一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“第二十一話/構想と試作”
先日脇阪さんが「やっと”SOU・SOUへの道”に僕が出てきたねー」とおっしゃっていた。
そうです。ここから脇阪さんが出てきます。
しかし、脇阪さんと出会っていきなりSOU・SOUが出来たわけではない・・・。
ある日、脇阪さんと辻村さんと僕とで食事に行った時
「脇阪さんのテキスタイルでスリッパがあればいいですねー」
「そうですねー。扇子や風呂敷もいいんじゃないですか?」
「椅子なんかもいいですねー」
「かわいいでしょうねー」
てな具合で話が盛り上がり
「いっそのこと、脇阪ショップでも作りましょうか~」
と確か辻村さんが言った。
その当時、アパレルショップが家具やインテリア雑貨を取り扱いし始めてた。僕はテキスタイルもオリジナル、
家具もオリジナルでデザイン出来たらいいだろうなと思った。
ちなみに、実はまだこの頃は和装について特に興味があったわけではない。
インテリアもイタリアものが好きだったし、洋服もイタリアのものが好きだった。
そんなこんなで、とりあえず脇阪さんのアトリエに行って図案を選んで、サンプルでも作ってみることにした。
Tシャツ、バンダナを初めに作った。
なかなか良い出来だったと思う。脇阪さんのウケも良かった。
その後、クッション、バスタオル、フェイスタオル、そしてバッグ類を作ってみた。
ブランド名は当時の僕の会社「teems design」だった。
脇阪さん、辻村さんは共にインテリアの人なので、初めのうちはインテリア雑貨みたいな感じで試作してみた。
そして当時青山にあったインテリアショップ「TIME & STYLE」で初めて展示会をさせていただいた。
その後、京都に「teems design shop」という小さなお店を作った。
(次回に続く)
それでは、また明日。
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今日の合言葉は 「SOU・SOUへの道/第二十一話」
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“お茶のお稽古/長沼 ふみ”
先日のお茶のお稽古で頂いたお菓子。
じっと見て、、
「耐える」の漢字の一部と思っていましたが
先生が「源氏香」だと教えてくださいました。
「茶道大辞典」を出して、その場でみんなで輪になって勉強。
「源氏香」とは
>>江戸時代に成立したとされる組香の一つ。
5つの香りを聞き、その香りを「源氏物語」の中の五十二巻にあてはめた
52通りの図で紙に答えていくあそび。
「源氏香」の図は香文様と呼ばれ、お茶の道具などにもよく用いられるそうです。
「SOU・SOUでも源氏香のデザインしているんじゃないですか。」と聞かれ、
そういえば「源氏香」という言葉自体を
SOU・SOUのテキスタイルデザインで初めて知ったなと思いだしました。
「薫風」
iPhoneで検索したテキスタイルデザインも、みんなで輪になってながめました。
江戸時代と
SOU・SOUのテキスタイルデザインと
この日のお稽古とがつながって
じわっとくる時間でした。