お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ
“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”
SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
店舗の雰囲気や商品の魅力を少しでもお伝えできればと思っておりますので、よろしければぜひご覧くださいませ。
今後のLIVE配信スケジュール
※各回 20:00~配信9/19(日)
SOU・SOU 傾衣 20:00~
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一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【39】”
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!
忘れもしない、二十歳の冬の日のことです。
東京の現場で仕事をしていた父の元を、学校帰りに訪ねては父の仕事を眺めていることが度々ありました。
いつものように現場を行くと、その日は京都から表具師さんがやってきて黙々と作業をしていました。
「表具師(ひょうぐし)」というのを認識したのはこの時かもしれません。
表具師は掛け軸や屏風、茶室であれば障子や襖などの「紙」の部分を担う茶道や数奇屋建築とは切り離せない職人さんです。
和室が少ないと言えど、まだまだ日本全国にいるであろう表具師。
なぜ東京の現場にわざわざ京都から職人が来ていたかというと、その答えは茶室の表具にあります。
もし、ご自宅に障子がある方はぜひ見比べてみてください。
何が違うかお気づきですか?
茶室の障子には障子の真ん中にところどころ線が入っています。
これは「継張(つぎばり)」(「石垣張り」とも言います)という手法。
あえて紙と紙をつなぎ合わせています。
今は障子紙といえば建具に合わせた大きな紙がすぐ手に入ります。
ですが、昔は手で漉いた紙がとても貴重な物で、障子に使用する紙を少しも無駄にしないため継張りになったそうです。
後付けかもしれませんが、継いである部分が美しい陰影となりデザインとして成立しているようにも思えます。
この貼り方も流派によって少し違いがあるのですが、SOU・SOU茶室は継張りの意味合いも考えて、より合理的で紙を無駄にしないように表千家の貼り方になっています。
さて、話は戻り表具師の職人さんに出会ったときのこと。
私はこの時に初めて継張りの障子を知りました。
「お嬢ちゃん、お家の障子見てみぃなぁ、全部ちゃんと継張りしてあるさかいにー。」
なんと!自分の家の20年目の真実!
お恥ずかしい話、いかにぼーっと生活していたのかがわかる衝撃的な出来事でした。
サーッと紙を断つ音、僅かな幅に紙を継ぐ時には思わずこちらの息がグッと止まるほど。
無駄のない職人の手元は見飽きない動の美しさがあるものです。
そして、ただ紙を張るだけはありません。
湿気や乾燥などの影響を受けやすい和紙、あまり強く張りすぎても弱く張りすぎてもいけない。
そして紙によって「張り」の具合が変わるため、糊が乾いた状態を想定しながら調整して張っているとのこと。
上等な紙ほど扱いがややこしいそうです。
これが職人技か!と、えらく感動して表具屋さんが来る日はいそいそと現場に同行していました。
その時に出会った職人さんに、SOU・SOU茶室の障子もお願いしました。
障子紙はSOU・SOUともご縁のある京都の静好堂中島さんから。
ちなみにSOU・SOU茶室の障子紙は京都迎賓館と同じ障子紙を使用しています。
それを知ってから、万が一のことがあったら怖いので障子には近寄らないようにしています・・・。
《つづく》
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“私のお仕事/仲嶌 梓”
こんにちは!ネットショップの仲嶌です。
来月で入社して5年目を迎えます。
昨年店舗からネットショップに異動したこともあり、まだまだ新鮮な気持ちで働いています。
今回は、そんな私が普段どんな仕事をしているのか簡単にご紹介します!
私は「動画制作」をしています。
モデルが商品を着用して動いている様子や商品の説明・使い方などを撮影し、動画編集ソフトを使って動画を作っています。
動画制作ってなんだかかっこいい響きですが、動画は未経験、勉強したこともなく、カメラも詳しくなく、、、わからないことだらけのド素人です。
日々新しいことを吸収して、できることが少しずつでも増えていくのが楽しいです。
楽しいと思える仕事ができている私はラッキーだなと思います。
まだまだ理想とは程遠いですが、個人的にお気に入りの動画をご紹介します。
よろしければご覧くださいませ。
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■SOU・SOU×POKETLE
ポケトルページで使用するために作りました。
初めて外で撮影した思い出の動画です。撮影も編集も楽しくさせていただきました!
