一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“じんべいを着て外遊び /申 セミ”
一気に暑くなった最近
皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
元々暑がりの私は
暑い日はどこにも行かず、エアコンをつけて家で休憩するタイプです。
ところが、今年の夏は外遊びが大好きな子供のため
室内遊びはほぼできません。
子供が歩き始めてから迎える初夏です。
いせもめん こどもじんべい/まがさね かわべり こどもMサイズ
私は家の中でエアコンをつけて遊びたいですが
保育園から帰ってきたら雨の日以外は基本外遊びです。
最近、'鼻'の単語を教えてあげましたが
鼻ほじりに夢中でございます。
公園も行ったりしますが
最終的にママはクーラー付きの室内に向かいます。
いせもめん こどもじんべい/そすう ごしき こどもMサイズ
室内最高!
皆様も
水分摂取や室内、屋外活動は適切なバランスで
熱中症に気をつけてくださいませ。
お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ
“<進呈中>SO-SU-U柄オリジナルグラス”
<進呈中>SO-SU-U柄オリジナルグラス
SOU・SOUから夏のご挨拶を。皆様の日頃のご愛顧に感謝し、涼しげなSO-SU-U柄(19周年仕様)のグラスを進呈いたします。
【期 間】7/14 (木)~無くなり次第終了
【特 典】商品合計7,000円ご注文毎に『SO-SU-U柄オリジナルグラス(非売品)』1点進呈※上限3点
【実施店舗】netshop/実店舗(別条件)
お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ
お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ
“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”
SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
店舗の雰囲気や商品の魅力を少しでもお伝えできればと思っておりますので、よろしければぜひご覧くださいませ。
今後のLIVE配信スケジュール
※各回 20:00~配信本日!!
スタッフおすすめ夏アイテムご紹介! 20:00~ >>SOU・SOU公式Instagramはこちら >>SOU・SOU公式YouTubeはこちら
一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOUあれこれ【番外編】& SOU・SOU×京都芸術大学 貫頭衣展【3】”
本日は日曜日!ではありませんが、番外編をお届けいたします。
SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田 由が書きますので皆さまどうぞお付き合いくださいませ!
ぎおんししまい
祇園獅子舞
1500年もの歴史がある『八坂神社 祇園獅子舞』が、3年ぶりにSOU・SOUへ!ネットショップディレクターの矢寺が舞手として参加する獅子舞のお稽古場へ潜入取材して参りました。その歴史や舞台裏などをお伝えすることで、また違った楽しみ方をしていただけるかと思います。ぜひお付き合いくださいませ。
6月某日@八坂神社
「ほんなら現地集合でー!」と言い残したnet shopディレクター矢寺の指示通り、訪れたのは「祇園さん」こと八坂神社。すっかり陽は暮れ、鴨川の提灯が並ぶ景色を横目にSOU・SOUから歩いて10分程度。
昼間とは一変し、参拝客もまばらな夜の八坂神社を本殿に向かって進むと、境内からお囃子が聞こえてきます。本殿の前にある舞殿(ぶでん)では矢寺が所属する八坂神社祇園獅子舞保存会のお稽古真っ最中です。
八坂神社祇園獅子舞保存会
平安時代の絵巻物にも登場する約1500年の歴史を持つ八坂神社の獅子舞。ケタ違いの歴史ですが、歴史は古くともまだまだ分からないことが多いそうです。
実は八坂神社の獅子舞は長く伝統的に続いてきた獅子舞ではなく、一度は途切れた歴史を近年になり復活させたのが現在の八坂神社祇園獅子舞保存会です。
獅子舞の演舞は約9分。全体の動きに緩急はあるものの、縦横無尽に激しく動き回る獅子舞。ぐっと高く威嚇するようなポーズや、ドンっと床を強く叩き蹴る動き、足先まで研ぎ澄まされた表現の豊さに驚きます。
獅子舞は前後2人。雄獅子と雌獅子2対一対ですので4人の息を合わせて獅子舞を舞います。前を担当する人は全体の動きに加え口の動き、耳の動きなどの細かい動作を担当します。後ろを担当する人は前の人の腰に手を回し、中腰になって後ろの動きをサポートします。
獅子舞内部に潜入!
