むというより気ままに楽しんでいるだけの私のたわいもない話。 今回はちょっと番外編!として父と私のお出かけにお付き合いくださいませ! 大人になってから一緒に出かけることもなくなってしまいましたが、ある日の休みに娘サービスしてやるか!と思う父と、たまには親孝行してようか!という私の思惑が奇跡的に一致し、一緒に出かけることに! 朝早くから出かけた先は大手建設会社が開設した神・・・・・>続きを見る
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
令和4年05月24日 火曜日号より
あれこれのアレコレ/寺田 由
「過去を見ずして未来はない。自分が本当に未来に残したいものは新しい定番。新しい定番は歴史と対話することでしか絶対に生まれない。」 プロダクトデザイナーのマルセル・ワンダースの言葉です。 ▲ちなみにマルセル・ワンダースの作品は毎週土曜日のライブ配信「若林の夜ばなし」でいつもビールと柿ピーを支えてくれています。 これってSOU・SOUと通ずるところがあるじゃない!と勝手に共感し深く感銘を受けました。 この1年半ほどSOU・SOUブログ内の「一日一駄話」で毎週日曜日に連載を続けている「茶室彼是・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年05月01日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【59】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 薫風に揺られ青空を雄大に泳ぐ鯉のぼり。 5月5日は「端午の節句」ですね。 もともとは中国からの文化が独自に進化していった「節句」。 慌ただしく過ぎる日々で、ついつい忘れてしまいがちになる季節の移ろいや行事ごと。 時代に合わせて手軽になったり、簡単になったりするのも良いですが季節の節目にほんの少し立ち止まって家族や身の回りの人々の健康や幸せを願ってお祝いする文化が日本的でいいなぁ、と思います。 我が家・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年04月03日 日曜日号より
SOU・SOUあれこれ【1】
「茶室あれこれ」に続きまして「SOU・SOUあれこれ」がスタートします。 SOU・SOU傾衣の看板娘が書きますのでどうぞお付き合いいただきましたら幸いです。 「新しい日本文化の創造」 この春、SOU・SOUは創業19周年を迎えました。 時代は平成から令和へ、世の中も大きく移り変わりましたが 後継者不足、廃れゆく伝統産業・・・このような言葉は19年前から今日も変わらず存在しています。 もしかすると、今日も日本のどこかで伝統の灯火が消えようとしているかもしれません。 SOU・SOUは、・・・・・>続きを見る
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
令和4年04月01日 金曜日号より
春のおもてなし/中島 穂菜美
京都では遂に桜が咲き始めました。 新しい生活を迎える方が多いこの時期、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 そんなある日の私の休日、ゆっくり暖かく流れていく時間を皆さまと共有できればと思います。 どうぞお付き合いいただけますと幸いです。 この日は気候が良く、高瀬川の桜を眺めながらSOU・SOU茶室へ向かいます。 傾衣の看板娘・寺田が茶室彼是にて紹介するSOU・SOU茶室にて月2回お稽古をさせていただいており、 この日はスタッフ上森や瀬野店長の美しいお点前を拝見しな・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年03月27日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【58】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! かつて一度だけ、祖父がグッドデザイン賞を受賞したことがあります。 (京都・光悦寺と新日本製鐵株式会社と共同出品) 伝統建築を継承する数奇屋建築は、現代的なハイカラなデザイン賞とは程遠い印象ですがその際の受賞は 「お寺のチタン屋根」 というもの。 「チタン」と言うと自動車や宇宙開発、医療分野でも使用される金属。 そのチタンを瓦や銅板のかわりに屋根材に使用した、というものでした。 ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年03月20日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【57】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 「お茶って興味はあるんですけど、一回やりはじめたら同じところにずっと通わないといけないじゃないですか・・・やめられない感じも怖いし」 知人との何気ない世間ばなしだったのですが、この言葉はとても率直な感覚だと思います。 「道」である以上、単なる習い事ではなくある種の修練のような面もあるのではないか? 真理を極め追求する、そんな心構えが求められているのではないか? そこまではちょっとねぇ・・・。 そんな・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年03月13日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【56】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 学生時代、毎週のように遊びに行っていたお宅がありました。 元々は祖父の古くからの知人で、ご自宅でお茶のお稽古をされている先生でもあります。 当時、私はお茶のお稽古をしていなかったので、おしゃべりしながらお茶を飲んだり一緒に食事をするのが楽しみで厚かましくもお邪魔していました。 お台所でよく眺めていたのが、割烹着姿の先生がお菓子作りをしている光景。 いつもお鍋には小豆が炊かれ、優しい匂いが立ち込めていま・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年03月06日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【55】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 3月に入り、急に春らしい陽気になってきましたね。 母が毎年、床の間に飾ってくれるお雛様を見ると少々枯れかけた乙女心にパッと花が開きます。 起源を辿ると古代中国まで遡りますが、日本へ伝わり独自に発展した文化が今の雛祭り。 雛祭りが近くなると、雛祭りにちなんだお茶のお道具やお菓子が出されることも多く それがまた、どれも可愛らしく心が「トキメク」という言葉がぴったりです。 