お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ
“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”
SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
店舗の雰囲気や商品の魅力を少しでもお伝えできればと思っておりますので、よろしければぜひご覧くださいませ。
今後のLIVE配信スケジュール
※各回 15:00~ 20:00~配信8/29(日)
夏休み企画 15:00~
SOU・SOU×ルコックスポルティフ 20:00~
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一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【36】”
数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!
SOU・SOU茶室の天井は、あれやこれや実はこだわりがギッシリ詰まっています。
何気ないことですが普通の天井と違うところ、お分かりでしょうか。
普通、天井は平で均一ですよね。
ですが、SOU・SOU茶室の天井には傾斜が付いています。
これは「掛け込み天井(かけこみてんじょう)」というもので茶室の天井によく使われる手法です。
この傾斜があることで素朴な景色を生み出し、より空間の雰囲気を演出する効果があります。
実はSOU・SOUの茶室は室内にあるため、配線やダクトと言った物質的なものをうまく避けさせ、尚且つ天井を低くさせないためにもなくてはならないものでした。
また、天井の方向性をご覧ください。
一定間隔に並んでいる竿縁(さおぶち)と言われる竹が床の間に向かって平行に配されています。
床の間に向かって直角に竿縁が向くことを「挿し床(さしどこ)」と言い、茶室の中で最も格の高い床の間に向かって竿縁が向くことが無礼とされ、また武士の時代には「挿(刺)す」と言うことを忌み嫌うような意味合いもあったそうです。
これは天井のみではなく、畳も同じで縁は床の間と平行に敷き並べられています。
父の話を聞いていて、なるほどなー!と思うことは多々ありますが、堅苦しく感じる決まりにも実は合理的な理由があったり、その反対に理由がありそうだけれど実は自由なこともたくさんあり、一括りに茶室と言っても棟梁の知識やセンスによって仕上がりが全く違うものになるのだということを感じます。
それぞれの意味を知れば、もっと親しみの持てる空間になるかも知れません。
《つづく》
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それでは、また明日。
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【今日の合言葉】
「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」
・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
テキスタイルデザイン / SOU・SOUオリジナルのテキスタイルデザイン紹介
“南天棒 雲水托鉢往還図 写し 令和三年”
雲水というのは雲や水のように
行方が定まらないまま
諸国を修業してまわる僧のこと
托鉢は 雲水が鉢を持って
家の前に立ち 施しの米や金銭を
鉢に入れてもらうこと
この図は南天棒という僧が
雲水が一団となって
歩いていく様を描いたもの
筆でサッサッと描いてあるが
雲水が旅する姿が
適確にかわいくとらえられている
(脇阪 克二)
Nantenbo - Procession of monks-recreation(2021, by Katsuji Wakisaka)
"Unsui" means to drift like clouds and flow like water, represents the monks who move freely without destination and travel from country to country for ascetic training.
"Takuhatsu" means mendicant monk carries a bowl and stands in front of a house, receving rice or money alms in the bowl.
This painting was produced by a monk named Nantenbo, showing the scene of Unsui group walking forward.
The drawing was done quickly with a brush and precisely captured the image of traveling monks in a lovely way.
| English translation by Alison Chuang |
Nantenbō - Retour du moine itinérant et mendiant - Réplique(2021, par Katsuji Wakisaka)
À l’image des nuages et de l’eau,
Le moine itinérant étudie à travers les pays
Sans avoir un chemin prédéfini.
Un moine mendiant est un moine itinérant
Avec en sa possession un bol
Qui, debout devant les maisons, demande
Charité sous forme de riz ou d’argent.
Ce dessin représente un moine nommé Nantenbō,
Qui marche un moine itinérant qu’il avait rejoint.
Même si ses coups de pinceaux sont rapides,
L’essence même du moine itinérant
Est précisément et joliment retranscrite.
| Traduction française par Jean-Baptiste Fauvel |
中原南天棒 雲水托鉢往還圖 再現(2021, 脇阪 克二)
「雲水」指如行雲流水般居無定所、雲游諸國的僧人
「托鉢」是雲水們持鉢站在百姓家門前,接受米糧金錢供養的化緣行為
這幅畫的原作者是明治・大正時代的臨濟宗僧侶南天棒
他用毛筆簡單畫出雲水們列隊步行的身姿
輕妙的筆致將修行之旅描繪得生動可愛
| 中譯 : 李 瀟瀟 |
→こちらのテキスタイルデザイン商品
(Textile products with this pattern)
今週のおすすめ / スタッフおすすめ!商品紹介
“特別編:長月の手ぬぐい『南天棒 雲水托鉢往還図 写し』”
9月の手ぬぐいは『南天棒 雲水托鉢往還図 写し』です。
明治時代から大正時代にかけて活動した、
中原鄧州(とうしゅう)という僧侶が描かれたものの写しです。
常に南天の棒を携えていたことから南天棒と呼ばれていたそうです。
往還図の名の通り、行き来する姿が正面図と後ろ図の二通りございます。
連なっている僧がなんともコミカルで可愛らしいですね。
並べて飾りたくなります。
- コメント
-
画面でパッと見て、「なんてかわいい~(>v<)」
9月、また、発注が多く成る・・(vv)(^^;)
あと3回の写し、楽しみです\(^o^)/これ、定期配送頼んだ方は2枚届くのかな?すごい!
