一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“有松鳴海絞り”
久しぶりに竹田嘉兵衛商店にお邪魔しました
相変わらず立派な門構え
中には数百万円の絞りの着物が
お庭も立派
蔵の中で
講演会があった
一番奥に
まり木綿の”まり”の方がいた
顔が丸い!
会場におられた近清絞りの近藤さん
お若い女性の職人さんだ
会場奥から質問された男性
おっと、シンディゴ絞りの新道さんや!
お客さんのふりして大御所が何してはりますのん。。
講義が終わったら夜になっていた
そして帰りに寄ったまり木綿
有松で一番カワイイお店
いつも元気なまり木綿の二人と
この二人はすっかり有松の人気者になってます。
それでは、また明日。
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店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「有松鳴海絞り」
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
テキスタイルデザイン / SOU・SOUオリジナルのテキスタイルデザイン紹介
“菊唐草 平成18年”
これは僕が好きな光琳の写し。
大胆さと繊細さ、思い切って省略していながら
菊の美しさが匂いたってくる風情がある。
光悦、宗達、光琳、乾山は日本美術の白眉であり、
永遠の憧れだ。
(脇阪 克二)
"Chrysanthemum arabesque"(2006,by Katsuji Wakisaka)
This is a copy of my favorate Korin chrysanthemum, a pattern of the Rimpa School.
Beauty and fragrance of chrysanthemum are expressed by a boldly omission and delicate description.
I do admire thoes Rimpa artists including Koetsu HONAMI, Sotatu TAWARAYA, Korin OGATA and Kenzan OGATA.
| English translation by LI XIAO XIAO |
"Chrysanthème arabesque"(2006, par Katsuji Wakisaka)
Voici une réplique de mon adoré Kōrin.
Tout en mettant de côté sa bravoure et sa délicatesse,
il y a comme une odeur de beauté dans l’air.
Je ne me lasserai jamais de l’élite de l’art japonais
dont font parti Kōetsu, Sōtatsu, Kōrin et Kenzan.
| Traduction française par Jean-Baptiste Fauvel Matsumoto |
"菊唐草"(2006, 脇阪 克二)
這幅織紋是我對鍾愛的光琳派畫風之摹寫
大膽又纖細,精煉至極
將菊的五感風情完美地傳達
以阿彌光悅、俵屋宗達、尾形光琳、乾山等畫家為代表的琳派
是我永以追求的造型藝術
| 中譯 : 李 瀟瀟 |
→こちらのテキスタイルデザイン商品
(Textile products with this pattern)
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“おいしいって何だろ?/李 瀟瀟”
健康でいることは、楽しくおいしく生きること。
と、料理人だった祖父はこう言った。
ホクホク、こんがり、サクサク、じゅわー
なごむ味、
洒落た味、
体に悪そうな味、
懐かしい味、
しみる味…
世の中にはいろんな「おいしい」があるものです。
ああ、おいしい。
毎日そう言って、気分良くおいしく生きていきたい。
そこでハタと立ちどまりました。
おいしいって、いったいなんなんだろう?と。
「おいしい!と思うものを3つ挙げてください。」
周りの人においしい話あれこれを聞いてみました。
答えてくれた人→瀬野 佳代子サン
「旬」。いかにも日本らしい答えですね。
「旬」は四季折々をさし、日本人の食卓に季節の移ろいを表現しています。
栗の渋皮煮は、渋皮をきれいに残すように鬼皮だけを剥いて調理するもので、
初めて食べたとき、衝撃を受けました。
栗の味わい方としては独自の深みがあり、それを思いついた日本人は天才!
と言っても過言ではない
でしょう。
答えてくれた人→佐藤 碧サン
「旬」は短い。時間単位で言えば10日間。
魚類,野菜,果実などの最も美味な時期をいう。
魚では脂ののった生殖期直前の場合が多く,野菜では収穫の初めのころがよい。
旬のおいしさをいろいろな形で味わえるために、
日持ちする作り置き・常備菜は色々と日本人は考案されました。
「新生姜の甘酢漬け」、生姜姫の美貌を保つ秘伝の技とたとえましょう。
答えてくれた人→吉田 実加サン
酒の肴Best3を回答してくれた吉田は、
「焼酎に、もう本当にこれでもかというくらい合うのです。チャンジャ独特のコリッコリッという食感が、焼酎のおいしさを倍増させ、最高のおつまみとなるのです。とっておきの食べ方としては、ぜひクリームチーズと一緒に召し上がっていただきたいです!」
大陸育ちの私には海の香りを感じる逸品でした。
答えてくれた人→小山 真実サン
「おばあちゃんのレシピ」ですとか、ずるい答えですね(笑)。
それはおいしいに決まっているじゃないですか!
