平成19年05月24日 木曜日号
“ロマン”
エベレストに登ろうとする人と、富士山に登ろうとする人とでは、
考え方や覚悟等が根本的に違う。
僕はそれらは登る目的が違うと以前に書いた。
しかしよく考えてみると、両者のロマンの大きさもまた全然違うのだなと、
さっきお風呂につかっている時に気がついた。
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平成19年05月23日 水曜日号
“永遠に新しい”
先日、鳥取のある和紙製造会社の会長と食事をする機会があった。
いろいろ興味深いお話をして頂いたのですが、中でも
〝本物は永遠に新しいのだ〟
ということを言われた時にはショックを受けた。
物事の本質をズバリと言われた気がした。
そのショックのせいかで食欲はどこかへ行ってしまった。
平成19年05月22日 火曜日号
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平成19年05月21日 月曜日号
“責任感”
たまにスタッフとお昼を食べに行くことがある。
食事しながらも、何かしらの打ち合わせがほとんどです。
話がのってくると、休憩時間をオーバーすることもよくある。
ある日、東京店のスタッフとお昼を食べながら、いつものように
仕事について僕がいろいろ話をしていたら
「若林さん、もう時間です。戻りましょう」
と言われた。
結構話ものってていいところなのに、バッサリと切られた。
でも、それは責任感の表れでもあるなと思った。
平成19年05月20日 日曜日号
“つくづく思う”
何かをはじめるのに〝遅すぎる〟という事はない。
そして、今置かれている環境も関係ない。
さらに、その分野において素人であるのは
一切マイナスにはならない。──
いろんな先人がすでに同じようなことを言っていると思いますが、
本当にそう思えるようになりました。
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平成19年05月19日 土曜日号
“つなげるデザイン”
ある外国生活が長い女性の方に
「今風のデザインは数多くあるけれど、SOU・SOUは今と昔、
そして将来をつなげるデザインね」
と言われた。
うまいこと言わはるなーと感心したと同時に、
こういう風に褒めていただくとすごくうれしかった。
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平成19年05月18日 金曜日号
“格言”
SOU・SOUの京都店は裏寺と呼ばれる地域にあります。
寺の裏側という意味だと思いますが、どの寺に対して裏なのか
僕は知りません。
しかし、この辺りにはたくさんの寺があります。
今日お昼ごはんを食べに行った帰り道にも3つの寺の前を通りました。
そのうちの一つの寺の前に格言が。
〝自分より外(ほか)に自分を苦しめるものはない〟
……。
平成19年05月17日 木曜日号
“おおきに”
京都弁でありがとうのことを“おおきに”と言います。
僕の両親も周りの人もみな“おおきに”を使っています。
でも、なぜか僕は使いません。
小さい頃から、大人になったら“おおきに”と言う時が来るのかなと思って
いましたが、今年40歳になるのに一向に使う気配がありません。
一度思い切って使ってみようと思いましたが、なんか恥ずかしくて出来ま
せんでした。このまま一生使えないのか…。
近くの錦市場で買いもんでもして、徐々にでも訓練していかなければ
いけない気がしてきた。
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平成19年05月16日 水曜日号
“楽しむ”
僕は仕事が大好きな人間だ。
何かを考えている時、作業をしている時、どちらも楽しくて仕方がない。
先日も気がつけば朝の4時までうっかり仕事をしてしまった。
でもこれは最近こうなったわけではなく、SOU・SOUを始める前に
セレクトショップをやっていた時も同じ気持ちだった。
さらに、以前の会社で働いていた時も、初めて高校時代に
アルバイトをした時も、やはり仕事に楽しみを見つけてやっていた。
よく考えたら、ずーっと仕事を楽しんでいる。
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平成19年05月15日 火曜日号
“タクシー”
昨日乗ったタクシーはおしぼりが出てきた。
MKタクシーの着物割引きは知っていたが
おしぼりサービスをしている会社があったとは
知らなかった。
聞けば京都に走ってる約一万台のタクシーのうち
このサービスをしているのは七台だけだそう。
妙に得した感じがしたと同時に、タクシー会社も
いろいろ工夫してるなーと思った。
でも僕はそんなことよりも、遠回りしようするドライバーの
教育を徹底して欲しいと思う。
京都に観光にこられた人が嫌な気分にならなくて済むように。
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平成19年05月14日 月曜日号
“姿勢”
姿勢良く歩くと得をします。
実際の性格とは関係なく、話をせずに
知的で立派な印象を勝手に人に与える
ことが出来るからです。
だから自分を良く見せたいと思う人は、
服装やメイクにお金や神経を使うより、
姿勢よく歩くことを意識したほうが
効果的ではないかと思う。
タダですし。
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平成19年05月13日 日曜日号
“下駄”
下駄の季節がやってきた。
今日から当分の間、地下足袋はお休みです。
3年目になる僕の下駄は、もうだいぶ味が出てきて可愛い感じ。
