一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

令和3年05月22日 土曜日号

お知らせ / SOU・SOUからのお知らせ

“インスタグラム&YouTube LIVE配信スケジュール”

SOU・SOUではインスタグラムとYouTubeにてLIVE配信を行っております。
店舗の雰囲気や商品の魅力を少しでもお伝えできればと思っておりますので、よろしければぜひご覧くださいませ。

今後のLIVE配信スケジュール

 ※各回 19:30~配信

5/22(土)①SOU・SOU わらべぎ 19:30~ ②若林の夜ばなし 22:00~

5/23(日)SOU・SOU 傾衣

5/24(月)SOU・SOU 足袋

>>SOU・SOU公式Instagramはこちら

>>SOU・SOU公式YouTubeはこちら


本日発売! / 新商品のお知らせ


着衣:コーコラン×バーティカル(R) 長方形衣 肩線

8,600円(税込)
よりスッキリ見えるように肩に沿った傾斜を付けたデザインです。

本日発売! / 新商品のお知らせ


着衣:薙刀袖襞(なぎなたそでひだ)ジバン

8,140円(税込)
襟ぐり部分の襞(折りたたみ)が特徴のジバンです。

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

“第二十七話/地下足袋”


SOU・SOUを始めてからは、いろいろな日本のコト、モノに興味を持ち始めた。
昔の人の美意識ってすごいなーと感心することがとても多くなった。

ある日サンプルとして買っておいたいわゆる普通の黒い地下足袋を
倉庫で見つけてまじまじと眺めていた。


「これって本当はとてもいいモノなんじゃないかな…」と漠然と思った。
理由は、機能性、世界に類を見ない独特のデザイン性、そして伝統性が兼ね備わっていることだった。
日本人は地下足袋をファッションアイテムとして認めていないのに、
外国人はオシャレな人ほど地下足袋を見て”クール”と言うところも面白かった。
「これはイケる!」直感的にそう思った。
我々日本人は地下足袋に対して偏見を持っているだけだ!と思ったのだ。

思いついたらさっそく地下足袋メーカーを探した。
力王、丸五、月星(現ムーンスター)・・・。大手と言われる会社の名前が出てくる。
しかし、問い合わせてみるとどこも中国製だった。
国産にする意味などどこにもないという感じだ。

とりあえず、岡山の丸五さんにお邪魔して話を聞くことにした。
藤木さん(現社長)と大谷さんという方が対応してくださりいろいろとお話を聞かせてくださった。
昭和40年代、力王さんを皮切りに皆が地下足袋の生産拠点を中国へ移していったそう。
話を聞いてるとそれが良いとか悪いとかではなく、時代の流れだったのだと思った。

仕方がないので、丸五さんにお願いしてとりあえず中国製で
オリジナル地下足袋の生産をスタートすることにした。
SOU・SOU足袋の始まりだ。
地下足袋の柄はSO-SU-UとHA-KOの2柄各白黒。
デザインは、先の割れたものと先が丸いものの2型作った。

(初期の頃のオリジナル地下足袋)

なかなか良い仕上がりだった。
これらの1stモデルはそれほど売れたわけではないが、
柄数を増やしてカラフルにすれば絶対にもっと売れるはずだと確信した。

SOU・SOU×丸五足袋を発売しながらも、実は国産工場をずーっと探し続けていた。
この先きっと海外へも売っていくことになる。
その時「日本の伝統的な履物です」といいながら中国製では、
外国の人に「なんで?」と言われるに決まっている。
国内では誰もそんな事言っていなかったが、
それは皆が地下足袋に興味がないからだと思った。

例えばリーバイスやナイキはアメリカ製がいいと言う日本人はいっぱいいるし、
ロレックスはスイスメイドがいいと言うだろう。
プラダが中国生産をスタートすると発表したらニュースにもなっていた。
まーそれくらい日本人はブランドやプロダクトの生産国に対して実はこだわっているのだ。


