一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和3年06月20日 日曜日号

お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ

“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”

SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
店舗の雰囲気や商品の魅力を少しでもお伝えできればと思っておりますので、よろしければぜひご覧くださいませ。

今後のLIVE配信スケジュール

 ※各回 19:30~配信

6/20(日)SOU・SOU 傾衣

6/21(月)SOU・SOU×ルコックスポルティフ

6/22(火)SOU・SOU 足袋

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本日発売! / 新商品のお知らせ


伊勢木綿 御朱印帳袋(ごしゅいんちょうぶくろ)

1,078円(税込)
御朱印帳がぴったり収まるサイズです。

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“茶室彼是(ちゃしつあれこれ)【27】”

本日は日曜日、数寄屋大工一家の箱入り娘&SOU・SOU傾衣の看板娘、寺田由のコーナーです!
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本日は茶室工事から少し寄り道をして、茶室とは切り離せない「金物」をご紹介いたします。

ホームセンターに行けば果てしない数の釘やネジ、ハイテクな錠などの建築金物がありますが、茶室の金物は「和金物」と言われる少し特殊なもの。
特殊と言っても「今や特殊」なだけで元々は日本のものなので特殊というのも変ですね。

とある小さな金物店、そこは私と同世代ぐらいの若いご主人が1人で金物の商いをされています。
重要文化財の店構えからして代々金物で商いをされておられるのかと思いきや、自分で始められたとのこと。
しかも取り扱っている金物は和金物。
今では手に入らない昭和のデッドストックや江戸時代の骨董品のような金物が美しく陳列されています。

和金物は需要がないから市場には多く出回らないのかもしれません。
でもきっと探している人はいるし、探しきれず諦める人もいるはずです。
しかし、この店のご主人は「こんな金物を探している」と相談すれば次々と惜しげもなくぴったりな金物、むしろそれ以上の物を出してきてくれるのです。

その在庫や知識には驚きを隠せません。感動すら覚えます。

「有るものは有る、無いものは無いけど制作できるかも・・・」

もうどのメーカーも作らなくなった金物を制作したり、時には自分で手を加えたり、こんなものもあった方がいいと思えば開発したり。
とにかく金物への熱量は止まることなく、どれも興味深いお話ばかり。
不思議なことに、金物は昔のものの方が質が良いということ。
例えば襖(ふすま)の引手、技術も道具も進化しているはずなのに、昔作られたものの方が技術力が高く精巧に作られています。
さらにデザインも洗練されており今見ても心惹かれるものばかり。

ご主人の言葉をお借りすると

「いくら良い建具や襖紙(ふすまがみ)を使っても最後に取り付ける引手が安物では良いものにはなりません。やっぱり「格」が同じであってこその良い物なのです。金物は小さい物なので金物なんて・・・と思われがちですがそうではない。それが金物のチカラです。」

お話を伺っているうちに、なんとも言えない満たされた気持ちになり気がつけば3時間。
個人的にはとても良い商いをされていると尊敬の念を抱きましたが、その根底にはご主人の金物への愛が魅力的にさせているのだと感じました。
伝統的なものはあれもないこれもない!なんて言っていますが物も心意気も「ここに有る!」と叫びたくだなる出会いです。
和金物の話からは少し外れましたので、次回は茶室の金物のお話をしたいと思います。

《つづく》

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それでは、また明日。

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【今日の合言葉】

「茶室彼是(ちゃしつあれこれ)」

・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。

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アバター画像(若林)
コメント
  • 今日もお勉強タイム!
    「昭和のデッドストック~金物は昔のものの方が質が良い~気がつけば3時間」
    いやぁ~、眺めているだけで、楽しい時間・・ですよね。わかります!!!
    「格」、ですね・・。
    SOU・SOUに出会えたことで、日々、楽しい時間が\(^o^)/
    コロナの影響では有りますが、逆にこれは善きこととして、感謝感謝ですm(_ _)m

    • よっ!様
      いつも温かいコメントをいただきましてありがとうございます。
      興味のあるものに触れる時間、楽しいですよね!
      SOU・SOUがよっ!様にとってそんな時間になっておりましたら大変光栄に存じます。
      ありがとうございます!
      なにかと不便も多いですが、楽しみがある生活が良いですね!!

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SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“横浜。そして旬を楽しむ/吉田 優里”

先日ある晴れた日に横浜、みなとみらいに行って参りました。

横浜、と言えば中華街・・・ですが。

今回行きたかったお店。「オーガニックチャイニーズ飛凰」のプレートランチ。


食材はもとより調味料までオーガニックにこだわっているお店です。
本当はディナーに行きたかったのですが食材調達の為、一週間前に予約をしないといけなかったので断念。
こちらのランチもとっても美味しかったのでおススメです!





■ 麻 小袖莢(こそでさや) 短丈(みじかたけ)/水色鼠(みずいろねず)
■ 高島縮 20/20 長方形衣(ちょうほうけい)/情熱(じょうねつ)

夜風が心地よかったー。




さて。
この時期は初物のオンパレード!

この時期の楽しみ。ホワイトアスパラガスは北海道から届いたもの。
美味しい茹で汁もリゾットにしていただきました!


初めて見る紫のアスパラガス!皮を剥くと中は緑。






思いがけず青梅をいただいたので初めて梅シロップを作ってみました。
出来上がるのが楽しみです。





とうもろこしのかき揚げはもちろん自分では作りません。。





京都の夏!と言えば鱧の落とし。山葵をといた梅肉をたっぷりつけていただきます。

他にも「ずいき」は京都にいた時は生のものを煮物にしたり和え物や酢の物にしたり。
この時期京都の実家に帰省する際、母親が「何食べたい?」と訊いてくれると「ずいきの炊いたん!」と。
「(これまた東京に住んでいる)お兄ちゃんもいつもそうゆうわ!そっちには無いんかいなぁ?」
そういえば東京では食べたことが無い。
関東の方に訊くとずいきは干したものしか知らない!と。
地方によって食文化の違いがあるのも楽しいですね。





見るからに涼し気な若鮎。
このあと塩焼きを美味しくいただきました。

これらの美味しいお料理は、千葉の流山にある「京料理 かねき」さん。
私の大好きなお店です。

ご主人は15歳から京都で修行をされた昭一郎さん。

京都には一年以上帰れていませんが、こちらに来るとまるで京都にいるような気持ちになります。
カウンター越しに聞かせてくださる京都の話も懐かしく、また見事な手さばきの鱧の骨切りの音が心地良く聞こえてきます。





今回は昭一郎さんに韋駄天ジバンをプレゼントしました。

■ 韋駄天ジバン/1912年ストックホルム五輪モデル


その日の夜にはこんな写真を送ってくださいました!サイコーに似合ってますね!





旬の食材を楽しみながら元気に夏を過ごしていけますように。

アバター画像(吉田 優)
コメント
  • 良いですねぇ~\(^o^)/素敵な繋がり。
    昨日の社長のライブではないですが、人とのつながり、不思議な縁・・。
    私もSOU・SOUに出会えて本当に良かったぁ~\(^o^)/(コロナで・・ではありますが・・・)。

  • よっ!さま
    いつもコメントいただきありがとうございます!
    本当に。不思議なご縁のおかげで今の自分があることに感謝です。そしてそのご縁を大切に繋げていけるかも自分次第。
    こんな時期だから、の楽しみもいろいろ見つけていきたいですね。

    吉田 優里 令和3年06月22日 12:56:08
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