特別に私も獅子舞の内部の世界を体験させてもらいました。獅子舞の頭部は紙を貼ったもので作られており、軽量化されていますがそれでも前頭部で獅子の頭部を支えると首にぐっと重心が乗ります。口の開閉は紐を引っ張ることでパクパクと操作できるようになっています。
勢いよく紐を引っ張るとものすごい勢いてガブーーーっと口が閉じるので、人の頭を噛むとなると力加減は必須。
前は口が開くものの、口から視界を確保すると獅子の顔が上向きになるため、常に斜め下へと目線を落とさないといけません。そうすると視界が想像以上に狭くなり、急に足元が覚束なく不安になります。後ろへ下がる時は、息を合わせてがらなければひっくり返りそうです!
何より獅子の動体は分厚い麻のため、ずっしりとした麻の重量が全身にのしかかり中はサウナ状態。視界が狭く激しい動きは想像以上の訓練と信頼関係が必要です。ほんの少しの時間でしたが、汗だくになり腕はプルプル、足元もよろよろ。
祇園獅子舞の皆さん
お稽古に参加していたのは4人。驚くことに矢寺以外、全て女性メンバーです。高校生とお母さんの親子や社会人まで、幅広い年齢層ですが、皆さんの華奢な体からは想像できないパワフルな動きに終始圧倒されました。
八坂神社祇園獅子舞は祇園祭の花笠巡行に随行する他、5月に行われる御田祭(八坂神社の奉納され神事に使用される稲)に奉納したり、時には老人ホームへ慰問など、披露の機会は様々です。(※2022年の花笠巡行は中止)
さて、祇園祭は疫病の退散を祈願して行われるお祭り。獅子舞は人の頭を噛むことによって、その人についた邪気を食べ、悪魔祓いや疫病退治の意味があります。特に子どもの場合は厄除けの効果が強くなるともいわれており、学力向上や無病息災、健やかな成長にご利益があるそうです。
獅子舞のご利益と合わせて、獅子を舞う保存会メンバーの皆さんのエネルギーがとってもパワフルでこちらにも肖りたいところ。子供の必死な泣き顔も獅子舞の景色の一部かもしれませんね。
SOU・SOUと祇園獅子舞
日本の文化的なものに好奇心が強いスタッフが多いSOU・SOUですが、実際に伝統文化に携わることの困難さを実感しているもの事実。「伝統」というと大袈裟にも感じますが、獅子舞のお稽古を取材に行き、派手なことよりも些細なことを積み重ねることが本質なのだと感じました。
矢寺もふとしたキッカケで始めた獅子舞、仕事の合間や休日にお稽古に行ったり行事に参加したりと約10年間活動してきました。簡単に真似できることではありません。同じSOU・SOUのスタッフとして誇らしくあります。
そして私たちは毎年、SOU・SOUに獅子舞が来るのを楽しみにしています!!ちなみに、獅子舞にガブっとされるお手本の姿勢はこちら。ぜひご参考までに・・・。
(2019年撮影)
《つづく》
↓続いて京都芸術大学空間演出デザイン学科の学生よりお知らせを。
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SOU・SOUのブログをご覧の皆様、こんにちは!
京都芸術大学 空間演出デザイン学科 3年生です。
貫頭衣とは弥生時代に着用されていたシンプルな構成の衣服のことで、袖と見頃が一続きになっており、広げると四角い布になります。
今回販売している貫頭衣は2種類です。
まず1つ目は長方形衣です。
名前の通りワンピースのような縦長の形になっております。
2つ目は四角形衣です。
着丈が長方形衣より短く、Tシャツのような感覚で着ていただけると思います。
デニムやスカートなど合わせて自分なりのコーデを組んでみてください。
いよいよ明日から販売スタートです!たくさんの方に手に取っていただけることを願っています。
今年は、2年ぶりに店頭で販売できることになりました。実際に手に取って見てもらえることを嬉しく思います。
【SOU・SOU×京都芸術大学 貫頭衣展】
場所:SOU・SOU おくりもの2階
期間:7月15日(金)~ 7月17日(日)まで
12:00〜20:00 ※17日は12:00〜18:00
是非お越しくださいませ!
