一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

平成20年05月11日 日曜日号

“教育”

例えば、なにも知らない幼児に白いものを見せて「これは黒だ」と教えたら、その子は白を黒だと認識します。教え方次第でインプットされる情報が自由自在になるわけです。基本的な良識のある人は、間違ったことを教えても自己判断力によって正否の判断ができるので心配ありませんが、何も知らない幼児の時であれば、教えられた通り信じてしまうわけです。
日本の良いものをこの先もずっと残していこうとするならば、まず何にも染まっていない時期からの教育が大切で、その部分をもっと見直さなければいけないのではないかと思うのです。

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平成20年05月10日 土曜日号

“写樂⑰<八幡染色(有)/山口社長>”

20080509-01.JPG 今回の写樂は八幡染色の山口社長です。八幡染色は昭和14年から続く京都の染色工場です。SOU・SOUでは帆布や伊勢木綿等を染めていただいています。
納期がすごくタイトな仕事が急に入った時でもなんとか間に合わせてくれます。社長、いつもありがとうございます。
今回もまた仕事場を激写して参りました。
20080509-02.JPG 手作りの窓枠(?)。八幡染色と書いてあります。
20080509-03.JPG 入り口にいきなり〝WA-RA-BI〟の版が。
20080509-04.JPG 手ぬぐい用の生地を3列板に貼っています。
20080509-05.JPG ここで染料を調合するそうです。
20080509-06.JPG 奥の部屋。
20080509-07.JPG 染料を作っておられます。
20080509-08.JPG これが色指示書です。
20080509-09.JPG 手捺染で染めていきます。
20080509-10.JPG 2階では〝初春〟が染められていました。
20080509-11.JPG 乾いたら巻き上げて、今度は蒸しの工程です。
20080509-12.JPG 使い終わった版を洗う機械。
20080509-13.JPG 版がいっぱいストックされています。
20080509-14.JPG なんと、最後は板の上から水が出てきて染料を洗い流すのです。
工場に行くといつもその大変さに改めて気づかされます。
これからも宜しくお願いします。

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平成20年05月09日 金曜日号

“待ち合わせ”

例えば1時に友人と駅の改札で待ち合わせをしているけど30分過ぎても来ない。なんかあったのかな...ひょっとして違う方の改札で待っているのかな..行ってみよかな?でも、今ここを離れると行き違いになってしまうかも・・・。そんなシーンが昔は多々ありました。今は携帯電話があるので、そんなことはほとんどなくなったと思いますが。あの感覚も今となっては貴重な経験です。

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平成20年05月08日 木曜日号

“カツラ”

どこから見てもカツラをかぶっていることがバレているおっちゃん。中には二度見してしまうようなヘアデザインの方もおられます。彼らは何のためにあのカツラを装着するのか。ハゲてることを隠したい、モテたい、カッコよくなりたい─多分こういうことだと思うのですが、あのカツラを選んだ段階で全てが台無しになっている気もします・・・。

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平成20年05月06日 火曜日号

“写樂<店①>”

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家の近所からちょっと足を延ばして散歩していたら、懐かしい定食屋が。隣にあった銭湯はもう無くなっていました。こういう昔ながらの定食屋もあまり見なくなりました。でも今となってはこの佇まいが逆に売りになりますね。若い人にもウケそう。こういう店にはソフトドリンクのメニューの中に〝ミリンダ〟や冷やしあめを揃えておいて欲しいと思います。

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平成20年05月05日 月曜日号

“寺の標語<皐月>”

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5月に入ったので、寺の標語です。(宝蔵寺)

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平成20年05月04日 日曜日号

“心次第”

持病を持っているのにいきいきとして積極的な人をみると、人生は身体の健康より心の在り方の方が大事なのかなと思う。おばあさんでもすごく若々しく感じる人は、メイクや服装じゃなく心の若さが表れているんですよね。心を若く健康に保つ努力こそ惜しんではいけないということかもしれません。
人生は心がよければ全てよし。多分こういうことなんだと思います。

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平成20年05月03日 土曜日号

“写樂⑯<(株)高砂産業/加古社長>”

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今回の写樂は(株)高砂産業の加古社長です。高砂産業さんはSOU・SOUの主力商品の貼り付け地下足袋を作っていただいている工場です。加古さんは僕が新しいデザインの地下足袋を提案すると、いつも「こんなん売れへんやろー」と、もうお約束な感じで言われます。
また、色々な素材でサンプルをお願いすると「もっと簡単なんにしてーなー」とこれまたお約束のセリフが出ます。そして、ちゃんとやってくれるのです。
少ないロットや修理等も対応して下さる、本当に貴重な工場さんです。今回は特別に職人のおばさんや(失礼・・・)、作っているところもお見せします。
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工場の看板。
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ゴム底が付く前の運動足袋。
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縫い上がったアッパー部分を型にかぶせています。
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ゴム底を貼るためののりをハケで手塗り。
これは職人さんの勘で行われます。
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ソールに付けたのりを乾かしています。
まるでアメリカンドッグのように回っています。
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休憩中のおばちゃんを激写。
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これから大きな窯に入れてパンのように焼きます。
加硫という工程です。
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外にはこんなものも。
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ソール部分にゴムを貼ります。
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つま先部分のゴム貼りが難しいのだそう。
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コハゼ部分の縫製。
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こんなミシンがあるのです。
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続々と出来上がっていきます。
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プロトタイプサンプルの修正中。
ただ今、新型進行中です。お楽しみに。加古さん、これからも宜しく頼みます。

