一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“秋物予約⑤”
企画ページ秋物予約。
今日のおすすめは貼付マジック地下足袋。
今回は定番の無地2色と、カッコイイ鳶をご用意。
サンフランシスコのテノからのオーダーで作ったものです。
ブーツタイプの地下足袋はとても人気ですが、小鉤が苦手な人がアメリカには多いとのこと。
当たり前です。
日本人でもフツー10枚も小鉤があったらめんどくさがる人多いですもん。
無地さしこには安全祈願代わりの南天柄をほどこしました。
これで難を転じてくれます。
ぜひご検討下さいませ!
それでは、また明日。
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店舗でお会計時に、以下に掲載している「今日の合言葉」を
言って頂くと、1ポイント差し上げます。(1日に1ポイントのみの進呈です)
毎日変わりますので、ご注意ください。
尚、これは店舗のみのサービスとさせて頂きます。
あしからず御了承願います。
今日の合言葉は 「貼付マジック地下足袋」
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SOU・SOUへの道 / SOU・SOUを始めるきっかけ
“第三十三話/SOU・SOU足袋 EXHIBITION”
時を同じくして「SOU・SOU足袋 EXHIBITION NEW YORK-TOKYO-KYOTO」という展覧会をやった。
地下足袋を広めるために何かイベントをやろうと思ったのだった。こういう時、誰でも思いつくのが海外での発表だろう。
未だに多くの人に言われるのが「外国に持っていったら売れますよ」というセリフだ。
当たり前だ。誰でもわかる、そんな事。
当時の僕もそう思っていたからNEW YORKでの発表にこだわったのだろう。
以前は買い付けで散々お世話になったNEW YORK。
しかし「今度は売りに行く番だ!」と思っていた。
会場はSOHOにある小さなギャラリー。
マンハッタンでの土地勘はあったので、全く不安はなかった。
ただ準備期間が少なかった。そして肝心の地下足袋も全然予定より数が上がってこなかった。
これは新規取引の高砂産業さんに対して僕の熱意が、当時そこまで伝わっていなかったんだと思う。
しかし後には引けないので、そのまま計画を進めた。
メンバーは僕とカミサン、顧客からスタッフになった清水(彼は英語が話せた)、そして「自腹きってでも行きたいです!」と言ってきたガン(僕はこういうセリフに弱い)の4名。
会場のセッティングには辻村さんも来てくださった。辻村さんは、この小さな展示会のためだけにNYに来て観光もせずとんぼ返りで日本に戻られた。
現地のギャラリースタッフは「彼はこの数時間のためだけにわざわざ日本から来たのか」と驚いていた。
セッティングもなんとか終わり、地下足袋在庫も揃わないまま展示会初日を迎えた。
一番初めのお客さんがバカデカイ足で、13インチをくれと言って来たが合うものがなかった。さすがアメリカだと思った。
そして最初に売れたのがラルフローレンのディレクターをしているというポッチャリした男性だった。彼は何日も前から「いつSOU・SOU足袋が来るんだ?」とギャラリー宛てにメールをくれていたそうだ。
その後もグラフィックデザイナー、ファッションデザイナー、モデル等が大喜びで買って行ってくれた。さすがNEW YORKだと思った。
ちなみにヒップホップのダンサー達が来た時に「君たちは踊り始めて何年経つかは知らないが、この地下足袋は日本で400年の伝統がある阿波踊りのときに履く足袋だ。とても良いものだ。」と言ったら「スゲークールダ!!」と言って、これまた大喜びで買って行ったのを憶えている。
(次回に続く)
・第二話/東京への憧れ(2015-01-11)
・第三話/決意表明(2015-01-018)
・第四話/寮生活スタート(2015-01-25)
・第五話/学生生活の事(2015-02-01)
・第六話/学校の課題(2015-02-08)
・第七話/学生生活の事 その2(2015-02-15)
・第八話/寮生活のあれこれ(2015-02-22)
・第九話/学校の課題 その2(2015-03-01)
・第十話/社会人の思い出 その1(2015-03-08)
・第十一話/ビンテージブーム到来(2015-03-15)
・第十二話/「本物」を求め(2015-03-22)
・第十三話/そしてNYへ(2015-03-29)
・第十四話/NYの生活(2015-04-05)
・第十五話/懐かしの場所(2015-04-12)
・第十六話/帰国(2015-04-26)
・第十七話/買い付けの思い出(2015-05-03)
・第十八話/時流(2015-05-16)
・第十九話/辻村さんとの出逢い(2015-05-24)
・第二十話/テキスタイルデザイナー 脇阪 克二(2015-05-31)