僕は別に何が中国製でもかまわない。
ただ、日本の伝統的なもの、例えば着物、扇子、足袋みたいなものは国産、
それも伝統的な産地で作る方が良いものが出来る上に”本物”だと思っている。
でも、下手くそな「日本製」よりは上手な中国製の方が良いと思う。

まーそんな訳でいろいろあたっているうちに国産地下足袋工場、
まるそう産業と高砂産業に出会うことになる。


(次回に続く)



それでは、また明日。

-------------------------------------------
【今日の合言葉】

「SOU・SOUへの道/第二十七話」

・店舗でお会計時に、〔今日の合言葉〕を言って頂くと、1ポイント差し上げます。
(1日に1ポイントのみの進呈です)
・毎日変わりますので、ご注意ください。
・店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。

-------------------------------------------


アバター画像(若林)
プロデューサー若林が最近書いた記事
関連記事

テキスタイルデザイン / SOU・SOUオリジナルのテキスタイルデザイン紹介

“さざ波 平成21年”


水は同じような模様を描いてただ流れているだけなのだが、
見ていて飽きることがない。
水音も耳に心地よい。
さざ波の立っているところでは音が少し高くなって、
波の模様も違ってくる。
川はいろいろに変化しながら悠久の時を刻んでいる。
(脇阪 克二)


Ripples (2009, by Katsuji Wakisaka)
I use the same stroke to present the flows of water,
but I never get tired of looking at them.
Water flow sounds pleasant and healing.
Pitch of the sound become a little bit higher when there are ripples
and the wavy pattern varies.
Ripples of river changes from time to time and are everlasting.
| English translation by Karen Yiu |


Ondulations (2009, par Katsuji Wakisaka)
J’utilise toujours les mêmes coups de crayons pour dessiner le courant de l’eau mais je ne me lasse jamais de les regarder.
Le bruit de l’eau est si plaisant et réparateur.
Ce bruit devient plus aigu quand il y a des ondulations, entrainant un changement de motifs.
Les ondulations des rivières changent de temps en temps, éternellement.
| Traduction française par Jean-Baptiste Fauvel |


漣漪(2009, 脇阪 克二)
水紋圖案只是簡單呈現水流不息的狀態,卻怎麽看都不會膩
水聲也讓人身心愉悅
漣漪蕩漾的部分流水聲比較高昂,波紋也有了變化
江河的流動抑揚頓挫,富有變化,銘刻著悠久的時間
| 中譯 : 李 瀟瀟 |

アバター画像  
最近書いた記事
関連記事

SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記

“漫画/徳治 達也”

ども!三児の父、、


です。




さーて今日も改札を、、






ポン!っと





がま口でタッチしてー





ドヤ顔してたらー








えっ・・・









えっ・・・






がま口でポン!っ・・・




アバター画像(徳治)
コメント
  • えっ!⁉マンガそのまま??すごっ!!
    知らないだけ?・・(^^;)
    なんかハマってる(*^-^)

    • よっ!さま
      そうなんです、知らない間にマンガに出演しておりました!
      有り難い話ですwww

      (徳治) 令和3年05月22日 12:16:45
  • 環繋ぎ矢車文写しは、裁付えんゆう穿きの方をを購入しましたが、風靡もセットアップにすると、すっごい傾いてて良いですね〜!!ハデハデですね〜

    めめんと 令和3年05月22日 06:57:54
    • めめんと様
      コメント、そしてえんゆう穿きもお求め頂き有難うございます!!
      セットアップは気分爽快になるので是非めめんと様もっ!!

      (徳治) 令和3年05月22日 12:15:08
スタッフ(徳治)が最近書いた記事
関連記事
LINEにてお問合せいただくには、SOU・SOUとのお友だち登録が必要です。 LINEお問い合わせ窓口 新規お友だち登録

<営業時間>
12時~17時 ※水・日曜定休

※営業時間外でもメッセージを残していただければ、翌営業時間内にご連絡をいたします。