一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和4年01月23日 日曜日号

お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ

“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”

SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
店舗の雰囲気や商品の魅力を少しでもお伝えできればと思っておりますので、よろしければぜひご覧くださいませ。

今後のLIVE配信スケジュール

 ※各回 20:00~配信

1/23(日)

SOU・SOU 着衣 20:00~

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一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【49】”

数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!



京都に住んでいると当たり前のようになっていますが、京都は和菓子屋さんの件数が日本一だそうです。
しかも、どのお店も歴史と受け継がれる銘菓が存在します。

そんな京都でも老舗中の老舗、恐らく日本で一番有名な和菓子やさん!

とらや
御多分に漏れず小さい頃は暖簾の前で「や・ら・と」と読んでいました。

室町時代後期、京都で創業されたとらやさんは現在も京都御所のお隣にお店があります。
冠婚葬祭、贈答品、季節の行事にとらやさんのお菓子には絶大な信頼感があるのは、きっと私だけではないのではないでしょうか。

さて、京都の一条にあるお店には菓寮が併設されており、お庭を眺めながら美味しいお茶とお菓子をいただけます。
とらやさんが大好きな私にとって、お正月には初詣よりも外せない場所です。

一月の松の内には「花びら餅」。
花びらもちは宮中行事食の「菱葩(ひしはなびら)」を元に作られ、明治時代に裏千家のお家元が初釜でお使いになられたのがきっかけで全国で親しまれるようになったそうです。
お餅の中には蜜炊きされた甘いゴボウと塩味の味噌という不思議な組み合わせですが、見た目もさることながら完成された控えめな美味しさは、なんとも京都らしい雅なお菓子。
残念ながらこちらの花びら餅は期間限定ですので、次に口にできるのはまた来年となります。

ですがもう一つ、個人的に声を大にしてオススメしたい!とらやさんの銘菓がこちら。

「虎屋饅頭」
「べっぴんさん」な見た目の虎屋饅頭は蒸すことでふんわりと広がる甘い酒の風味にふわふわしっとりの生地と餡子がたまらない酒饅頭。
シンプルなだけに誤魔化しのない真っ直ぐな美味しさは心までほっこりとさせてくれます。
私のこの説明で美味しさの魅力をお伝えできるかわかりませんが・・・
とにかくおかわり5つくらい食べたくなる美味しさなのです。

毎年、お正月に家族で新年のご挨拶に伺う先で必ずいただいていたこの虎屋饅頭。
一段と冷えるお正月に、蒸したてで湯気の立つふんわりふかふかの虎屋饅頭とお薄。
なんて幸せなんだろう!と子供ながらに思い、大人になっても一年に一度の楽しみでした。
なかなかご挨拶に伺えないご時世となってしまいましたが、今年はとらやさんでいただくことができて幸せなひとときとなりました。

お茶の文化とともにお菓子も様々、特に京都は一年を通してお菓子で季節を感じることも多くお菓子屋さんを巡るのも楽しいかもしれませんね。
また、季節のお菓子をご紹介できればと思います。

《つづく》

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それでは、また明日。

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【今日の合言葉】

「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」

・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。

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アバター画像(若林)
コメント
  • 「虎屋饅頭」、ころんと可愛い~おいしそう(>v<)
    お茶にはお菓子がつきものですね。
    家は相方、「とらや」と言ったら羊羹!と、年末出張のお土産でした。
    老舗には色々とドラマもロマン?もあり、昔ながらの善きことを引き継いで。
    数寄屋大工さん、SOU・SOUさんも\(^o^)/
    受け継いでゆく、繋いでゆく誰かが居ないと・・・ね!

    • よっ!様
      コメントをいただきましてありがとうございます。
      そうですね!
      とらやさんと言えばズッシリ重たい羊羹もお土産の定番ですね。
      老舗ですが、新しいお菓子も次々と登場するとらやさんからは目が離せません。

  • 今日訪れた鎌倉の一条恵観山荘内の茶寮にて、季節限定メニューとして花びら餅を見かけました!