・第二十一話/構想と試作(2015-06-14)
・第二十二話/前身の紆余曲折(2015-06-21)
・第二十三話/オファー(2015-06-28)
・第二十四話/人事(2015-07-5)
・第二十五話/SOU・SOU(2015-07-12)
・第二十六話/東京店オープンとその後(2015-07-19)
・第二十七話/地下足袋(2015-07-26)
・第二十八話/SOU・SOU足袋の誕生(2015-08-02)
・第二十九話/高砂産業(2015-08-13)
・第三十話/手縫い地下足袋(2015-08-16)
・第三十一話/東京店の奇跡(2015-08-23)
・第三十ニ話/俵屋の奇跡(2015-08-30)
・第三十三話/SOU・SOU足袋 EXHIBITION(2015-09-06)
・第三十四話/日本文化としての評価(2015-09-13)
・第三十五話/日進ゴム(2015-09-20)
・第三十六話/洋から和へ(2015-09-27)
・第三十七話/伊勢木綿(2015-10-04)
・第三十八話/リニューアル(2015-10-11)
・第三十九話/SOU・SOUのスタッフ(2015-10-18)
・第四十話/SOU・SOU作務衣(2015-10-25)
・第四十一話/le coq sportif(2015-11-01)
・第四十ニ話/お隣さんの閉店(2015-11-08)
・第四十三話/わらべぎオープン(2015-11-15)
・第四十四話/不思議な縁の女の子(2015-11-22)
・第四十五話/繋がるご縁(2015-11-29)
・第四十六話/堀淵さん(2015-12-06)
・第四十七話/裏寺町通(2015-12-13)
・第四十八話/SOU・SOU布袋(2015-12-20)
・第四十九話/東京店から青山店へ(2015-12-27)
・第五十話/10th anniversary SOU・SOUブランドムック(2016-01-03)
・第五十一話/伝統の続きをデザインするSOU・SOUの仕事(2016-01-10)
・第五十ニ話/完成間近(2016-01-17)
・第五十三話/ユニクロ(2016-01-24)
・第五十四話/ユニクロ②(2016-01-31)
・第五十五話/ようやく完成(2016-02-07)
・第五十六話/和菓子になったテキスタイルデザイン(2016-02-14)
・第五十七話/京旬菓(きょうじゅんか)(2016-02-21)
・第五十八話/布袋の移転&染めおりOPEN(2016-03-06)
・第五十九話/SOU・SOU在釜(2016-03-20)
・第六十話/SOU・SOU×ワコール(2016-04-17)
・第六十一話/キーヤン(2016-05-08)
・第六十ニ話/田端しぼり(2016-06-12)
一日一絵 / SOU・SOUのテキスタイルデザイナー脇阪克二からの便り
SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“ねこのしま/中津 さくら”
先日のお休み、滋賀県、琵琶湖に浮かぶ沖島に行って来ました
湖の中の島に人が住んでいる場所で、世界でも珍しいそうです
ガイドブックにもあまり取り上げられないこの地
別名「猫の島」と言う理由だけで、乗船前から猫じゃらしを握りしめ行ってきたのですが、、、
あれ?
猛暑日だったこの日、張り切って朝っぱらから出かけたせいか、
日中、猫はおろか人さえ全然いませんでした
が、
琵琶湖が眼前にせまる喫茶店で、島で出来たものを食べ、
島のおじちゃんとぐうたらしたり
なんかタイムスリップしたかのうような路地裏や
夕方になったらそこかしこからちょろちょろと遊んでくれる猫も。
ここのとこ、何かとせかせかしがちでしたが、
なんともスローな、貴重な時間が過ごせました
涼しくなったらまた来よー
※帰りの船のお姉さんの話によると、いるところにはいっぱい猫いたみたいです
今日のお客様 / SOU・SOU各店にご来店頂いているお客様の紹介
“【SOU・SOU KYOTO 青山店より】2062:柄と柄”
本日ご紹介するのは、佐藤様です。
■154cm
■擬宝珠/素色 8,532円(税込)
■【夏季限定】 伊勢木綿 くびまき 短丈/街 1,814円(税込)
■高島縮 薙刀長方形衣/山茶花 10,368円(税込)
■高島縮 えんゆう穿き 短丈 3,456円(税込)
■先丸5枚足袋/日々 8,434円(税込)
今回は今の季節に大活躍の高島縮 薙刀長方形衣をお選び頂きました。
今は一枚でさらっと着れて、もう少し涼しくなってきたら重ね着でと長くお使いいただけるアイテムです。
また、この「山茶花」は他の柄とも組み合わせやすく、上級者向けかなと思われがちな「柄と柄」という組み合わせも気軽に楽しんでいただけます!
「山茶花」にお好きな柄のくびまきを合わせてみてはいかがでしょうか。
佐藤様、東京にお越しの際はまた是非お立ち寄りください。