一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【36】”
本日は日曜日!
スタッフ寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
博多 献上帯
「キュッキュ」と絹がしなり擦れ合う絹鳴りの音。
しなやかでありながら堅牢でコシのある博多帯は締めやすくて緩みにくい。
熟練の職人さんの手間と技術によって織られる帯は、日本の織物文化と衣装文化を支えてきた伝統工芸品でもあります。
実用性と芸術性に秀でた博多織
博多織は縦糸を多さに対して、太い横糸で柄を表現す織物。
京都の西陣織とは逆で『縦の博多で横の西陣』などと言われることもあり、織物としての実用性と芸術性が高く評価されています。
また、博多織は男性の帯や女性の半巾帯など堅牢なしっかりした帯を織るのが得意で、江戸時代の文献には「身体は切られても帯(博多織)は切られない」という言葉が残っていたほど。
現在でも男帯のシェアは博多織が半分以上を占めており、博多帯と聞いて男帯をイメージする方も多いかもしれません。少し変わったところでは、相撲界は番付が十両以上に上がると博多織をしめることが許されているそうです。
今も昔も博多帯は憧れでもあり、ステータスでもあるのです。
SOU・SOUの博多帯「博多」
博多織の老舗織元「西村織物株式会社」
SOU・SOUの博多帯は全て博多織の老舗、西村織物謹製。
160年以上の歴史は博多でも最古の織元です。
博多織は今から約780年前中国・宋から伝えられたのが起源とされ、江戸時代に筑前・黒田藩のお殿様が徳川幕府へ博多帯を献上したことで全国的な知名度を得ました。
落語界では真打に昇進すると「西村織物の帯」を締めて高座に上がるそう。西村織物の博多帯の特別感と格の高さが窺い知れるエピソードですね。
厳正な製品検査を経た商品に付けられる博多織の証紙
献上帯の柄に込められた願い
SOU・SOUの博多帯は「献上帯(けんじょうおび)」と言われる博多織を代表する柄。仏具と縞のモチーフが表現されています。
伝統的な献上帯の柄
中子持縞(なかこもちじま)、両子持縞(りょうこもちじま)の2種類の縞模様に華皿(はなざら)と独鈷(どっこ)という仏具。それぞれには家内安全・子孫繁栄に魔除・厄除の願いが込められています。
歌舞伎の演目にも厄除として「博多帯」をしめるというシーンが登場するほど、昔の人々の想いや願いの強さが分かります。
そんな伝統的な献上の文様をSOU・SOU流にアレンジしたのがSOU・SOUの新献上帯。
SOU・SOUの新献上帯の柄
リバーシブル仕様になっており、裏面に伝統的な献上柄が織られています。また、筒状の帯は縫い合わせず一枚で織っているため、縫い目からほころびが出たりせず締めやすく丈夫なことも特徴。
もっと詳しく知りたい方は企画主任・山本のこちらの記事もぜひ併せてご覧ください。
最後に・・・
SOU・SOUプロデユーサー若林が博多帯を締めている時に「あんた、ええ博多やな」と声をかけられたことがあるそうです。その時は何のことか分からなかったそうですが「あんた、良い博多帯してるな」という意味だと知ったのは後々のこと。
良質な男帯の代名詞が博多帯、それほどに多くの人がその良さを感じているのは周知の事実。本物を長く大切に使う、そんな想いに相応しい帯ではないかと思います。
ぜひ、SOU・SOUの博多帯で自由な和装を楽しんでみませんか?
《つづく》
それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「博多 献上帯(はかた けんじょうおび)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“SOU・SOUのモデルを描こう②〜西山 晴奈編/大西 公美”
🙌「そうだ!SOU・SOUのモデルを描こう!アラフィフチャレンジ!!」🙌
2回目もチャレンジいたしました!よろしければお付き合いくださいませ。
今回のモデルは「ネットショップスタッフ:西山 晴奈」
皆様はどのような印象をお持ちでしょうか。
私個人の印象としては「野に咲く可憐な小花」「透明感」「少女の様でもあり、淑やかな女性でもあり」
「薙刀長方形衣の風薫る」を着た姿はまさにイメージそのもの!と思った記憶があります。
彼女のモデルとしての魅力は「私も西山晴奈になれるんじゃないか」と言うマジックにかかること。
それで何枚も服を買ったことか。
実際も、物腰も柔らかで、誰も嫌な気持ちにさせない話術、屈託のない笑顔の持ち主。いつも癒されます。
ただ、話すとテンポ良く、普段はパステルカラーの服を着ているとこも見た事なし。ずっと面白くて時には笑顔でブラックジョークをぶっ放す・・素敵な女性です笑笑
今回は「夏のよそおい」の中から選んだ写真。どの商品の写真でしょうか。
iPadで写真を横に置き描き描き。
そしてコピーして、板へ転写。今回は黒い下地なしで塗っていきます。
写真と見比べて、最も明るい所から白でガシガシ塗ります。今回もホラーな状態。
下地なしは引っかかりが少ないのでなかなか色が乗りません。
肌の色、血色のピンク、影にはグレーと塗っていくとちょっと優しくなりました(ほっ)
完成👏
彼女の好きなテキスタイル「おおらか」を忍ばせて。
私が好きなグループの中で、彼女が気に入ってくれたピンクの髪の子も手に乗せてみました。
下地なしの板のままで描いてみましたが、「透明感」が出て、色のムラもいい感じのアジに見えます。
前回と少し描き方を変えてみましたがいかがでしょうか。
下地なしの仕上がりはなかなか好みです。
色々試せるのもチャレンジの醍醐味かもしれません。
次回はどのモデルさんにしようかな・・
そして週末一緒にライブビューイングを堪能してきました!
歌舞伎なので、ドレスコードはみたて衣で。と先輩に向かって指定。
せっかく着てもらったのに、写真撮るにもポスター前は長蛇の列。慌てて撮って服は写らず。
私がニヤニヤと写真を撮っている姿を隠し撮りされていました。
しかも、右の写真は私の推しが完全に彼女の後ろで隠れてます・・・。
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本日の愛犬ゆらさんとてんちゃん
【左】ゆらさんご飯もお散歩も相変わらず大好き。日光浴でゆらゆら、ぽかぽか。
【右】てんちゃんいつもの公園でもテンションマックスで全力疾走。何でも興味津々。
両極端な2匹ですが、ご飯の時間だけは同じように台所をうろうろします。
今日も我が家は平和です。
今月のテーマ「あれもよう」…
大好きな作品ばかりで自分用に「ダウンロード」しまくりで、それらをまとめて「素敵な作品ばかりやなぁ…♪」と毎日眺めています…^^
↑個人的に、雨でできる水たまりの輪っか…とか…「水」に関するものが特に好き♪です…
自分も「雨」をモチーフにして小さな習作を描いています… いつかそれらが大きな作品になったらいいなぁ…^^;