一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【23】”
本日は日曜日!
スタッフ寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
SOU・SOU 布袋
カラフルながま口や鞄が並ぶ「SOU・SOU布袋」。
ポップでかわいい!SOU・SOUらしさが溢れる店内にはSOU・SOU流の袋物や風呂敷が並びます。
その昔、日常生活に欠かせないものだった風呂敷も、現代の私たちの暮らしからはかけ離れてしまったたものの一つです。
可愛くて機能的で自由な「風呂敷の延長線上にあるような袋物」があれば現代の人も気軽に使ってもらえるんじゃないか・・・。
そんな想いで出来たのがSOU・SOU布袋の商品です。
偶然余った店舗
現在のSOU・SOU伊勢木綿の店舗の地下には、かつて「SOU・SOU作務衣」という衣類を扱う店舗がありました。その後「SOU・SOU傾衣」と改名して移転、SOU・SOU作務衣の店舗がポッカリと余ってしまいました。
とりあえず空いた店舗に何か新しいお店を作ろう!と考えたのが『風呂敷』のお店。
その理由はとてもシンプル。
「作るの簡単やろ?だって生地染めて四隅を縫うだけやし。風呂敷をもとにカバンを作ろうとも思ったけど、やっぱり風呂敷の方が簡単やん!?」
呆気にとられるほどの理由ですが、いつも成り行きでオープンしてきたSOU・SOUらしいとも言えます。
店名は・・・SOU・SOU布袋
「布の袋」で布袋。
神様の名前でもある、ホテイ。
しかし、SOU・SOUプロデューサー若林なりの考えがありました。
文化的な風呂敷
風呂敷の魅力が見直されていると言われて久しい昨今。
機能的だとか、エコだとか言ってはいるものの、実際に持っている人はどれぐらいいるんだろうか。
現状はやはり機能的な魅力が今の鞄に負けているから使う人が少ないのではないか。
でも、風呂敷は鞄のように持てばかわいいし、スタンダードな包み方をして持っていればどことなく品がある。
何よりも日本の伝統を感じるし、文化的かつ知的にも見える。
それが実はとても大切なことなのではないかと考えています。
SOU・SOUのテキスタイルを施した風呂敷
風呂敷とその延長から生まれた商品
風呂敷は呉服屋さんや百貨店など、若者が行きそうにない場所に売っていて、ちょっと敷居も高い。
つまり普段目にも止まらなければ買う機会もない。
もしSOU・SOUで風呂敷を販売すれば、もっと買いやすく自由に使ってもらえる。
ポップでかわいいテキスタイルを施せば興味を持ってもらえるかもしれないし、そんなところがSOU・SOUらしくて良いのではないか。
こんな想いもあり、風呂敷をベースにSOU・SOU布袋の商品が誕生します。
現在のSOU・SOU布袋の店舗
SOU・SOUの和装に合う鞄
SOU・SOU布袋で販売している鞄は「SOU・SOUの和装にも合う鞄」がコンセプト。
よくあるトートバッグやリュックサックはありません。
風呂敷が進化したような鞄がSOU・SOU布袋の定番のデザインとなっています。
SOU・SOU流の和装にも、着物にも合う鞄
「道行小筥(みちゆきこばこ)」
昔からある日本のエコバッグ
「伊勢木綿 小巾折(こはばおり)」
かわいくてオシャレながま口
昔から日本人に馴染みのある「がま口」。
SOU・SOU布袋がオープンした当時は、どちらかと言えばおばあちゃんのお財布。
かわいいがま口は今ほどたくさんありませんでした。
しかし、SOU・SOUではカラフルでポップテキスタイルのがま口にハンドを付けてバッグ風にして、それを若い世代の子たちが持てばきっとかわいい!
そんなイメージでオリジナルのがま口を作りました。現在は若い世代だけでなく老若男女に手にとっていただいているSOU・SOU布袋のアイコン的なアイテム。「パチン」と閉じるがま口の音は普通のポーチや小物入れとは違う魅力です。
紐を付け替えればショルダーとしても使用できる
「がま口(大)」
最後に・・・
お客様のご来店とともに「かわいい!」という一声をいただくことも多く、店内はお客様と私たちスタッフとの「かわいい」が共鳴する空間でもあります。
風呂敷から始まったSOU・SOU布袋、現在はテキスタイルのバリエーションが豊富な小巾折や一切袋など、どこかしら風呂敷のイメージもありながらも、より機能的で色々なシーンで使える鞄などが並びます。
また、店頭だけでなくSNSなどを通じて風呂敷の活用法などもご紹介しています。もっと便利で身近に、そしてオシャレにSOU・SOU布袋の商品を楽しんでいただけたら幸いです。
《つづく》
それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「SOU・SOU 布袋(ソウソウ ホテイ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“いろいろ小巾折!その八/黒澤 桂子”
朝晩と肌寒く、鍋が美味しい季節になってきました。
みなさまこんにちは、黒澤です。
現在約60柄ほどある「伊勢木綿 小巾折」。
今回はその中から3つご紹介いたします。
コーディネートのワンポイントにしても良し!
