一期一絵 毎日更新!SOU・SOU読本

一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事

平成24年12月16日 日曜日号

“社員の対応”

17年くらい使っていたドコモからauへ乗り換えました。
となりにあるのはバッテリーです。
20121213-DSC_2466.JPG テキスタイルカバーはSO-SU-U濡羽色
20121213-DSC_2468.JPG とうとう今までの携帯が壊れてしまったのです。
まーそれはいいのですが、auの店頭でドコモに電話をし、解約の旨を伝えました。
ネットでも誰かが書いていましたが、さすがドコモの方は良い対応をされます。
こっちが申し訳ない気持ちになりました。
最終的にiPhoneを選んだのでキャリアを変えなければいけなかったのですが、その対応はとてもいい勉強になりました。
僕はすっかりわすれていましたが「貯まっている13000ポイントは奥様の方に移行させて頂きますのでご安心ください」と言われた。
この「ご安心ください」が良いなと思った。
電話窓口の方は、会社の印象を決定する大切なポジション。SOU・SOUも努力せねばならない。
ところで、メールアドレスが変わりましたが、めんどくさくて社員以外誰にも知らせていません。
もし至急必要な方がおられましたら、ショートメールでお知らせくださいませ。
それでは、また明日。

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平成24年12月15日 土曜日号

“SOU・SOUへの道(36)”

伊勢木綿はややこしかった。
思うように染まらない。
初めに50反染めたら、内35反がB反になるという状態だった。
そして生地も織りキズがとても多い。さらに生地の横糸が斜行している等々。
現在流通している生地をベースに考えると問題だらけだった。
しかし、ある時気がついた。これが伊勢木綿だ。
主人の臼井さんも昔から何も変わらずただ織っているだけ。
機械は、トヨタも欲しがる100年前のトヨタ式織機。
伊勢木綿を現代の基準に引き上げようとするのではなく、そのままを現代でどう生かすかが大切なのだと思った。
※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
幸い染め工場さんの努力もあり、染色については半年後くらいに概ね上手くいくようになっていた。
織りに関しての問題は存在しないことにした。
100年前の織機は、現役で動いていることがある意味奇跡だ。
(ただ、キズが出たらその分だけ赤伝は切らせてもらうのだが。)
多少のキズは、ご飯でいうところのおこげだと思うことにしてみた。
その頃の臼井さんの悩みは、売上げ、後継者、機械の老朽化等いろいろあったと思うが、その理由の一つに(ひょっとしたら今は多少変わっているかもしれないが)伊勢木綿の知名度の低さというのが考えられた。
確かに伊勢木綿は僕も知らなかったし、周りの人も誰も知らなかった。
臼井さんの話によると、地元の人も知らないのだという。(極端な話、町内の人ですら知らないらしい)
いくら良いものを作っても、誰も知らなければ残っていけない・・・。
SOU・SOU伊勢木綿という店名は、そういうことから名づけました。
店名にしてしまえば、いろんなメディアの取材を受けた時に「伊勢木綿」という名前が表に出る。
たとえショップ紹介だけの小さな記事でも、伊勢木綿という文字が表記される。
そうやって少しづつでも啓蒙活動するしかないなと思ったのだ。
写真は、当時山田節子さんに頂いた本の1ページ
20121213-DSC_2475.JPG 「現代との出会いを待っている伝統の技」
僕には「SOU・SOUとの出会いを待っていた伝統の技」と読めた。
それでは、また明日。

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平成24年12月14日 金曜日号

“和装用?の車”

臼井さんのHPで知りました。こんな車が発売されたんですね。
20121213-nissan_hp.jpg NISSAN SHILPHY
和装の人が乗り降りしやすいシート。
足をそろえて美しく乗り降りしたい方にもオススメだそう。
この発想は日本らしい。
アメリカの車屋は、100年経ってもこんなことしないだろう。(わからんけど)
僕は以前から「日常で着物を」と言うのならば、いろんな周辺アイテムをアップデートしなければいけないと言ってきた。
車が普及したのならアクセルが踏める草履を作るとか(地下足袋を履けばいいだけの話なのだが)、草履で踏めるアクセルを開発するとか。(草履で運転不可という法律がある前提ですよ)
バイクや自転車だって同じです。和装で乗れるバイクを作るか、バイクに乗れる和装を作るか。
この車が売れることによって、そういったところまで発想がいけば面白いけど、無理かな。
それでは、また明日。

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平成24年12月13日 木曜日号

“SOU・SOUへの道(35)”

