平成20年01月13日 日曜日号
“日本語を捨てる”
50過ぎのある職人さんとの打合せで、僕が「白、黒、青で展開したいと思うんですよ。」と言ったら「わかりました。ホワイト、ブラック、ブルーですね。」と何故か英語に言い直された。そして「大きさは男性用と女性用を考えています。」と言ったら「あーそうですか。メンズとレディースサイズね。」と言いながらメモしていた。
別にその人は嫌味で言っているのではない。きっと本当にこの手の単語は英語の方が日常生活に浸透してしまっているのでしょう。こういう傾向は今後ますます進んでいくのだと思いますが、なんとなく日本語を捨てていっているという気がして少し残念な気もします。
平成20年01月12日 土曜日号
“今週の写樂②<京都サンガF.C.>”
第2回の写樂に登場して頂くのは、京都サンガF.C.企画・デザイン担当の奥山さんです。もともとSOU・SOUに声をかけて下さったのが奥山さんで、活動的で明るい感じがして最初から好印象でした。
今年サンガF.C.はJ1に昇格しますので、少しでも盛り上がるように応援すると共に、サッカーに興味のない人や相手チームのサポーターが思わず買いたくなるようなグッズを作っていけたらなと思います。
平成20年01月11日 金曜日号
“二郎さん”
寝食を忘れて働いていたモーレツ時代から少しゆとりが生まれ、ちょっとゆるく自然体で生きる感じが現代的な気もする。とか言いながら、僕自身は今はそんな風に生きたいとは全然思わないけど。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組で、鮨屋の二郎さんという人が出ているのを見ましたが、ああいう人にこそ憧れる。インタビューの中で「どんな仕事でもやらなければいけない。仕事を選ぶのではなく、自分が仕事に合わせるのです。」みたいなこと言われていたのが印象的だった。
番組を見終わった時自分の襟を正す思いがした。
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平成20年01月10日 木曜日号
“テレビ”
たまに出張で東京に行ってホテルで夜テレビを見ると、京都と番組が全然違っていておもしろい。出てるタレントも違うし、なんかアカ抜けてる感じがする。テレビ番組の話になると東京スタッフについていけないことがある…。
そう言えば昔オールナイトフジという番組があったけど、今も土曜の夜はそれに代わる番組ってあるのでしょうか。20代の頃、東京っぽいな?と思いながら見ていたのを思い出す。
平成20年01月09日 水曜日号
“知らないだけ”
遺伝子を組み替えて虫を寄せつけずに野菜を育てることが出来れば、虫食いの被害もなく人手も大幅に削減出来て価格も抑えられる─と言われても、そんな野菜はなんか食べたくない気がする。詳しくは知らないけれど、それは多分不自然な野菜で結局人の体にも良くないと思う。
こういう事って知らないだけで、もうすでにたくさん世の中に出回っているのではないでしょうか。
平成20年01月08日 火曜日号
“立食パーティー”
立食パーティーというのはなんだか食べた感じがしない。食事をしに立食パーティーに行ったにも関わらず、会場を出たとたんに「何か食べて帰らへん?」と仲間を誘ったりします。それってなぜなのでしょうか。
実際あんまり食べていないのか、それとも立食スタイルではあまり食べられないものなのか。または食べないでただしゃべり過ぎなだけか。ひょっとすると僕だけかもしれませんが……(そんな気がしてきた)。
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平成20年01月07日 月曜日号
“えんぴつ”
今日コンビニでHBのえんぴつを3本買った。小学生の頃は1ダースで買ってもらってすごくうれしかったことを覚えているけど、大人になった今でもやはりうれしい気分になった。これがボールペンだとこういう風には思わないような……。
大人になると忘れてしまうことってたくさんあると思いますが、なんとなくこの感覚は忘れたくない気がします。
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平成20年01月06日 日曜日号
“今週の写樂①<友人>”
今年から一日一“駄”話の中で「今週の写樂」というコーナーを始めることにしました。その週に会った人や見たものの“駄”写真を載せていきたいと思います。
第一回は、今年最初に会った僕の数少ない友人、細川君。”DRESS CAMP”というファッションブランドの社長をやっています。二人だけでゆっくり話すのはすごく久しぶりのことでした。彼はファッション以外にも飲食店やギャラリー等様々なビジネスを手がけているやり手ですが、僕なんかに時々仕事のことを相談してくるチャーミングなところもあります。普段話さないようなまじめな話をした元旦の夜でした。
平成20年01月05日 土曜日号
“見られている大人”
例えば、すごく尊敬している人がタバコをポイ捨てしたりすると「あれっ」と思います。また、車で来てるのに酒をちょっと飲んでたりすると「あら?」と思います。なんか人としての基本がなってないように思えてしまって残念なのです。
子供が大人を見ている感覚ってこういう事なのかもしれません。
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平成20年01月04日 金曜日号
“日本のファッション”
先日、あるファッション専門学校の先生に会ったらこんなことをおっしゃっていた。
「最近生徒は和のものに興味があって、作品にも取り入れようとする。しかし、洋服を教える先生はいても、和のものは教えられる先生がいないのです」
こういう現状はある程度想像していたことですが、現場の人が言っていると説得力がある。本来、若い世代のデザイナーがこれからの日本のファッションを創造していく上で自国の文化を取り入れないというのは、どう考えてもおかしい。
近い将来、西洋かぶれの先人にはない発想や視点をもったクリエーターの時代がやってくる。日本のファッションはそこからが本当におもしろくなっていくのだと思う。