またインスタグラムでは制作風景や作品の画像をアップしています。学生で運営していますのでぜひ一度目を通してていただけると幸いです。
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「獅子舞(ししまい)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“京都とSOU装/猿渡 つぐ海”
みなさま、こんにちは。
ネットショップスタッフ猿渡です。
関西は6月末から猛暑日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、私の個人的な話にはなりますが、京都に来て7年ほど経ちました。
京都に越してきたばかりの頃は、街中で見かける和装の方の多さに驚いたものです。
街往く下駄の音に混ざりたいなと思っていた7年前…。
みかも焼下駄/小町 麻 亜麻色(こまち あさ あまいろ)
今では下駄は夏の必需品アイテムになり、休日にSOU装で散歩をするのも楽しみのひとつになりました。
初めて京都に来たのは小学校の修学旅行でした。
その時以来の久しぶりの京都タワー。
SOU・SOUを見つけるきっかけにもなった柳小路。
ただ歩くだけでも特別に楽しい気持ちになるお気に入りのSOU装。
皆様もぜひ、SOU装で京都の思い出の場所を巡ってみてはいかがでしょうか。
お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ
“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”
SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
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一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“SOU・SOU×京都芸術大学 貫頭衣展【2】”
本日も京都芸術大学空間演出デザイン学科の学生よりお知らせを。
=====
SOU・SOUのブログをご覧の皆様、こんにちは!
京都芸術大学 空間演出デザイン学科3年生です。
本日も7月15日から販売される貫頭衣の作業風景をご紹介いたします。
貫頭衣とは日本の弥生時代に一般的に着られていた衣服で、布の中心に穴が空いており、そこに頭を通して着る、という原始的な形の衣服です。
貫頭衣を平たい場所に置いてみると、四角い布の状態になります
そしてこの伊勢木綿を縫い合わせ貫頭衣ができあがります。
ここから学生たちが各々の「音と色」を表現していきます!
水滴のような模様、お花の絵柄などさまざまです。これらの貫頭衣は全て1点物になります。
ぜひお気に入りの貫頭衣を見つけてみてください。
今年は2年ぶりの店頭販売に加えて祇園祭も開催されます。お祭りに来られた際にはぜひSOU・SOUにも足を止めてもらえると嬉しいです。
【SOU・SOU×京都芸術大学 貫頭衣展】
場所:SOU・SOU おくりもの2階
期間:7月15日(金)~ 7月17日(日)まで
12:00〜20:00 ※17日は12:00〜18:00
是非お越しくださいませ!
またインスタグラムでは制作風景や作品の画像をアップしています。学生で運営していますのでぜひ一度目を通してていただけると幸いです。
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「京都は水曜定休」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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テキスタイルデザイン / SOU・SOUオリジナルのテキスタイルデザイン紹介
“水筒 平成21年”
昔、水筒。今、ペットボトル。
(脇阪 克二)
Water Bottle (2009, by Katsuji Wakisaka)
In the past, water bottles.
Today, plastic bottle.
| English translation by Karen Yiu |
Gourde (2009 par Katsuji Wakisaka)
Autrefois, la gourde. Maintenant, la bouteille en plastique.
| Traduction française par JB&B |
水瓶 (2009, 脇阪 克二)
在過去,是水瓶。今日,是寶特瓶。
| 中譯 : 莊 幃婷 |
一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“あのときあの場所で 其の9/澤田 真二”
「あの頃はよかったなー」ではなく「今が自分史上最高」と思うように過去の自分と現在の自分を見比べてみる。
過去はポロシャツ&ショートパンツスタイルで洋服時代のDMを指差し確認。
現在は高島縮 風靡上とえんゆう穿きの不可思議柄でセットアップ風にキメて、15日から開催される『SOU・SOU × 京都芸術大学 伊勢木綿貫頭衣展』の案内を指差し確認。
撮影場所 P-91ビル
過去撮影時期 2007年7月
現在撮影時期 2022年7月
SOU・SOUおくりもの2階で開催。学生たちの力作、どんなんかなぁ。。
「昔はよかったなぁ~」と言わないよう今後も傾いていこう。
なんせSOU・SOUのアイテムは年を重ねるごとにカッコ良く着飾れるんやから。
(※過去撮影のアイテムは販売しておりません。全て私物です。)
高島縮 40/40 風靡 上 片身替わり/赤錆色×不可思議
高島縮 20/20 えんゆう穿き/不可思議
スタッフコーディネート /
“スタッフ/大澤 祐子”
<身長>
161cm
<着用商品>
麻 小袖莢 短丈/鉛丹色
高島縮 20/20 長方形衣 組 裾文様/留紺×やたら編み女Fサイズ
伊勢木綿 20/20 広形もんぺ/半分縞 生白
貼付つっかけ足袋/SO-SU-U昆 薄墨色Sサイズ
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SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
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SOU・SOU わらべぎ 20:00~
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“SOU・SOU×京都芸術大学 貫頭衣展2022【1】”
本日は京都芸術大学空間演出デザイン学科の学生よりお知らせを。
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SOU・SOUのブログをご覧の皆様、こんにちは!京都芸術大学 空間演出デザイン学科の3年生です。
京都芸術大学空間演出デザイン学科3年生17名が、テキスタイルブランド「SOU・SOU」とコラボレーションし、貫頭衣をデザイン、制作し、販売します!