※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
前にも書いたが、僕は以前ビンテージ・ジーンズマニアであった。
501XXがあれば何もいらないと思っていた。
ビンテージをはかなくなってからも、ジーンズは好きでよくはいていた。
SOU・SOU足袋を作ったときもジーンズに合わせて履いていた。
接客の時にも「ジーンズに合いますよ」と言っていた。
しかし、ある時気がついた。
「どこの服屋の店員も言っているセリフだな、これは」
スニーカー屋も革靴屋もサンダル屋もセーター売り場もジャケット売り場も、皆が口をそろえて「ジーンズにも合いますよ」と言う。
どの店もそのセリフを常套句としているのだ。
その日から接客で「ジーンズにも合いますよ」と言うのを止めた。
そして、SOU・SOU(コラボを除く)では、ジーンズ等のカジュアルウェアを作るのを止めて、やはり地下足袋に本当に合う衣類を作っていこうと決めた。
まだ特に興味がある訳ではなかったが、「この先和装を避けて通ることは出来ないな」と覚悟した。
手始めにデニムを使って着物でも作ってみた。
今ではどこでもやってるベタな手法だ。
しかし僕の場合、ヘリンボーンツイル、ループ染ムラ糸デニム等、岡山産生地を使ってビンテージテイスト満載にしていた。
その時、そばにいて下さったのが室町の異端児、呉服界のピーコこともりたもとこさんだった。
僕は着物の知識ゼロだったが、もりたさんと話をしているとおもしろかった。
もりたさんはギャルソン等のモード服が大好きだったが、ある日着物のおもしろさに目覚めてどっぷりはまったのだそう。
着物を楽しんで着ているという時点で、呉服業界の人とはすでに輝きが違っていた。
そんな訳で、もりたさんと一緒に着物や周辺グッズを楽しみながら作った。
ある日、脇阪さんが東京生活研究所のディレクター山田節子さんという女性をSOU・SOU京都店に連れてこられた。いろいろお話を伺ったあと、ついでにデニムで作った着物の試作品を見せてみた。すると
「こういうものをつくるなら、あなた伊勢木綿って知ってる?すごくいいわよ。紹介するわ」
と言って、その場で携帯を取り出し電話をされた。
「もしもし臼井さん、山田です。今京都にいるんだけど、おもしろいものを作っているSOU・SOUという会社があるの。若林さんていう人なんだけどちょっと会ってみたら?」
という訳で、三重県津市に出向くことになり、伊勢木綿と出会った。
「これはいい」直感的にそう思った。
そして、話をきいてるうちに伊勢木綿は残さねばいけない伝統だと思い、それまで企画していたデニムの着物を全て中止して、伊勢木綿に切り替えた。
(つづく)
写真は、小学生の時から憧れているランボルギーニとBAMBIを着た某との2ショット。青山通りにて。
20121212-022.JPG それでは、また明日。

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平成24年12月12日 水曜日号

“ボウ年会”

来年の10周年を機に、いろんな計画を進めているのですが、そのうちの一つをやりに東京へ。
内容はまだ秘密です。
その後、東京スタッフとのボウ年会へ
20121211-sashikae.JPG これ以外の写真は、まちがえて捨ててしまった。
いろいろあったけど、今年も一年よくがんばってくれた。
20121211-013.JPG 20121211-014.JPG 20121211-015.JPG 恵比寿は居酒屋激戦区。朝5時まで開いている店が多い。さすがは東京。
西永が作ってきたこのサイコロのおかげで盛り上がった。
20121211-005.JPG 20121211-018.JPG 20121211-019.JPG おもろない斎藤は、実はすごくモテるのだということがわかった。
あのおもろなさが女性の心にキュンとくるのかもしれないな。
来年こそ彼女をつくってもらいたいと思う。
それでは、また明日。

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平成24年12月11日 火曜日号

“トワル”

正確にはトワールと言います。でも、トワルと言っています。
服を作る時に型(シルエット)だけチェックするサンプルのことです。
20121207-0W0A5928.JPG 20121207-0W0A5932.JPG 20121207-0W0A5933.JPG 20121207-0W0A5941.JPG 20121207-0W0A5958.JPG SOU・SOU×ルコックの来年の春物を試作中です。
早くせねばいろいろ間に合わなくなってくる。
来春は過去最大の生産量になる。
がんばろう。
それでは、また明日。

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平成24年12月10日 月曜日号

“来客”

ハラダヒロユキ+シエスタ=わらべぎシエスタニメーション
というわけで、来期の打ち合わせ
20121207-DSC_0842.JPG netshop配送センター前では、毎日シエスタニメーションが流れております。
20121207-DSC_0839.JPG ハラダヒロユキ+シエスタは来年大ブレイクする予定です。
一方こちらは岡山の武鑓織布の会長さん(右)と石川さん(左)
20121207-DSC_0844.JPG 新作の穏(netshop近日発売)も武鑓織布の星桜雲斎という生地を使用しています。
20121207-DSC06584.JPG 武鑓織布さんもオリジナルブランドを立ち上げられたそうです。
これから若手が頑張って企画をされると思います。
早くネットショップもオープンしてください。
微力ながら協力させて頂きます。
それでは、また明日。