■How To シリーズ
テンポよく、わかりやすくをモットーに作っています。
まだ本数が少ないのでこれから増やしていけたらと思っています。
こちらは最近の中で特に人気だったティッシュボックスカバーの作り方。
■着衣・傾衣・ルコック予約告知動画
予約開始前に公開している動画です。こちらは今年のルコック秋予約に向けて作った動画です。
お客様にわくわくしていただけるような動画を作るように心がけています。
■ひろあきさん動画
ひろあきさんのコーディネート紹介、毎回ご好評いただいております。
サムネイルの可愛らしいひろあきさん達にもご注目くださいませ!
■伊勢木綿の唯一の織屋『臼井織布』
撮影は参加できなかったので編集のみですが、臼井織布さんの魅力をお伝えできるよう、色合いやBGMにもこだわりました。SOU・SOUがお世話になっている工場はまだまだございますので、今後もご紹介させていただければと思います。
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以上でございます!
これからも勉強して、お客様に楽しんでいただけるような動画を作っていければと思っておりますので、あたたかくご覧いただけましたら幸いです。
ちなみにYoutubeに投稿している動画が一番高画質で綺麗です。
よろしければチャンネル登録お願いいたします!
- コメント
-
一緒にそんなお仕事したい(>v<)と、思いつつ、スキルを身に付けなきゃ(^^;)
いつかいつかと思いはしつつ、・・・(vv)
いつも楽しく拝見しております。これからも色々配信、お願いしますm(_ _)mよっ!様
コメントありがとうございます。
いつか機会がございましたらご応募お待ちしております!
また、いつも動画をご覧いただいているとのこと、とても励みになります!
今後もお付き合いいただけましたら幸いです。
- スタッフ(仲嶌)が最近書いた記事
- 関連記事
流派によっての障子紙の貼り合わせなんて、思いもしませんし、知らないことだらけ、いつもありがとう、寺田さん。
20年目の素敵な気付き、良かったですね(^^)
まだまだ知らないこと、沢山だと思うので、これからも色々、お願いしますm(_ _)m
よっ!様
いつもコメントをいただきましてありがとうございます。
お恥ずかしいことですが、障子の継張りに気がついてから少し景色が変わったような気がします。
今後もお付き合いいただけましたら幸いでございます。
20年目の真実に気づかれた衝撃!ありますよね・・。見ようと思うものしか見えてない、私もしょっちゅうです。
今まで参加したお茶室の障子・・どんなだったか、思い出せません。(お菓子は覚えているんですけどね〜)
はな様
コメントをいただきましてありがとうございます。
わかります・・・ゲンキンな話ですが私もお菓子は覚えているのにお稽古の内容や先生のお話はすっかり忘れていたりします。
見ようと思うものしか見えていない、本当にそうですね。
心に刻みます!
こんにちは。
お茶の先生の家が表具屋さんでした。
職人の息子さんから聞いた話です。
とある自治体の公園の隅に茶室を建てるとき、表具のお世話をなさったそうです。障子のメンテナンスなども年一回、破れたら随時やっていたのですが、10年程経って自治体から随意契約を入札にすると通達があったそうです。
その後は入札に勝ったどこかのインテリア業者がメンテナンスすることになったそうなんですが、石垣張りを知らなかったらしく、張り終わった障子を茶道関係者から指摘されるまで茶室担当の職員も気づかず。
あげく、破れた箇所をすぐ直してほしいと依頼したら別料金ですと言われて往生してる、なんとか対応してくれないかと泣きの電話が入ったとか。
息子さんはもちろん断ったそうです。職人のプライドがありますよね。
お二人とももう鬼籍の方ですが、石垣張りを見てなつかしく思い出しました。
earth様
コメントをいただきましてありがとうございます。
きっとそれぞれのご事情があったにせよ、なんとも残念な気持ちですね。
昔は粗末であったものをあえてお金をかけて行うなんて今は贅沢な世の中なのだと思います。
でも、日本に昔から続く表具がずっと残って欲しいですね。
心に残るエピソードありがとうございます。