小巾折を主役にコーディネートしても良し!
それではいってみましょう~!
■ 伊勢木綿 小巾折/花がさね 黒紫(くろむらさき)
■ 伊勢木綿 小巾折/日々(ひび) 黄昏時(たそがれどき)
皮一寸 長(ひいき なが)/濃縹(こきはなだ)を付けて肩掛けに。
■ 伊勢木綿 小巾折/とり まどろみ
小巾折はエコバッグとしてもお使いいただけます。→ ★
お出かけのお供にいかがでしょうか。
- コメント
-
黒澤店長と言えば小巾折ですね~!
私はエコバッグとして愛用しております。
友人に作ったものをプレゼントしたら、大変便利!と喜ばれました。小巾折愛用者、増やしていきたいですね☺chabo様
エコバッグとしてご愛用いただいているとのこと、誠にありがとうございます。
いろんな方に小巾折使っていただけるよう、これからもおすすめしていきます!!
- スタッフ(黒澤)が最近書いた記事
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先日(10/30)Yousou.に予約商品を受け取りに行きました。その時に「いらっしゃらないかな…」と思っていたのですが、お会いできず残念でした。
当日、予てから購入したいと思っていた「申」のがま口(小)と小巾折を買いました。
がま口は柄の出方を選ぶことができてよかったです♪^^
(早朝の仕事をしているので、「申」の計り売り生地で「くびまき」としても愛用しています!)
風呂敷といい地下足袋といい… 日本人が日常生活の為に生み出したモノたちは、何て素晴らしいのでしょう! それに気付かず過ごしている方々は「勿体ないことしてるな…」と思います… これらのモノたちが現代の日常生活でも「あたりまえ」な世の中になるといいですね…^^
ORまねきねこ様
コメントをいただきましてありがとうございます。
また、その節はご来店いただいたとのこと重ねて御礼申し上げます。
「申」のアイテムいいですね!私も申のがま口を愛用しています。
便利なものは沢山ある時代ですが、私は日々店頭で風呂敷やがま口などの魅力をお伝えできることがとても楽しいです。
ぜひ多くの方に手に取っていただける機会がありましたらと思っております。
また、店頭でお目にかかれる機会があればと存じます!!
風呂敷で色々なものをさりげなく包んでパッと解いて見せたら、小粋でぶち格好えぇなぁ〜(^.^)と思いつつ、やっぱエコバッグの方が手軽やなぁと手を伸ばしてしまいます。(笑)
そういう私も"知多木綿 刺子 小巾折 穏/薄氷景色"や"道行小筥 染竹 小/鉄紺""革 一切袋/燻銀"をその日の気分で使い、毎日の通勤用にSOU・SOU×Y’SACCS フェイクレザー トートガマ 大/濡羽色×SO-SU-U昆を愛用しています♪
「傾衣」の和装にもぴったりでえぇですねぇ♪
ところで、「SOU・SOU布袋」では"小さいふ"もありますが、個人的には"金襴緞子"の再販を願っておりますが、実現無理かなぁ〜(´-`)
kazu-endlix様
コメントをいただいましてありがとうございます。
また、たくさんのSOU・SOUの袋物をご愛用いただき嬉しい限りです!!
用途に合わせて都合よく使い分けていただくことが一番です。
お仕事でも傾衣スタイルでも、たまに風呂敷使ってもエコバッグでも自由に楽しんでいいとこ取りしてくださいませ!
また、小さいふ。のご意見は社内にて共有させていただきたいと存ます。
私たちが初めて伺ったのが布袋さんでした。
その日はSOU•SOU好きな友人へのプレゼントを買いに行ったのですが、可愛い商品の数々にどれが良いか迷っていたところ、スタッフの方がアドバイスしてくださり、友人大喜びの品を選ぶことが出来たのです。
実はその時すでに病気で入院が決まっており、準備等で気持ちも凹んでいましたが「頑張って治療し、退院したらまた来よう。自分にご褒美を買ってあげよう!」と心に決めてお店をあとにしたのでした。
まだ完治とは行かないものの、仕事も出来るようになり、今やすっかりSOU•SOU大好きです。
そういう意味でも布袋さんは特別なお店です。
chabo様
コメントをいただきましてありがとうございます。
布袋での素敵なエピソード、SOU・SOUのいちスタッフとしてとても嬉しく思います。
布袋の店内は見渡す限りポップでカラフルなテキスタイルが目に入るので、少しでも明るい気持ちになっていただければな何よりです。
ぜひまた遊びにいらしてくださいませ!いつでもお待ちしております!
そして、寒くなってきましたのでご自愛くださいませ。