一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“<京旬菓 アーカイブ 睦月>”
下手な手仕事よりは上手い機械製の方がいいと思います。
機械には出せない”何か”が有るからこそ手技の意味や価値が有るんやと思います。
平成29年度 睦月(1月)のデザインはこれでした
京旬菓をのせて
お抹茶と
<お菓子について>
新春・睦月の京旬菓は、おめでたい紅白の配色にしました。
白い方は、つくね芋の餡。蒸したつくね芋に白餡を加えて炊き上げました。
中には甘く煮た黒豆がひと粒入っています。金箔を付けて華やかに仕上げました。
紅い方は金時人参をたっぷり使った色鮮やかな餡。
ペースト状にした金時人参に手芒豆を合わせて、オレンジジュースを加えて炊き上げました。
オレンジの風味が人参特有のクセを和らげています。
それでは、また明日。
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尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「 京旬菓(きょうじゅんか) アーカイブ 」
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一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“下駄の日/廣秋 優里”
本日、7月22日は“下駄の日”です。
どうして本日が下駄の日なのかと言うと・・・
『7』 = 男性ものは「七寸七分」、女性ものは「七寸二分」という下駄の寸法を表す数字から。
『22』 = 下駄の歯の跡が漢数字の「二二」に見えることから。
(ちなみに11月11日も下駄の歯の跡に見えることから下駄の日とのこと。)
せっかく、下駄の日なのでSOU・SOUで販売しているみかも下駄について語らせて頂きます!
【みかも下駄とは・・・?】
SOU・SOUの下駄は徳島県にある斎藤桐材工業有限会社さんで1点1点手作業で製作していただいております。
“みかも”とは製作地の旧・町名の三加茂町(みかもちょう)からきています。
【部品の名称】
2本歯のものには前金(まえがね)というものがつま先裏に付いています。
これは前つぼの結び目を隠すものですが、昔は店ごとに前金の種類があり、どこで購入したかがわかるようになっていたそうです。
最近の下駄底にはウレタンが貼ってあるものが多いです。
音がせず、滑りにくくなるという現代の道で歩きやすくなるような工夫がされています。
【形】
まず下駄といえば大半の人が思い浮かべるのではないでしょうか。2本歯の代表的な形の『芳町』
江戸時代から普及した女性用の駒下駄(2本歯のもの)で、
昔は女性用の下駄は背を低めにつくられていたようですが、花街・芳町の芸者さんが「背が低い=下駄の寿命が短い」というのを嫌い、男性用と同じくらいの背の高さとなったのが名前の由来です。
続きまして、前の歯が斜めになっている形の『小町』
明治時代から普及した形です。
歩きまわっても歯がへりにくいことから、結婚前の若い娘がよく履いており、「◯◯小町」と美人のことを言うことばからきているそうです。
最後に台の表面がカーブしている形の『右近』
昭和に生まれた下駄の種類の中では比較的新しい形です。
地面との接地面積が多く背も低いため、下駄初心者の方にもサンダル感覚で履けるので普段履きにオススメです。
ちなみに、男性用ではシャープでかっこいい形を追求したSOU・SOUオリジナルの右近もございます。
通常のものに比べて四角い形で、浴衣にはもちろん、SOU・装にもぴったりな現代の履物となっております。
調べてみると下駄の歴史は古く、当時から変わらない形や時代に合うように工夫し進化したデザインなど日本人のルーツがそこにある履物のように思えて素敵だと感じました。
今年の下駄の日から、日本の昔ながらの履物を取り入れて粋な夏を過ごしてみてはいかがでしょうか?
今日のお客様 / SOU・SOU各店にご来店頂いているお客様の紹介
“【SOU・SOUわらべぎより】2594:いつも素敵なご家族”
本日のお客様はゆりのちゃんです。
■6歳 115㎝
■いせもめん ゆかたびら/かもん XL (ネットショップ完売)
毎年、祇園祭に金沢から必ずご家族で浴衣をお召になってお越しくださるゆりのちゃんご一家。
去年までは明るい色のゆかたびらを着てくれていましたが、今年はとても渋い柄を選んでくれました。
白黒の配色がゆりのちゃんの可愛さをより一層引き立ててくれています。
年齢よりも2~3歳は大人びているゆりのちゃんですが、このあとやってきた獅子舞には泣いちゃいましたね。
いつもはいないから、また遊びに来てね。