そして、京都でよ・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年02月27日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【54】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 内輪の小さなお茶会、とは言っても私にできる最低限のおもてなしを・・・ と考えた時に必須だったものは3つ。 お茶・お菓子・お花 お茶とお菓子を購入できるお店は此処、京都で困ることはありません。 問題はお花です。 私の母は植物好きで、どこからともなく持って帰ってきた季節の花々を部屋に活けて日々のおもてなしをしています。 「どこからともなく」とは生垣や庭の植物、畦道の草花、散歩途中で出会った方に・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年02月20日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【53】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 若林を長いことお待たせして完成したSOU・SOUの茶室。 「エルメスのバーキンより長いこと待ちましたー!」 と、若林に冗談を言わせてしまうほど本当にお待たせしました。 SOU・SOUスタッフの皆も茶室の存在すら忘れていたであろう、お日柄の良い日に無事、引き渡しの運びとなりました。 その日、若林の計らいで茶室の試運転も兼ねて私の両親に一服お茶を点てることになりました。 もちろん若林が・・・ ではなく・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年02月13日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【52】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 気がつけば、おかげさまで「茶室彼是」も52回目となりました。 そういえばSOU・SOUの茶室ってどうなったの? ということで、久しぶりにSOU・SOU茶室のお話。 SOU・SOUの茶室は使い勝手の事情なども考慮して、釜を懸ける炉壇(ろだん)を炭ではなく電気にいたしました。 お茶では炭を使ったお点前などもあり、炭の匂いや音、赤々と燃える炭や周りの灰もひとつの景色として愉しみますが、安全性や準備、後片付け、毎・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年02月06日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【51】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 前回の続き 金閣寺内にある「常足亭」が完成したのは2003年の春。 もともとあった常足亭を移築にあたり、解体前のお別れの茶会で施行を依頼された言います。 依頼にあたっては 「将軍にふさわしい席を、その他の一切を任せる。」 とお施主様は申されただけだったそうです。 日本文化の頂点、室町文化の象徴でもあり『鳳凰』がいる場所の茶室。 拝命を受けた祖父は当時、あまりの大きなことに悩みに悩んで熱を・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年01月30日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【50】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 先日、京都では珍しくしっかりと積雪するほどの雪が降りました。 雪国にお住まいの方には申し訳ないほどの積雪ですが、非日常の雪景色に興奮を隠しきれずにはいられません。 (わざわざ雪の積もったところを歩いたり、雪を丸めたりします!) 雪が降ったその日、たまたま出先でポッカリ時間が空いてしまい高揚のあまり、せっかくの雪景色なのだからと訪れたはこちら。 この景色!京都に雪が降ったら必ずニュースに出てくる、言・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年01月23日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【49】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 京都に住んでいると当たり前のようになっていますが、京都は和菓子屋さんの件数が日本一だそうです。 しかも、どのお店も歴史と受け継がれる銘菓が存在します。 そんな京都でも老舗中の老舗、恐らく日本で一番有名な和菓子やさん! 「とらや」 御多分に漏れず小さい頃は暖簾の前で「や・ら・と」と読んでいました。 室町時代後期、京都で創業されたとらやさんは現在も京都御所のお隣にお店があります。 冠婚葬祭、贈・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和4年01月16日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【48】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 皆さま、こんにちは。 一年の後半はハローウィン、クリスマス、年末と怒涛のような季節行事が続き、新年が明けってあっ!という間に半月が経ちました。 月日が経つのは早いものです。 色々な行事がありますが、私は最も日本的なことを実感できるお正月が大好きです。 地域や家によってもお祝いの仕方が違うのも楽しいですね。 ▲「隋處作主(ずいしょにしゅとなる)」正眼寺宗玄老大師讃 今年も家族と静かに迎えたお・・・・・>続きを見る
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
令和3年11月21日 日曜日号より
茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【47】
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです! 【番外編】 お茶をはじめて知ったことがお道具を愉しむこと。 美術館などに行くと、「利休作」「光悦作」などと書かれた道具が並んでいます。 「自分で作っちゃうのか!」 っと思わず思ってしまいましたが、茶人たちは茶杓や茶碗などを自作することで芸術性や個性を演出していたようです。 そんなふうに道具を自作してアッ!と驚かせてくれたのが、私の義姉。 建築家でもありデザイナーの義姉は長年、カーボンファイバー・・・・・>続きを見る