小山の祖母が作る焼きナスは、
甘いみそをのせ、クルミも入っているそうです。
これぞ「懐かしい味がした。夏の山道のような味だ。」
答えてくれた人→石田 明日香サン
「打ち立てはありがたいな。蕎麦の延びたのと、人間の間が抜けたのは由来頼もしくないもんだよ。」
二十歳まで蕎麦を食べたことがない私は初めて「そば」を知ったのは、
この夏目漱石『吾輩は猫である』の蕎麦食いの主人公の言葉でした。
そして人生初の蕎麦は、長野県の山奥にある小さい蕎麦屋さんで、
雪景色の眺めを楽しみながら頂いたざるそば。
「蕎麦のおいしさは素朴でありながら奥深い!」という石田の言葉に強い共感を覚えます。
ちなみに、答えにある「茶だんご」は是非とも、
能登椽 稲房安兼の「茶の団子」がおススメ!ということです。
答えてくれた人→黒澤 桂子サン
福島県民の黒澤、躊躇なく「五目納豆」は世の中に一番美味しいもの!と答えてくれました。
小中学校の給食にほぼ毎日出て、しっかりと体に染み込んだ故郷の味だそうです。
初耳の美味なので、特別にレシピを教えてもらいました。
<用意するもの>
納豆、ハム、きゅうり、スライスチーズ、白ゴマ、のり、★しょうゆ
<作り方>
1、ハム、きゅうり、スライスチーズをみじん切りにする。
2、納豆と1を混ぜる。白ゴマを入れる。
3、のりは細かく砕いて2に入れる。
4、しょうゆとからしを入れる。
はーいっ、出来上がり!ホカホカのご飯の上にのせて召し上がれ〜
【しょうしょう's Oishi SELECTION】
【味噌】100年以上も前に日本で発見された「umami」がたっぷり。
味噌を使った料理の中、賀茂茄子田楽は私のIchiban!
【栗きんとん】しっとりクリーミー、栗の風味が存分に楽しめる素朴な味。
【京都の中華】京都の街に生まれた中華料理は、
この街が育てたかけがえのない「何か」があると感じます。
魔法の粉山椒がたっぷり使った駱駝の「麻婆豆腐」。
【菜食プレート】最近ハマっている光兎舎のプレート。
自然の質そのものだけの持つ謙虚な滋味。
祖父に教わったことはもう一つあります。
「家で食べる場合は、かならずランチョンマットと箸置きを用意する」こと。
海を渡ってきても、それに従いながら、毎日「おいしい」に向かい、彩る日本食を満喫しております。
食べ物と会話をすることは、いただく命との会話になり、それは自分との会話にもなっている、
そう思います。
今日のお客様 / SOU・SOU各店にご来店頂いているお客様の紹介
“【SOU・SOU 傾衣 より】2682:雲間に菊に傾きに”
本日の傾き者は、まぼさん!!
雲間に菊で全身!
それだけじゃぁねぇぜ、陣羽織と地下足袋はがんじがらめだ!
羽織と陣羽織の相性抜群!
まぼさん、お見事っ!!
■身長180cm
■モスリン宮中袖袷 雲間に菊 Lサイズ 42,120円(税込) (netshop近日発売予定)
■メルトン 陣羽織/がんじがらめ 素鼠 Lサイズ 15,984円(税込)
■衿巻ジバン/杢墨 5,076円(税込)
■モスリン陣風靡 雲間に菊 Lサイズ
■梳毛 筒下 雲間に菊 Lサイズ
■貼付地下足袋 がんじがらめ 8,640円(税込)
素敵な記事をありがとうございます。
私も、日々、私の血となり肉となってくれる食べ物に感謝しなければならないと思いました。
後藤美希様
コメント頂きまして、ありがとうございます。
自然を見て感動する気持ちと、食材の豊かさを感謝の気持ちこそ、
心の豊さのものさしではないかと考えております。
日々食べ物に感謝してはる後藤様はきっと、
心豊かに毎日をお過ごしでいらっしゃると感じまして、素敵です!
私も見習いたいと思います!
ニーハオ!食は、体の発達のみならず、心を形作っていく上で大切な要素になるので、疎かにしてはいけないなぁと、年を重ねるに従って感じています。
健康なうちは、当たり前に何でも美味しく頂くことができますが、高齢になり、噛むことが難しくなってきても、人の食べるという欲はしっかり残ると何かで読みました。そうした場合は、スープが命を繋ぐ一品となり、丁寧に時間をかけて作り上げていくことで、豊かさがそれを頂く人の体と心に染み渡っていくそうです。
これからはお鍋の季節ですね。貴女のお国でも多種多様なお鍋があると思います。折りに触れて、紹介してくださいね。
Xiao pen様
コメント頂き、誠にありがとうございます。
心に染み込むスープのお話ですが、その通りです!
また、日本では病人食として見られるお粥も、実は胃に優しく、栄養満点で、調理方法によって絶品グルメにもなる美味です!
お鍋の話も機会があれば、是非紹介させていただいたいと思います。
厳しい寒さが続いておりますので、Xiao pen様是非、体や心を温める料理を召し上がりながらお過ごしくださいませ。