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平成24年12月09日 日曜日号

“豆果販売スタート”

今年創業100周年を迎えられた中島大祥堂さんの代表銘菓「豆果」がしつらいの間にて販売スタート。
20121207-package.jpg 「豆果」5本入り 定価2415円(税込)のところ、12/20までの特別価格2100円(税込)で販売します。
続いて選青山でも販売する予定です。
オンラインは中島大祥堂さんのネットショップをご利用ください。
写真は、パッケージデザインの打ち合わせをしているところ。
20121207-DSC_0284.JPG 20121207-DSC_0296.JPG 20121207-DSC_0303.JPG 包装紙のデザインは、最終的にこれになりました。
20121207-wrapping.jpg しつらいの間でお出ししているカレーマニア特製コーヒーに豆果を無料でお付けしていますので(またしても追加しました!)、是非一度ご賞味ください。
そして、よろしければお買い求めください。
それでは、また明日。

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平成24年12月08日 土曜日号

“いよいよ”

本日より京都造形芸術大学学生による「貫頭衣展」が始まります。
20121207-DSC_2435.JPG 20121207-DSC_2439.JPG 今回は、寺町アーケードにあるので、人通りも多い。
20121207-DSC_2419.JPG 最後のミーティング
20121207-DSC_2422.JPG 寺町、蛸薬師の角から2軒北。
どうぞお運びくださいませ。
貫頭衣といえば・・・
ヤマサちくわさんのユニフォームを薙刀貫頭衣で作らせて頂きました。
20121207-Yamasa_Uniform_20121201.jpg 今までのものから一新されました。ちくわ柄です。
かわいく出来てよかった。
それでは、また明日。

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コメント
  • 毎日楽しみにブログ見ています。
    足袋下を愛用中です♪
    地元のヤマサちくわが出てきたので、すごく嬉しくなってコメント入れてしまいました。
    自分がカワイイくてお気に入りのお店の商品が、地元の老舗企業のユニフォームに採用されてるって、すごくウレシイです!(誰が決めたんだろう?社長さんなのかなぁ。)
    京都が大好きでお店にも行きたいのですが、出産したばかりでしばらくは無理なので、ヤマサちくわさんを覗いて心を和ませることにします。

    のんたろう 平成24年12月08日 10:29:28
  • コメント有難う御座います。ヤマサちくわさんの社長様もお越し下さって皆でワイワイ決めました。のんたろう様もまた落ち着かれましたらお店にもお運び下さいませ。

  • 貫頭衣展拝見してきました。
    細かいところに遊びがあったり、面白い工夫があったりと力作ぞろいでした。
    Webで拝見していて一番気になったものは、実物もとても素敵でそちらを一点注文させていただきました。
    来年度からもこの企画が続くことを期待しております。

  • お運び下さいまして誠に有難う御座います。お求め頂いた作品は学生の思いがつまっております。末永くご愛用頂ければ幸いです。来年も続くかは定かではありませんが・・・。

  • 昨日の午前、たまたまTVで播州織の玉木新雌さんのご活躍を拝見しました。中で、ドビー力織機が廃棄される映像を見ました。彼女は、素晴らしいコンピューター制御の編機と通常のドビー機も持っておられるようですね。色んな商品開発をしています。SOU・SOUさんとは、お取引などございますか。先日の経二重織ベストの生地を西脇で織れないかなあと思いました。小生は、川島の研究開発部におりました時に、西脇へ出張した事があります。45年前でした。

  • その会社とは取引は御座いません。西脇であの生地は織れるのでしょうか。ちょっと僕にはわかりかねます・・。

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平成24年12月07日 金曜日号

“ギャラリーしつらい<師走>”

12月に入っています。僕の気分はもう年末です。
今年最後の原画入れ替えです。今月は暦手帖の原画です。
20121206-DSC_0311.JPG 20121206-DSC_0288.JPG 20121206-DSC_0243.JPG 20121206-DSC_0248.JPG 20121206-DSC_0306.JPG 20121206-DSC_0293.JPG 20121206-DSC_0265.JPG 12か月分を展示しています。
この中にプレゼントの絵葉書があります。
それでは、また明日。

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コメント
  • 今月の亀家さんのお菓子は、三切れあり、頂き易く、舌に蕩けるようで、美味しかったです。来週もう一度、頂きます。