平成20年01月03日 木曜日号
“目標”
今年の目標は
①今までよりももっとお客様に楽しんで頂ける企画作り
②企画中の新しいコラボレーションを具現化すること
③パリでの展示会
初めてのことばっかりなので、一つ一つ慎重に確実にやっていきたいと思います。
平成20年01月02日 水曜日号
“予感”
毎年2日は墓参りをした後、夜にある人の自宅で行われる新年のパーティーに顔を出させて頂きます。そして明日からの仕事始めに向けて考え事……。
今年も何か濃い一年になりそうな予感です。
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平成20年01月01日 火曜日号
“恭賀新禧”
皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
2年目を迎えたこの一日一話。今年からタイトルは“一日一駄話”にしました。そう言えば最初から駄話中心と考えていましたので、この方がしっくりきます。たまに「一日一話、見てますよ」と言われると恥ずかしくなります。でも、この際続けてみようと思っています。これは自分にとって何かの訓練になっている気がするので。(大した事ではありませんが。)
2年目は少し趣を変えてやっていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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平成19年12月31日 月曜日号
“リセット”
毎年大晦日は一年の反省をします。僕はやった事がどうだったか反省する事(省みる事)が何をするにしても大切だと思っています。やりっぱなしでは、いい事も悪い事も自分自身のものにならないと思うからです。一日には一日の、一週間には一週間の、一ヶ月の、半年の、一年の目標と反省。こういう事が日々の仕事をしていく上で自分自身のモチベーションを保つポイントでもある気がします。今日がダメでも明日がある。今年がダメでも来年がある。12月31日はそうやって一年をリセットできる大切な日だと思います。
SOU・SOUが今年もなんとかやって来られたのも皆様のお陰でございます。一年間大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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平成19年12月30日 日曜日号
“年の瀬”
今年も良い出会いがたくさんありました。未だカタチになっていないものもあるけれど、これからが楽しみです。来年はいくつかかたちにしてその中のいくつかを皆様にも見て頂けるようにしたいと思います。
一年を振り返ると、大変多くの方々の協力を得て会社が成り立っていることに改めて気がつきます。日頃からしなくてはいけない事ですが、年の瀬に思い返して感謝をしています。
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平成19年12月29日 土曜日号
“忘年会”
今日は京都のスタッフと忘年会です。広辞苑によりますと、"その
年の苦労を忘れるために年末に催す宴会"だそう。そうか、今日は
そういう意識で臨んでみよう。終わったときには今年の苦労をすべ
て忘れていたら忘年会成功か。夜の街にはすでに成功したと思わ
れる人がたくさんいる。
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平成19年12月28日 金曜日号
“期待と余韻”
クリスマスというものは盛り上げるだけ盛り上げて、余韻という
ものがありません。翌日は劇的に世の中が〝普通の日〟に変
わってしまっている。1年の行事の中でも独特な感じがします。
個人的にはお正月のほうが断然好き。徐々にやって来て、ゆっ
くりと去っていく。期待と余韻があるのがお正月です。
平成19年12月27日 木曜日号
“なんかいいなー”
あるホテルのリネン類を製作している時に「ここまで色々なもの
にこだわって作ったんだから、お客さんにそのこだわりをちゃんと
説明しないといけませんね」とクライアントの人に冗談混じりに言
った。すると横にいたインテリアプランナーのTさんが「それをあえ
て言わないのがいいんや。何かわからんけどいいなーと思って
もらえるようにせなあかん。その“いいなー”の理由はお客さんに
はわからんでいい。」…なるほど。
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平成19年12月26日 水曜日号
“わがままな注文”
すごくカッコいい話題のお店や高級店といわれるところに行ったら、
少しわがままな注文をしてみる時がある。例えばレストランなら「コー
ス料理の内容を変えられますか?」とか。当たり前のようにリクエス
トに応じてくれるところもあれば、ちょっと困った顔をするところもある。
実はこういうお客がいた場合どう対応するかを見てみたいと思うので
す。うるさい客の応対でその店が本物かどうかがわかるような気が
します。
平成19年12月25日 火曜日号
“悩み”
脇阪さん、辻村さん、僕とで忘年会をやった。忘年会は毎年恒例
のことですが、3人だけでやったのは今年が初めてです。いろい
ろな話の中で「若林君の悩みって何?」と脇阪さんに聞かれた。
僕は少し考えた後、「んー。ないですね」と答えた。日々小さなこと
でいろいろ考えたりはしてますが、悩みと呼べるものが今はない。
それって受け取り方によっては、なんかアホな人みたいに思われ
るかもしれないですが。問題や考えないといけないことはあるとい
えばあるのかもしれませんが、それで悩んでいるかというと、やは
り悩んではいない。以前会社の運転資金が大変だった頃は、いろ
いろ悩んでいましたが…。でも今は物事が上手く運ばなくても、昔
のようには悩まない性格になったような気がする。少し鈍感になっ
てきたのかもしれないのですが、それはそれで有難いことです。