一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“銘菓の旅(8)”
僕は仕事が趣味みたいなものなので、他に趣味を持たなくても良いタイプです。
ストレス発散する必要も無いので、とても便利ですよ。
というわけで、本日日曜日はハッサンのコーナーをどうぞ。
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第八回 麸嘉「さくら麸饅頭」
三寒四温甚だしく、桜のつぼみも緩んだり縮こまったり。
お花見にはまだ早いですが、和菓子屋さんの店頭にはこの時期限定の“桜 モノ”が出揃い始めています。
今回ご紹介するのは、麩饅頭で有名な「麸嘉」の春限定菓子、さくら麩饅頭です。
ベーシックな麩饅頭は、青のりを混ぜ込んだ生麸の皮でこし餡を包んだものを笹の葉で巻いた御菓子。
青のりの風味と笹の香り、ツルンとした食感が特徴です。
対してさくら麸饅頭は、生麩に道明寺粉を練り込んだ皮で自家製の柚子味噌餡を包み、塩漬けにした桜の葉っぱで巻いてあります。
道明寺粉のぷちぷち感に桜の葉の香りとしょっぱさが加わって、麩饅頭と桜餅のいいとこ取りな感じ。
どちらも甲乙つけがたい美味しさなのですが、この時期はやはりさくら麸饅頭の方に手が伸びてしまいます。
生麩×柚子味噌の“ザ・京都”な組み合わせに、春の期間限定という口説き文句。
お花見観光客の心をくすぐりまくりな御菓子です。
■麸嘉(ふうか)錦店
http://www.fuka-kyoto.com/
京都市中京区錦小路堺町角菊屋町534-1
TEL:075-221-4533 FAX:075-221-1608
営業時間:9:30-17:30
定 休 日:月曜日/1月~8月の最終日曜日
※さくら麩饅頭の販売期間:3/13〜4/15
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※このコーナーは毎週日曜日更新です。
それでは、また明日。
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店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「さくら麸饅頭」
一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“金継ぎに挑戦/石田 明日香”
欠けたうつわを数年使い続けておりました
その都度、欠けたところを眺めながら思っていました
「金継ぎ」したいなと、
運良く知人に漆芸家がおりましたので、
教えてもらうことに!
「欠け」を直すにはたったの4ステップ
①下地 ②塗り ③金粉 ④磨き 完成です!
では、さっそくスタート!
①下地 砥の粉と水と漆を混ぜてパテを作ります
それを欠けた部分に埋めます(その後むろに数日入れます)
欠けたところを埋めるというのは想像以上に大変
しかし、先生に仕上げをしてもらい、一安心
余計なところを削ります かりかりと
②塗り 漆を塗ります(その後むろに数日入れます)
とても細かい作業なので、小指で安定させ、ブレを防ぎます
砥石でならします
漆を塗ります
小指で安定を、です
③金粉 ついにでました!金粉を蒔きます
真綿を使ってとんとんと
④磨き 油砥の粉、石粉を交互に使い磨きます
石粉で磨くときは指で磨きます きゅっきゅと
これを繰り返すことにより、金粉が輝いてくるのですが、
磨きすぎると金粉が取れてしまうので、いつまで磨くのかを見極めるのがポイントのようです
先生からこのくらいでいいやろとお許しがでたところで
完成です!
\\\じゃ~~~ん!!!///
おお~~~!!!
なんだか、良いとこの子みたいになりました
このように、「金継ぎ」とはいっておりますが、実際は漆で継いでいるのです
ちなみに、壊れた器を漆で直した後、最後に「金で装飾する」というのは、
室町時代のお茶の文化から始まったようなのですが、
「壊れた器を漆で継ぐ」という修理自体はなんと縄文時代から行われていたそうです
今回は、伝統的な「本漆金継ぎ」を教えてもらいましたが、
石油系の合成樹脂を使った簡易的なやり方もあります
簡単にできるものの、食器用として使うには
安全性は保障されないようです
壊れるからこそ、儚く美しい
これからも大事に使っていこうと思います
今日のお客様 / SOU・SOU各店にご来店頂いているお客様の紹介
“【SOU・SOU KYOTO 青山店より】2765:卒業式で”
卒業式用に衣裳をお選びにいらっしゃったお客様をご紹介致します。
佐久間 美沙 様
■身長160㎝
■小袖莢(こそでさや)Fサイズ
■モスリン みたて衣/扇子(せんす)サイズ女S 21,492円(税込)
■抜衿ジバン 七分丈/桜鼠(さくらねず)サイズ女S 5,076円(税込)
■みかも焼下駄 革/右近 サイズ女M
■ストレッチ足袋 綿 無地/つくも2 ※滑り止め付 サイズM 1,944円(税込)
初めに羽織って頂いたモスリン 宮中袖 袷の扇子の柄がピタッときましたので、
同じ柄で作っているモスリン みたて衣/扇子(せんす)を試していただくと、やっぱり扇子の赤がお似合いでお選び下さいました。
扇子のみたて衣をベースに、ジバンや足元を組み合せ
楽しく思い出に残る卒業式になるような佐久間様らしいコーディネートの出来上がりです。
また、普段の衣裳もご覧にいらして下さいませ。