一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
テキスタイルデザイン / SOU・SOUオリジナルのテキスタイルデザイン紹介
“紗綾形 平成26年”
一見迷路のようだが
昔からあるもので卍形を模様にしたもの。
着物の地紋や模様の背景に使われ親しまれてきた。
大岡越前のお裁きの場の襖絵として
見たことのある人も多いと思う。
とても単純な模様をくりかえしている
だけなのに大胆で美しい。
テキスタイルデザインのお手本のような模様だ。
(脇阪克二)
Sayagata (2014, by Katsuji Wakisaka)
It looks like a maze at a glance,
but is a traditional pattern that uses connected 卍 patterns.
Sayagata was familiar as woven pattern of Kimono,
or background of other patterns.
It is also well known as a painting on a fusuma
of the judgement room of Echizen Ōoka,
a Japanese samurai in the service of the Tokugawa shogunate.
Although it is a repetition of very simple patterns,
it is daring and beautiful.
I think Sayagata is like a model of textile design.
| English translation by Futaba Komori |
Motif Saya (2014, par Katsuji Wakisaka)
A première vu, cela ressemble à un labyrinthe mais
il s’agit d’un motif très ancien dérivé de la svastika.
Il est très connu, souvent utilisé pour les motifs de kimonos.
Beaucoup de personnes l’ont déjà vu sur les motifs
de fusuma lors des jugements du célèbre Echizen Ōoka.
Le simple fait de répéter plusieurs fois ce motif si simple
lui confère un caractère particulier et une beauté unique.
On peut le considérer comme un motif de base pour les textiles.
| Traduction française par Jean-Baptiste Fauvel |
紗綾形 (2014, 脇阪 克二)
紗綾形乍看之下像迷宮,
是常用在和服底紋中的圖案。
時代劇大岡越前中著名場景的隔扇畫,
也是紗綾形。
只是單純重複的紋樣,
卻有一種大膽的美。
可以說,紗綾形是織物設計的範本紋樣。
| 中譯 : 李 瀟瀟 |
→こちらのテキスタイルデザイン商品
(Textile products with this pattern)
掲載情報 / 雑誌等のメディアでご紹介頂いた情報
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“SOU・SOUの七夕/新見 奈々”
蓮の花が綺麗に咲き、夏の到来を感じるこの頃。もうすぐ梅雨明けです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は語源や由来を調べることが好きなのですが(参照はこちら。よろしければお読みくださいませ。)
私自身の名前である「奈々」はと言うと…。
これといった深い由来は無く「響きが好きだから」という理由で両親に名付けてもらいました。
特に語源も由来も無い私の名前ですが、「なな」繋がりで7月7日の七夕に対して
勝手ながらも親近感を覚えております。
明日は七夕の日ですね。
写真の絵葉書は、SOU・SOU商品をお求め頂いたお客様に
進呈しておりました絵葉書でございます。
裏面はちゃんとお願い事を書けるようになっているので
願い事を書いてから、お部屋に飾っていただくことも出来ます。
現在ネットショップでは終了し、店舗のみで実施しておりますが
在庫がなくなり次第終了いたします。あしからずご了承下さいませ。
ちなみに七夕とは
乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々の穢れを祓うというものだったそうです。
この行事のために選ばれし乙女を「棚機つ女(たなばたつめ)」と呼ばれたそうで
それが七夕の語源につながっているとのこと。「しちせき」とも読みます。
只今SOU・SOU京都では、お客様やスタッフの願い事が書かれた短冊を
SOU・SOU傾衣の前・SOU・SOU足袋の隣にて飾っております。
年に一度、この期間だけSOU・SOUの植物が色とりどりになり鮮やかです。
日本語はもちろん、海外の言葉でもお願いごとが綴られており
じっくり読ませていただくと危うく涙腺が大刺激されることもあります。。
古くから続く伝統行事を皆で楽しみながら継承していくというのは
理想的な形なのではないかと思っております。
ご来店された際は是非みなさまも短冊にお願いごとを書いてくださいませ。
店頭のスタッフがご案内いたしますので、どうぞお気軽にお声掛けください。
明日まで行っております!
明日の京都の天気は雨。果たして織姫と彦星は再会できるのでしょうか…
日本の地上よりひっそり見守ろうと思います。
今日のお客様 / SOU・SOU各店にご来店頂いているお客様の紹介
“【SOU・SOUわらべぎより】3103:久しぶりのすずちゃん!”
本日のお客様はすずちゃんです!
忙しい中、久しぶりに登場してくれたすずちゃん。
即決してくれた「はなのささやき」×「しばり」の組み合わせ。
個性の強い2つのテキスタイルを絶妙に合わせてくれています。
■身長:約125cm
■たかしまちぢみ しかくい/はなのささやき XLサイズ ¥3996(税込)
■たかしまちぢみ こどもんぺ つぼみ/しばり Lサイズ ¥4428(税込)*店舗限定
1枚で浴衣の雰囲気を味わえるこの長方形衣「せんす」。
大人っぽいテキスタイルですが、この満面の笑みが子供らしくてとっても可愛いです!
すずちゃん、また楽しいお話聞かせてね。
■たかしまちぢみ ちょうほうけい/せんす XLサイズ ¥5184(税込)