一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“改装計画中”
新しい足袋屋がオープンして早2ヵ月。
次はあと2店舗の移転と企画室の改装計画です。只今絶賛同時進行中!
最近はお店つくる時に一番細かく気を配るのがレジカウンターです。
レジやその他の業務を効率よく進める為に各店の店長と打合せしながら決めます。
これは伊勢木綿店長・古川が初めに考えた図面。
ここから何度となく修正してる内に期限を1週間オーバーしてしまいました。
そして最終図面をムーンバランスが仕上げてくれます。
今見ると、10年前のレジカウンターはテキトーでした。
当時はパソコンも置いてなかったしレジも全く違いますけど。。。
布袋の棚つくったり傾衣の棚壊したり染めおりのラックつくったり会議室のロールカーテンつけたり
ルコックの扉を直したり、青山店もストックやカウンター、照明etc…
いろんな店舗の改装&メンテがあります。
細かいちょこちょこしたやつは建築学科卒のトクジがやればいいのではないかと思う今日この頃。
それにしても設計担当の人も施工会社の人も素早い対応に本当に感謝です。。
それでは、また明日。
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店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「レジカウンター」
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SOU・SOUへの道 / SOU・SOUを始めるきっかけ
“第三十四話/日本文化としての評価”
NEW YORKでの展示会は結果的に150万円の赤字だったが、とても良い経験になった。
あのタイミングを逃すと、きっともう出来なかっただろうと思う。
スニーカーではなく地下足袋を売ったことで、僕はすごいドーパミンが出た。
ちょっと他では味わえない感覚だった。
帰国後は、東京・京都で展示会を行った。
(東京での展示会の様子)
(京都での展示会の様子)
僕はこの頃から、SOU・SOUはまず日本国内での評価を大切にするべきだと感じていた。
西洋風の服を作っているのなら西洋人に見てもらって評価をもらえばいいが、日本の文化的な履物である地下足袋なら日本人の評価が大切だ。
寿司屋に例えてみよう。
外国人にウケているが、日本人にはさっぱりウケない「SOU・SOU寿司」というお店があったとしたら入りたいと思うだろうか。
きっと見た目だけ日本ぽくした嘘っぽいなんちゃって寿司屋だと思われるに違いない。
今度はフランス料理に例えてみよう。
外国人にウケているが、日本人にはさっぱりウケないSOU・SOUフレンチ。
この場合、ひょっとすると日本人がわかっていないだけで、実は本場の味なのかもしれない・・・。
極端だが同じ評価でも作るものによってこのような違いがある。
そういえば京都の老舗料亭は、ヨーロッパのタイヤメーカーによる星の評価を拒否したお店がたくさんあった。
この場合「おたくらにはほんまもんの良さはわかりまへんやろ」という意味だと思う。
70年代以降のファッションブランドは、パリコレを最高峰として崇めてきた。
それはやはり西洋をルーツとした服づくりをするからだ。
その証拠に、モデルは必ず外国人を使う。
「新しい日本文化の創造」がコンセプトのSOU・SOUは、「外国からの評価ではなく、日本国内の評価が大切だ」という結論に自然に行き着いた。
日本の一般大衆に支持される事が何より大切でカッコいい。
そう思うようになってからは「パリでこんなにウケましたよ、日本のみなさん!すごいでしょ!!」ていうカードを使う人を古いなと感じている。
(次回に続く)
・第二話/東京への憧れ(2015-01-11)
・第三話/決意表明(2015-01-018)
・第四話/寮生活スタート(2015-01-25)
・第五話/学生生活の事(2015-02-01)
・第六話/学校の課題(2015-02-08)
・第七話/学生生活の事 その2(2015-02-15)
・第八話/寮生活のあれこれ(2015-02-22)
・第九話/学校の課題 その2(2015-03-01)
・第十話/社会人の思い出 その1(2015-03-08)
・第十一話/ビンテージブーム到来(2015-03-15)
・第十二話/「本物」を求め(2015-03-22)