よっ!様 コメント頂きまして誠にありがとうございます。
月の手ぬぐいで2種類柄を発売するのは稀でして、どちらもとても可愛く出来上がりました!
定期購買では還(正面柄)のみのお届けとなっております。
今年も残すところあと3回の『写し』、私も楽しみに致しております!
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今週のおすすめ / スタッフおすすめ!商品紹介
“特別編:長月の足袋下”
9月の足袋下は『南天棒 雲水托鉢往還図 写し』です
南天の棒を手に托鉢に出向く多くの雲水と
托鉢から戻ってくる雲水が二幅の掛け軸に描かれている
SOU・SOUの写しでは足袋下の左右に雲水たちが行ったり来たりと
修行に行って帰ってくる厳しく困難であろう道のりが
こんなにも可愛らしく描かれていて心がほっこりと温まるような一足です
今週のおすすめ / スタッフおすすめ!商品紹介
“特別編:長月のお干菓子セット”
長月のお干菓子が入荷いたしました。
背景は黄と橙の金平糖、数字は和三盆糖で出来ています。
朝夕は秋の気配を感じるようになってきましたがまだまだ暑い日中です・・・
夏の疲れが出ませんように、皆様もどうぞご自愛くださいませ。
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“夏の思ひで/岸上 愛”
燃え盛る夏の日差しの時もあれば、後半は雨模様が続いて涼しくなり、秋に近づいている気がします。
この夏も色々出かけることができたので、夏の思ひでをお付き合いいただければ幸いです…
■7月末■ 駆け込みで下鴨神社の御手洗祭へ
(上)この日は熱気と日差しが強めだったので、
帽子、くびまき、高島縮 長方形衣でフル対策をして行ってきました。
(下)下鴨神社内の「さるや」にてかき氷と申餅を頂きました!
1年ぶりのかき氷に全身SO-SU-Uのこの人はマスクを付けててもニヤケ顔で嬉しそうでした。
■8月中旬■ 初めての太秦映画村
京都に何年も住んでいたのに、行ったことがなかった太秦映画村に行ってきました。
映画村は時代劇の撮影をたまたま拝見できたり、忍者屋敷がとても楽しかったのですが、
この時はアニメや特撮のイベントがありそちらの写真ばかり撮ってました。
特に昭和~平成の等身大の仮面ライダーたちには大興奮致しました!!
(個人的にはBLACK RXが好き)
■8月下旬■ 1年後しのリアル脱出ゲームに参加
昨年のちょうどこの時期、こちらの脱出ゲームが中止になり諦めていたのですが、
今年の開催が決まり、数少ないジョジョ好きのスタッフ鍵和田と参加してまいりました。
脳みそフル回転して楽しく謎解きを体験いたしました!
ちなみに5部のとあるキャラクターをテーマに着用したのですが、皆様お分かりでしょうか…?
振り返ると、夏もあっという間でしたね…
ただいまSOU・SOU着衣、SOU・SOU lecoq sportifでは秋予約を開催中です!
来月は何を着ようかな~と秋の装いをじっくり考えようと思います。
- コメント
-
仮面ライダー、懐かしい(>v<)
岸上さんの御衣裳もステキ\(^o^)/相方さんも嬉しそう!
あと少し、夏も終わりですね・・。あっという間の1年かなぁ~~・・。よっ!様
コメントいただきましてありがとうございます。
仮面ライダー懐かしいですよね!私は1号~BLACK RXまでが大好きで、同行した斎藤(佑)よりも一人で大興奮してしまいました(笑)
とても充実した夏でしたが、時が経つのはあっという間ですね。
この思い出を忘れないように、今後も撮りだめていこうと思います!
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1枚目のお写真を見て、曲がってる?と(^^;)
それはそれで意味のある・・なのですね。
理由(わけ)が有って、そう成っている、であっても聞かないとわからないことだらけ。
寺田さんの茶室彼是で、へぇ~、ほぉぅ!と、毎週、本当に学ばせて頂いております。ありがとうございます。
これからも、まだまだ、色々、お願いします(SOU・SOUのお茶室、何度見ても良いなぁ~~と^^)。
よっ!様
いつもコメントいただきましてありがとうございます。
色々な研究や考え方があると思うのですが、私も聞かないと知らないことだらけなので父との茶室の会話を楽しんでいます。
(・・・すぐ忘れちゃうのですが。)
コロナ禍で、お茶会に参加できる機会は皆無となり、お稽古の回数や機会も制限されていますが、世の中が落ち着いたら、またお茶の時間を楽しみたいです。これまで、お点前や道具やお花と和菓子にばかり目がいきがちでしたが、「お茶室を楽しむ」新たな知る喜びを寺田さんに教えていただきました。毎週楽しみに拝読させていただいています。
はな様
コメントをいただきましてありがとうございます。
また、ありがたいお言葉までいただき恐縮に存じます。
拙い文章ではございますが、今しばらくお付き合いいただけましたら幸いです。
私はもっぱらお茶とお菓子に夢中ですが(笑)お稽古やお茶会も自由に楽しめるようになれるときが待ち遠しいですね!