そういえば「下駄箱」というものの、下駄が入っている家は
最近ではほとんどない。
平成19年05月12日 土曜日号
“日本製”
扇子、足袋、着物等は日本製がいいと世間がもし言い始めたら、
困る業者は沢山います。
「日本で作ると高いですよ」とか
「外国産と品質は変わりませんよ」とか
「もう作る職人がいませんよ」等々
いろんな問題点を挙げると思います。
でも実はこの人たちがそういう状況にしたんですけどね。
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平成19年05月11日 金曜日号
“親父”
僕の親父は実家で食堂をやっています。
中学の時から手伝いを始めて、もう50年以上経つそうです。
さすがに最近では体も大分弱ってきているように見えます。
僕は小さい頃から親父に何かを教えられたという記憶があまりありません。
勉強しろとうるさく言われたこともない。
ただ先日、親父が誤って怪我をして救急病院に行った時のこと。
お医者さんから腫れがひくまでしばらく安静にしておいて下さい
と言われたのに、次の日の朝物音がするので厨房を覗いたら、
一人でうどんの出汁をとっていました。別にそんなに繁盛している
店でもないし、「こういう時くらい休めばいいのに」と言ったのですが、
「馴染みのお客さんが来るから」と僕の言う事を聞かない。
そういえば、今まで何があっても休まない人だった。
親父がさぼるということも想像がつかない。
小さい頃はそんな姿が“無茶をする人”というふうに映っていたけれど、
今は違って見えている。今も親父とはあまり口を聞かないけれど、
実はちゃんと教えられているものがあった。
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平成19年05月10日 木曜日号
“歯医者”
最近すごく久しぶりに歯医者に行って歯の治療をしてもらったら、
自分がもっていた昔の歯医者のイメージとの違いに驚いた。
何が驚いたかというと歯の治療が痛くないのです。
昔は歯医者というともうそれは痛くて痛くて、地獄のような感じでした。
行くのもイヤ、匂いもイヤ、待合室で自分の番を待つのも恐怖でした。
だから虫歯ができても限界まで我慢して、もうどうしようもなく
なってから行っていた気がします。だから余計に痛いのですが...。
麻酔が進歩したのか何なのかは分かりませんが、今初めて歯の
治療をする人はあの痛みを経験をすることはないのか..。
歯の治療が恐怖だった時代は知らない間に終わっていたのかもしれません。
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平成19年05月09日 水曜日号
“知りたいこと”
僕は“じゃがりこ”が好きです。カップラーメンも好き。
そんなにいつも食べるわけではないのですが、
食べる時にはいつも少しためらってしまいます。
「体に良くないかな…」
こんなことを思いながら食べていては、どんなものでも体に悪い。
本物のじゃがいもなら、毎日食べても大丈夫だと思うし、
お店のラーメンなら、油は気になっても環境ホルモンまでは気にしなくてもいい。
体にいいのか悪いのかも含め、そのへんのことを一度ちゃんと
知ってみたいと思っている。
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平成19年05月08日 火曜日号
“見かけ”
人は見かけによらないと言いますが、見かけは大切です。
いくらすばらしい人でも、コンビニの前でたむろして座って
タバコを吸っていたら、人は絶対そうは見てくれません。
それは、見かけで判断する方が悪いのではなく、
統計上の事実だと思うのです。
若い人の節操のない格好は、そういう意味では損かもしれません。
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平成19年05月07日 月曜日号
“うまい接客”
口がうまい販売員の接客をうけるとシラケてしまう。
本当にすばらしい場合は、もちろんそんなことは思わないが、
うまいこと言ってものを売ろうとしたり、しつこく付きまとわれたりすると、
こっちもあまのじゃくな態度に出てしまうこともある。
「このカバン、使いやすいですよー。たくさん物も入りますし」
「あ、そうですか。あなたこれをお使いになられたことあるんですか?」
単に意地悪で言っているわけでもない。
そう言われても、こっちとしてはどう使いやすいのか、たくさんって
どれくらいなのかがわからないのです。
ちゃんと聞いて納得すれば、なるほどと購入するかもしれません。
まー、たいがいは嫌な客だと思われて、離れていくのですが。
SOU・SOUでもスタッフが使ったことのないものを「使いやすい」等と
言わないようにしています。もし、適当な接客をするスタッフが
おりましたら、どんどん突っ込んでやって下さい。
あつかましいことを書いてスミマセン。
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平成19年05月06日 日曜日号
“見習う”
先日久しぶりに満員のバスに乗った時のこと。
ある停留所に停まった時に、バスの後部から外国人のカタコトで
「マダヒトリオリマース!」
と叫ぶ声がした。
しかし、しばらくして降りたのは小柄な日本人女性だった。
おそらくこの女性が声を出していたのだろうけど、運転手に
聞こえてないなと思った外国人が助けてあげたのだと思う。
自分も含めて、日本人の男性はこういうところこそ欧米人を
見習わなければならない。
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