・第十三話/そしてNYへ(2015-03-29)
・第十四話/NYの生活(2015-04-05)
・第十五話/懐かしの場所(2015-04-12)
・第十六話/帰国(2015-04-26)
・第十七話/買い付けの思い出(2015-05-03)
・第十八話/時流(2015-05-16)
・第十九話/辻村さんとの出逢い(2015-05-24)
・第二十話/テキスタイルデザイナー 脇阪 克二(2015-05-31)
・第二十一話/構想と試作(2015-06-14)
・第二十二話/前身の紆余曲折(2015-06-21)
・第二十三話/オファー(2015-06-28)
・第二十四話/人事(2015-07-5)
・第二十五話/SOU・SOU(2015-07-12)
・第二十六話/東京店オープンとその後(2015-07-19)
・第二十七話/地下足袋(2015-07-26)
・第二十八話/SOU・SOU足袋の誕生(2015-08-02)
・第二十九話/高砂産業(2015-08-13)
・第三十話/手縫い地下足袋(2015-08-16)
・第三十一話/東京店の奇跡(2015-08-23)
・第三十ニ話/俵屋の奇跡(2015-08-30)
・第三十三話/SOU・SOU足袋 EXHIBITION(2015-09-06)
・第三十四話/日本文化としての評価(2015-09-13)
・第三十五話/日進ゴム(2015-09-20)
・第三十六話/洋から和へ(2015-09-27)
・第三十七話/伊勢木綿(2015-10-04)
・第三十八話/リニューアル(2015-10-11)
・第三十九話/SOU・SOUのスタッフ(2015-10-18)
・第四十話/SOU・SOU作務衣(2015-10-25)
・第四十一話/le coq sportif(2015-11-01)
・第四十ニ話/お隣さんの閉店(2015-11-08)
・第四十三話/わらべぎオープン(2015-11-15)
・第四十四話/不思議な縁の女の子(2015-11-22)
・第四十五話/繋がるご縁(2015-11-29)
・第四十六話/堀淵さん(2015-12-06)
・第四十七話/裏寺町通(2015-12-13)
・第四十八話/SOU・SOU布袋(2015-12-20)
・第四十九話/東京店から青山店へ(2015-12-27)
・第五十話/10th anniversary SOU・SOUブランドムック(2016-01-03)
・第五十一話/伝統の続きをデザインするSOU・SOUの仕事(2016-01-10)
・第五十ニ話/完成間近(2016-01-17)
・第五十三話/ユニクロ(2016-01-24)
・第五十四話/ユニクロ②(2016-01-31)
・第五十五話/ようやく完成(2016-02-07)
・第五十六話/和菓子になったテキスタイルデザイン(2016-02-14)
・第五十七話/京旬菓(きょうじゅんか)(2016-02-21)
・第五十八話/布袋の移転&染めおりOPEN(2016-03-06)
・第五十九話/SOU・SOU在釜(2016-03-20)
・第六十話/SOU・SOU×ワコール(2016-04-17)
・第六十一話/キーヤン(2016-05-08)
・第六十ニ話/田端しぼり(2016-06-12)
一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“SOU・SOU在台灣/橋本 真紀”
今夏もお休みを頂きまして、台湾に行って参りました。
台北→台南→高雄というコースでまわったのですが、2年前に行った時よりもたくさんSOU・SOUを見かけました。
台北のこぢんまりとしたカフェで、小巾折 穏 SO-SU-U 濡羽、『LOVE京都』の付録バッグ(天竺牡丹)、星桜雲斎 軟(なん)がま口 (大) 間がさね 宮美を三連発で発見したり、台南の路地で手ぬぐい四角衣 南天竹を着た女性とすれ違ったり、全ての街でユニクロのTシャツ + リラコ + ビーサンというスタイルを見かけたり・・・。
日本人なのかなーと思って、耳をダンボにして会話を聞いてみると、聞こえてくるのは確かに中国語。
店舗・netshopともに台湾のお客様が多いとは聞いていましたが、現地で目の当たりにすると喜びもひとしおでした。
こちらは高雄で一泊したお宿。
着いたのは夜遅くだったのですが、暗がりの中に見慣れたものが・・・
洗濯物がSOU・SOUだらけ!