今年は、2年ぶりに店頭で販売できることになりました!
(店頭販売終了後は、オンラインでも販売いたします。)
販売最終日17日までSOU・SOUブログページをお借りし貫頭衣の魅力、販売の様子など発信していきます!
貫頭衣とは?
日本の弥生時代に一般的に着られていた衣服で、布の中心に穴が空いており、そこに頭を通して着る、という原始的な形の衣服です。
貫頭衣を平たい場所に置いてみると、四角い布の状態になります。
素材は三重県の伝統工芸品「伊勢木綿」。昔ながらの先染めで古布のような素朴な風合いを持った布です。また洗う度に柔らかく肌触りの良い生地になっていくのが特徴です。
今年のテーマは「音と色」。
聞こえる音と聞こえない音、目に見える色と目に見えない色、それぞれの解釈、デザインで、貫頭衣に落とし込み表現しました。
▼講義風景
音は色で表すことができない。色は音で表すことができない。
貫頭衣を通して形のないものに、形を与えました。私たちの作品から日常のなかに寄り添っている「音と色」を感じて欲しいです。
商品は全て一点ものになります。
【SOU・SOU×京都芸術大学 貫頭衣展】
場所:SOU・SOU おくりもの2階
期間:7月15日(金)~ 7月17日(日)まで
12:00〜20:00 ※17日は12:00〜18:00
是非お越しくださいませ!
またインスタグラムでは制作風景や作品の画像をアップしています。学生で運営していますのでぜひ一度目を通してていただけると幸いです。
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「貫頭衣展(かんとういてん)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“古都の愉しみかた/寺田 由”
SOU・SOUがある京都の中心、四条河原町はどこを歩けど祇園祭のお囃子「コンチキチン」の音が聞こえてきます。
初めて聞いても、どことなく「京都」を感じることのできる不思議な音色です。
祇園祭を目的に京都へお越しの観光客も多くおられますし、京都に住まわれている方も祇園祭にまつわる思い出があるのではないでしょうか。
さて、私は鞄の中に必ず本を携帯しています。
熱心な読書家ではないのですが、スマホや手ぬぐいと同じで本がないと落ち着かない性分です。
本日は今の時期に読みたくなる一冊を、印象深い本文と一緒にご紹介いたします!
「古都」川端康成
川端康成の代表作の一つですので、ご存知の方も多いかもしれません。
(百恵ちゃん主演で映画化もされていました!)