    しかし食いしん坊な私は、よりボリュームのある白玉あんみつにしてしまいました…先に寺田さんのブログを読んでいればよかったです!

    ブログは朝イチに見ないとですね。

    • yk様
      コメントをいただきましてありがとうございます。
      「一条恵観山荘」鎌倉にこんなに素敵なところがあるとは存じませんでした!
      私もいつも、お善哉やあんみつに目移りしそうになります。
      白玉あんみつもいいですね〜!
      機会がございましたらぜひ、花びらもちも召し上がってみてくださいね。

  • おかわり5つ!!
    ものすごくリアルな数字で、笑っちゃいました・・・。
    季節のお菓子、ぜひ教えてください。冬は寒くて、嫌になっちゃうけど、抹茶が恋しい季節ですよね。
     季節の和菓子・・シリーズ楽しみにしています。

    • はな様
      コメントをいただきましてありがとうございます。
      花びら餅とお饅頭、選びきれずに1人で両方食べてしまったのはここだけの話です(笑)
      お菓子とお抹茶、よくできていますよね。
      また、私の食いしん坊な話しにお付き合いいただけましたら幸いです。

  • 寺田さん、いつも茶室彼是を「へぇ〜、なるほど〜」と思いながら拝見しています。鎌倉の一条恵観山荘は京都から移築した建物と素敵なお庭で、関東にいながら京都を感じられる貴重な場所です。私は紅葉の時期に行きましたが、コメント欄を読んでまた行きたくなりました。寺田さんも関東にいらしたら是非!

    • ちえ様
      コメントをいただきましてありがとうございます。
      「一条恵観山荘」のHPを拝見して歴史ある趣のある建物に一度、訪問してみたいと思いました!
      鎌倉は山も海も近くて、素敵な場所ですよね。
      江ノ電も大好きです。
      私も皆さんに素敵な場所や地域のことをお教え頂けて楽しくコメントを拝見しております。
      また、ぜひお教えいただけましら嬉しいです!

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“使ってもらえる『ご祝儀袋』/鄧 君威”

台湾から来ました、鄧です。今年もよろしくお願いいたします。
年があけました。一月も下旬になりましたね!
皆様、この一ヶ月はどう過ごしているのでしょうか。

日本は年があけましたが、台湾は1月31日から旧正月の休みに入ります。
台湾も日本と同じで、お正月にお年玉をあげたりもらったりという習慣があります。
ただし、違うところは日本のご祝儀袋は白がフォーマルですが、台湾の場合は赤いご祝儀袋で贈ります。
中国語では「紅包」(ホンパオ)と言います。中華圏では赤色が縁起の良い色だとされております。

ところで、せっかくいただいた可愛いご祝儀袋、そのまま捨てるのはもったいない!と思っている方もいらっしゃると思います。
お互いが嬉しくなれる、相手の好みと自分らしさも兼ね備えたオリジナルのご祝儀袋を作ってみませんか。
今回は、手ぬぐいを使ったご祝儀袋の作り方を紹介させていただきたいと思います。

<材料・作り方>

■材料(材料費:¥825〜)
・手ぬぐい (ひめ丈または普通丈) 
 ※今回使った手ぬぐいは伊勢木綿 手ぬぐい(ひめ丈)/SO-SU-U昆 大 鴇色

・水引、中袋、短冊(ダイソーで購入可能)



■作り方

1.表に出したい柄を下向きにして手ぬぐいを置きます



2左寄りに中袋を置き、手ぬぐいを折ります



3.右側を2回折ります
→このとき左側が約1cm見えるように折り方を調整します




4.手ぬぐいを裏返します


5.先に上側を折ってから、下側を2回折ります





6.水引を通して、短冊を差し込みます




7.完成!



とても可愛くて簡単に仕上げることができるので、日本の方も海外の方も活用していただいたら幸いです。


動画もあるので興味がある方は是非チェックしてみてください。


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