一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

平成19年05月31日 木曜日号

“人生を続ける”

“継続は力なり”ということわざを信じています。
どんなことでも続けていけばそのうちに何かが
力に変わっていくのだと思います。
僕も何でもいいから続けられるものをと思い、
数年前から玄関で“脱いだ下駄をちゃんと揃える”
ということをしています。
別になんてことはないのですが、もう脱いだものを
乱れたままには出来なくなっています。
これは一生続けようと思います。
でも、あえて何かを意識しなくても、要は“人生を続ける”
だけでも“大きな力”になるのではと思っています。

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平成19年05月30日 水曜日号

“人の技”

例えば人が手作業で作った細かい芸術的な彫刻は見ていて感動しますが
同じことを機械がやってもそこまでは驚かない。
人の手が生み出す〝技〟というのは、機械化が進む時代の中で
今後ますます価値が出てくると思う。

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平成19年05月29日 火曜日号

“才能、性格”

人の才能なんてみな同じ。
何かに優れていれば何かが劣っている。
全てが完璧な人なんてどこにもいない。
しかし人の性格には良い悪いがあるように思う。
僕は〝性格が良い〟というのは、人にとって
何より大切な要素ではないかと思っている。

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平成19年05月28日 月曜日号

“熱い思い”

先日出合ったモスリンという生地は“この布をどうしても残したい”
という熱い思いをもったある染色家さんのおかげで、
その機会を得ることが出来た。
別にこの人はどこからかお金をもらっているわけでもなく、ただ
「こんなにいい布が日本からなくなってしまうのはもったいないし、
大体にしておかしい」
という気持ちで、一人でも多くの方に知ってもらうための様々な活動を
してこられました。
やっぱりこういう人がいないといけません。
僕の知っているある伝統工芸の産地の人は、“今日の自分のためのこと”
しか考えていませんが、この方は“将来の日本のためのこと”を考えておられる。
世の中の時流にうかつに乗っていると、気づけないことも多いけれど、
僕もおじいさんになった時に若い世代から“良いものを残しておいてくれた”
と言われる側になるように、これからも頑張ろうと改めて思った。

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平成19年05月27日 日曜日号

“まわりの環境”

絶滅寸前の動物を残そうとするならば餌を与えるだけではなく、
生きられるための環境も残してあげなければいけない。
伝統工芸、文化にも同じことが言える。

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平成19年05月26日 土曜日号

“モスリン”

今日また古くて新しい素材に出会った。
メソポタミアから続き、日本ではもうその歴史を閉じようとしているその布は、
モスリンといいます。
肌触り、発色、ドレープ性などが非常に優れているそれは、
〝人の体に関わらざるを得ない布〟
と言われています。
また新しい仕事が始まりそうです。

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平成19年05月25日 金曜日号

“作りたいもの。”

好きなものを作っているようでも、
やはりお客さんが喜ぶものを作りたいと
無意識に思っている。
つまり、自分の世界観を表現するなんていう
デザイナーとは、対極の位置にいると思う。

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平成19年05月24日 木曜日号

“ロマン”

エベレストに登ろうとする人と、富士山に登ろうとする人とでは、
考え方や覚悟等が根本的に違う。
僕はそれらは登る目的が違うと以前に書いた。
しかしよく考えてみると、両者のロマンの大きさもまた全然違うのだなと、
さっきお風呂につかっている時に気がついた。

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平成19年05月23日 水曜日号

“永遠に新しい”

先日、鳥取のある和紙製造会社の会長と食事をする機会があった。
いろいろ興味深いお話をして頂いたのですが、中でも
〝本物は永遠に新しいのだ〟
ということを言われた時にはショックを受けた。
物事の本質をズバリと言われた気がした。
そのショックのせいかで食欲はどこかへ行ってしまった。

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平成19年05月22日 火曜日号

“今を疑う。”

今いいと思うものより、この先良くなっていくものを作りたい。
時代のムードを疑ったものの見方で、この先にある価値観を見極めたい。

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平成19年05月21日 月曜日号

“責任感”

たまにスタッフとお昼を食べに行くことがある。
食事しながらも、何かしらの打ち合わせがほとんどです。
話がのってくると、休憩時間をオーバーすることもよくある。
ある日、東京店のスタッフとお昼を食べながら、いつものように
仕事について僕がいろいろ話をしていたら
「若林さん、もう時間です。戻りましょう」
と言われた。
結構話ものってていいところなのに、バッサリと切られた。
でも、それは責任感の表れでもあるなと思った。