京都を舞台に、生き別れた双子の姉妹が祇園祭の夜に偶然出会う切なく情緒的な作品。
四季折々の京都名所や名店が登場し、小説の中で京都を存分に楽しめるのもこの作品の魅力です。
川端康成が苦戦したと言われている京言葉も今では日常的に使われることが少なくなくなりましたが、風情を感じることができ耳障りの良い言葉だと思います。
なんとなくイントネーションも想像しながらお楽しみください。
◆「人間の娘も、あの杉みたいに真っ直ぐに育つとええかしらん。」
主人公が友人と青紅葉を見物しに高雄へ出かけた際、まっすぐに立つ北山杉を見た時の言葉。
SOU・SOUでもコラボレートしている鳥獣戯画が有名な「高山寺」の近くにはこんな景色が今も残っています。
丁寧に間伐された北山杉は今も日本建築に欠かせない貴重な材木です。
四方を山に囲まれている京都、実はこんな景色もあるんですよ。
◆「今日は、島村はんから、瓢正の笹巻きずしをたんといただきましたさかい、うちでは、おつゆだけでかにしてもらいました。」
主人公の家での食卓のシーン。
「瓢正」は現在も高瀬川沿いにある京料理店。
笹巻きずしがお店の名物(予約必須)で、実際に川端康成の好物でもあったそうです。
変わらぬ味が今も楽しめるのがファンにとっては嬉しいですね。
◆「お越しやす、お嬢さん。祇園祭で、いそがしいて、いそがしいて、ほんまの古いおなじみさんだけでかにしてもろてます。」
祇園祭の夜に主人公がお遣いに出掛けたのは「湯葉半」。
御池通から少し北へ上がったところにある雰囲気のある佇まいの湯葉のお店。
中には今も湯葉を汲み上げる作業場があります。
◆「今夜会うたこと、誰もいわしまへん。誓います。知っといやすのは、御旅所の祇園さんだけどす。」
この物語のハイライト、双子が出会いお互いに姉妹であると確信するシーンはSOU・SOUのすぐそばにある「御旅所(おたびしょ)」でのこと。
四条の寺町商店街前の横断歩道の南側にあるのが「御旅所」です。
大通り沿いで通り過ぎてしまいそうな
御旅所は八坂神社から出た神輿がお休みになるところで、祇園祭の際には御神輿が3基並びます。
祇園祭は華やかなお祭りではありますが、どことなく儚げ。
そんな繊細さや空気感を表現できる日本語っていいですね。
京都を愛した文豪は川端康成だけではありません。
文豪の愛したお店、名優の愛したお店が京都にはたくさんございます。
京都のガイドブックは数あれど、時には大人の古都を愉しむのもいかがでしょうか。
引用:「古都」川端康成 (新潮文庫)
読むだけで京都を感じられる小説!
早速購入して読んでみたいと思います(^^)
祇園祭のシーズンに京都を訪れたことがまだ無いのですが、毎日のライブ配信で聞こえてくる店内のお囃子のBGMで京都にいる気分になれます。
毎年必ずどなたかのブログ記事にも上がる御手洗祭もいつか参加してみたいです!
本を持ち歩いてないと落ち着かないという共通点に、嬉しくなりました(^o^)必ず読むとは限らないんですけどね…。
hika 様
コメントをいただきましてありがとうございます。
わかりますー!読むとは限らないし荷物にもなるのですが、ついつい持ち歩いてしまいます!
ぜひ一度、手にされてみてください!
御手洗祭りも祇園祭と同じくこの時期の欠かせない行事です。
春や秋もいいですが、夏の京都もおすすめでございます!
お越しの際はSOU・SOUにもお立ち寄りいただけましたら幸いです!
洛中は祇園祭一色になってきましたねぇ♪
私は百恵ちゃんの「古都」を劇場公開当時に観に行きました。
はんなりとした雰囲気に溢れた場面のイメージが微かですが、今も覚えています。
寺田さんも書かれています、御旅所のシーンがやっぱり印象的でしたね♪
今日から週末まで雨模様ですが、久しぶりの祇園祭を楽しみたいですねぇ♪
kazu-endlix 様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
百恵ちゃんの映画、一度見てみたいのですがなかなか見つからず。
でも、主人公のイメージと百恵ちゃんの大人びた雰囲気が絶対に合うような気がします!
今朝、御旅所では提灯が掛かり着々と準備が進んでいました。
いよいよ始まる!そんな気がしてワクワクしています!!
寺田さんが、百恵ちゃんの古都、とは意外でした。てっきり松雪泰子版が来るかと….。SOU・SOUのスタッフさん達とお話しすると、意外に「なんで、そんな古いの知ってんねん 世代ちゃうやろ 笑」と思う答を頂くことがあります。これも、店舗の楽しみの一つです。
ANN様
コメントをいただきましてありがとうございます。
松雪泰子さんの古都より、やっぱり百恵ちゃんの方が興味が惹かれてしまいます!
完全な親の英才教育(影響)のおかげです。
SOU・SOUのスタッフは意外と懐メロ好きが多かったり、昭和の映画に詳しかったり・・・
いやー、昭和っていい時代ですよね!!