中に入ると、頭にかごめ編みの手ぬぐいを巻いたご主人が。
私の格好を見て、「SOU・SOU !」と嬉しそうに言ってくださったので、全身SOU・SOUである事情を説明しました。
とにかく、家族全員SOU・SOUが大好きで、もうかれこれ10年近く愛用しているだとか、奥様がChina AirlinesのCAで、フライトで日本に行く度にSOU・SOUで買い物しまくっているだとか、手ぬぐいの生地を買って来てそれを義理のお母さんのところに持って行き、娘用の服を作ってもらっているだとか、いろんなエピソードを聞かせてくださいました。
そして、奥のカーテンには手描きのSO-SU-U・・・
翌朝、ご主人のお姉さん家族が営んでいる朝ごはん屋さんに行くと、お姉さん達も私を見た途端「SOU・SOU!◯▼※☆&■◎?△%・・・」と。
中国語がわかならいので真相は定かではありませんが、なんとなく「これあんたが好きなヤツやん!」的なことをおっしゃっていたような気がします。
せっかくなので、みなさんで記念撮影を。
あ!お店のテーブルにぶら下がっているのは・・・
SOU・SOUのショッパー!!
中にはおしぼりが入っていました。しっかり再利用してくださってます。
宿に戻ると、ご主人がコーヒーを淹れてくださり
「Special SOU・SOU coffee for you !!」
熱烈歓迎なのでした。
今回会った台湾の友人とその仲間たちは、皆何かしらSOU・SOUのアイテムを持ってくれているし、HPもfacebookもこまめにチェックしてるよーとのことでした。
自分の好きな国でSOU・SOUな人達が増えていっていることを感じられた、とてもうれしい旅でした。
※おまけ
台湾のイラストレーターが書いた京都の本。いいなーと思ってページをめくると・・・
こんなところにもSOU・SOUが!!(クレジットもちゃんと載っていました)
今日のお客様 / SOU・SOU各店にご来店頂いているお客様の紹介
“【SOU・SOU KYOTO 青山店より】2068:二次会はSOU・SOUで”
10月10日に結婚式をされる井上様ご夫妻です。
おめでとうございます。
二次会でSOU・SOUをお二人でお召しになられると、傾衣、着衣から
秋スタイルでお選び下さいました。
左:喜仁 様 171cm
■モスリン小袖風靡作務/傾く Lサイズ(近日netshop掲載予定)
■モスリン風靡下博多/傾く 普通丈(近日netshop掲載予定)
■高島縮 半衿風靡/濡羽色 Lサイズ(近日netshop掲載予定)
■モスリンもじり袖袷/濡羽色×flying elephants金乱(近日netshop掲載予定)
■自力革足袋/濡羽色(店舗限定)
右:晴子 様 152cm
■高島縮 薙ジバン/臙脂色 Sサイズ
■モスリンこしき/風雅(近日netshop掲載予定)
■深喜カシミヤ混きさらぎ 短丈/濡羽色(近日netshop掲載予定)
■自力革足袋/つくも(店舗限定)
お二人、モスリン素材をベースに光沢感のあるフォーマルスタイルにまとめられました。
足元の革足袋がより雰囲気を高めており、これぞSOU・SOUの礼装といったお手本です。
そして、チラッと覗かせる羽織の金乱がたまりません。
是非、主役のお二人で全ての視線を浴びて下さいませ。
井上様、この度は誠におめでとうございます。