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平成19年05月20日 日曜日号

“つくづく思う”

何かをはじめるのに〝遅すぎる〟という事はない。
そして、今置かれている環境も関係ない。
さらに、その分野において素人であるのは
一切マイナスにはならない。──
いろんな先人がすでに同じようなことを言っていると思いますが、
本当にそう思えるようになりました。

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平成19年05月19日 土曜日号

“つなげるデザイン”

ある外国生活が長い女性の方に
「今風のデザインは数多くあるけれど、SOU・SOUは今と昔、
そして将来をつなげるデザインね」
と言われた。
うまいこと言わはるなーと感心したと同時に、
こういう風に褒めていただくとすごくうれしかった。

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平成19年05月18日 金曜日号

“格言”

SOU・SOUの京都店は裏寺と呼ばれる地域にあります。
寺の裏側という意味だと思いますが、どの寺に対して裏なのか
僕は知りません。
しかし、この辺りにはたくさんの寺があります。
今日お昼ごはんを食べに行った帰り道にも3つの寺の前を通りました。
そのうちの一つの寺の前に格言が。
〝自分より外(ほか)に自分を苦しめるものはない〟
……。

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平成19年05月17日 木曜日号

“おおきに”

京都弁でありがとうのことを“おおきに”と言います。
僕の両親も周りの人もみな“おおきに”を使っています。
でも、なぜか僕は使いません。
小さい頃から、大人になったら“おおきに”と言う時が来るのかなと思って
いましたが、今年40歳になるのに一向に使う気配がありません。
一度思い切って使ってみようと思いましたが、なんか恥ずかしくて出来ま
せんでした。このまま一生使えないのか…。
近くの錦市場で買いもんでもして、徐々にでも訓練していかなければ
いけない気がしてきた。

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平成19年05月16日 水曜日号

“楽しむ”

僕は仕事が大好きな人間だ。
何かを考えている時、作業をしている時、どちらも楽しくて仕方がない。
先日も気がつけば朝の4時までうっかり仕事をしてしまった。
でもこれは最近こうなったわけではなく、SOU・SOUを始める前に
セレクトショップをやっていた時も同じ気持ちだった。
さらに、以前の会社で働いていた時も、初めて高校時代に
アルバイトをした時も、やはり仕事に楽しみを見つけてやっていた。
よく考えたら、ずーっと仕事を楽しんでいる。

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平成19年05月15日 火曜日号

“タクシー”

昨日乗ったタクシーはおしぼりが出てきた。
MKタクシーの着物割引きは知っていたが
おしぼりサービスをしている会社があったとは
知らなかった。
聞けば京都に走ってる約一万台のタクシーのうち
このサービスをしているのは七台だけだそう。
妙に得した感じがしたと同時に、タクシー会社も
いろいろ工夫してるなーと思った。
でも僕はそんなことよりも、遠回りしようするドライバーの
教育を徹底して欲しいと思う。
京都に観光にこられた人が嫌な気分にならなくて済むように。

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平成19年05月14日 月曜日号

“姿勢”

姿勢良く歩くと得をします。
実際の性格とは関係なく、話をせずに
知的で立派な印象を勝手に人に与える
ことが出来るからです。
だから自分を良く見せたいと思う人は、
服装やメイクにお金や神経を使うより、
姿勢よく歩くことを意識したほうが
効果的ではないかと思う。
タダですし。

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平成19年05月13日 日曜日号

“下駄”

下駄の季節がやってきた。
今日から当分の間、地下足袋はお休みです。
3年目になる僕の下駄は、もうだいぶ味が出てきて可愛い感じ。
そういえば「下駄箱」というものの、下駄が入っている家は
最近ではほとんどない。

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平成19年05月12日 土曜日号

“日本製”

扇子、足袋、着物等は日本製がいいと世間がもし言い始めたら、
困る業者は沢山います。
「日本で作ると高いですよ」とか
「外国産と品質は変わりませんよ」とか
「もう作る職人がいませんよ」等々
いろんな問題点を挙げると思います。
でも実はこの人たちがそういう状況にしたんですけどね。

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