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平成20年05月02日 金曜日号

“自然”

環境破壊や国と国の紛争、その他連日の様々なニュースを見てると、つくづく人間って悪い生き物なんだなぁと思ってしまいます。地球の自然界も人間なんかを生んで後悔してるかもしれません。でもひょっとすると、人間が誕生した時点で地球の末期なのかな‥‥なんて考えてしまいました。

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平成20年05月01日 木曜日号

“味平③”

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これはウ゛ィシソワーズです。星でお店の評価をしたがるヨーロッパのタイヤメーカーも相手にされなかった某老舗旅館のご主人による手作りです。聞くところによると日本にこのスープが入ってくる以前から作っておられるのだそう。味はというと、さすがにうまい!お金を払えば食べられるという代物ではないのでじっくり味わいました。ごちそうさまです。

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平成20年04月29日 火曜日号

“味平(あじへい)②”

突然ですが日曜日に敦賀に行ってきました。目的はこの売店に売っている鯛鮨弁当。

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塩荘という会社が作っている弁当で100年もの間1日も駅弁の販売を休んだことがないのだそう。この事が10年前に買って読むのを忘れていた本に載っていた。それによると、戦争で極端な食糧不足の時も、国鉄のストライキで列車が動かない時も(車が動かないので、背中におぶってみんなで運んだのだそう)、とにかく休まず敦賀駅に弁当を納めてこられたとの事。是非一度食べてみたいと思い、現地に行ったのです。サンダーバードで1時間、降りたホームにその売店はありました。
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塩荘1号店と書いてある。何店舗もあるのかな。とりあえず元祖鯛鮨弁当とその他お土産を買いました。電車が来るのを1時間待って帰りのサンダーバードの中で早速頂く。
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箱の裏にはこんな文章も。
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鯛鮨弁当なんて、普段は選ばないので他のは知りませんが、これはすごくおいしかったです。パッケージを見たらHPがある事を知ったので、帰ってから見たらすごく手広くビジネスをされていて驚きました。でも、通販でも買えることがわかったので、一度頼んでみよう。
塩荘さんの駅弁がこの先200年、300年と続いていって欲しいと勝手に一人で思った休日でした。

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平成20年04月28日 月曜日号

“母の日”

もうすぐ母の日なんですね。僕は毎年ベタですが、カーネーションを贈っています。この時期佐川急便さんが売り込んでこられるのです。別に佐川さんで買う必要はないのですが、ドライバーさんには販売ノルマがあると思うので、いつも無理ばっかりいってるお返しのつもりで。買ってあげるとすごく喜ばれます。こちらもなんだか少しうれしくなります。でも、たまに枯れた花が贈られてくる時があります。うちの母は笑っていますけどね。

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平成20年04月27日 日曜日号

“星はいりません”

いつもお世話になっている京都の某老舗旅館にヨーロッパの某会社の人達が来て、「我々がこの旅館に星を付けるかどうか評価させて欲しい」と言われたそうです。すると、その旅館のご主人は「ウチはウチのことを好きなお客様に評価して頂ければいいのです。あなた方の評価は要りません」と言われたのだそう。さすがです。かましてくれました。その人達は予想外の返事にびっくりした顔をしてそそくさと帰っていったとさ。

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平成20年04月26日 土曜日号

“今週の写樂⑮<中島プランニング>”

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中島プランニングの中島社長(右)と志村さん(左)です。中島プランニングさんは、名古屋にある染工場です。この工場にお世話になっているデザイナーの方は多いはず。だって、こんなにモノ作りに真剣な人達がいる工場はなかなかありませんもん。SOU・SOUでどんなものを作ったかは近いうちにご紹介します。

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平成20年04月25日 金曜日号

“ゴマすり”

ゴマすりをする人をバカにする人がいますが、ゴマすりは実はすごく大切で難しいものだと思います。わざとらしくなく(ここがポイント)相手を気分よくさせるのは、相当なテクニックが必要で、バカな人には到底出来ない戦術だと思うのです。

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平成20年04月24日 木曜日号

“ルール”

人が集まるところにはルールが必要だと思っています。それは人間関係を円滑にするための潤滑油でもあります。仮に優れた人ばかりが集まっているところにルールは必要かというと、そうでもないと思います。むしろ優れた人こそがルールを作り、必要に応じてルールを変えていくのではないでしょうか。人には色々な考え方があることを理解しているがゆえにルールの必要性もわかっているのだと思います。

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平成20年04月22日 火曜日号

“少し暖かく”

暖かくなってきて、自転車が気持ちいい季節になってきました。もう4月後半です。実は僕は昨日までズボンの下にパッチをはいていました。さらに足元にはスキー足袋下。いちおう言っておきますが、僕は冷え症ではありません。でもあえて今年は〝少し暖かめ〟の設定にしていました。はっきりした根拠はありませんが、このほうが体調が良かったような気がしています。
もう少ししたら僕の足元は地下足袋から下駄に変わります。どんどん身軽になれるこの季節が待ち遠しい。

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