  • 訂正:亀屋良永さんでした。l

  • ありがとうございます。お口にあって何よりです。因みに亀屋良長さんです。

  • 今日の午後、しつらいで抹茶と和菓子を頂きました。和菓子は、先週と同じでしたが、美味しかったです。使っておられる砂糖の味が良いのですね。お手前は、石田明日香さんでした。初め、女性の客がふたり居られましたが、帰られてから、石田さんとしばらく二人きりで、小生の取りとめのない話をよく聞いて下され、楽しかったです。
    一句:佳人より抹茶頂く師走かな 誠二

  • 小西誠二様
    昨日はどうもありがとうございました。
    佳人なんて・・・恐縮です。
    小西先生の楽しいお話にあっという間に時間が過ぎていきます。
    又のご来店お待ちいたしております。

    イシダ(ア) 平成24年12月12日 17:17:24
  • 京都高島屋の地下の和菓子コーナーに、亀屋良長さんのお店と亀屋良永さんのお店が向かいあってありました。発音だけでは、間違えますね。

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平成24年12月06日 木曜日号

“只(ただ)”

多分オープンしていると思うのですが、只(ただ)というお店が富小路錦上ルに出来ました。
東京でカリスマ美容師として一世を風靡した綾小路さんのお店です。
写真はオープン前の試食会にお招き頂いたときのショット
20121205-DSC_2162.JPG 味わいのあるグラス
20121205-DSC_2163.JPG 代表の綾小路さん。トークがバツグンにおもしろい
20121205-DSC_2247.JPG こだわりのオリジナル釜
20121205-DSC_2241.JPG お店のシンボル的存在です
これが只焼いただけの野菜。バカウマでした
20121205-DSC_2267.JPG 只(ただ)焼いただけの「只」が店名の由来だそうです
よろこぶ荒武
20121205-DSC_2270.JPG 肉も美味しかった
20121205-DSC_2272.JPG 〆に出て来たラーメン
20121205-DSC_2277.JPG すする下岡
20121205-DSC_2278.JPG 酔っ払っているヤテラ
20121205-DSC_2280.JPG デザートに出て来たフルーツピザ
20121205-DSC_2283.JPG これも美味しかった
ここはレストランと雑貨屋とヘアサロンが合体したお店です。
そのうちのレストランだけが先行オープンしたそうです。
(本当にオープンしているかどうかはわかりませんが・・・)
一言でいうと、大人向けのお店です。
全貌が明らかになったら、また紹介させて頂きます。
ちなみに、本日よりSOU・SOU netshop『冬の送料無料キャンペーン』が始まります。
netshopにて3,000円以上お求め下さったお客様は「送料無料+決済手数料 0円」。
是非この機会にご利用ください。

それでは、また明日。

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平成24年12月05日 水曜日号

“SOU・SOU×田村駒テキスタイルプロジェクトinヒューストン”

先日、大阪にある創業約120年の生地問屋 田村駒さんよりこんな画像が届いた。
SOU・SOU×田村駒の生地をヒューストンの展示会に出展された時の様子です。
20121204-exhibition01.jpg 20121204-exhibition02.jpg 20121204-exhibition03.jpg 20121204-exhibition04.jpg 日本でもたまに「高い」と言われる伊勢木綿等の国産の生地は、この円高の影響でアメリカではかなり高額だったと思います。
まーそれでも仕方ありません。日本の伝統は流行の安物ではないのだ。
今後もSOU・SOU×田村駒テキスタイルプロジェクト(第一弾:伊勢木綿第二弾:武鑓織布)で日本の良い生地をどんどん発表していきたいと思います。
伊勢木綿といえば、こんなん出来たそうです。

そして、最後に1つお知らせを。
明日6日(木)朝9時5分から放送のNHK「あさイチ─恋する雑貨スペシャル」でSOU・SOUの地下足袋が紹介される予定です。
お時間のある方は是非ご覧になってください。
それでは、また明日。

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平成24年12月04日 火曜日号

“SOU・SOUへの道(34)”

※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
SOU・SOU足袋を発売してすぐに、NHKが取材に来てくれた。実質、これが初めてのテレビ取材だった。
どうして地下足袋をやり始めたのか等いろいろ聞かれ、取材で埼玉県のまるそう産業や兵庫県の高砂産業、岡山県のコレクト(生地屋)等を一緒に回った。
十数分の番組だったと思うが、すごく長い時間カメラを回した。
さすがはNHK。時間と資金に余裕がある。
そして一度撮った映像は、同じ局内の他の番組でも使われたりしていて、結局4番組でSOU・SOU足袋を放送してくれた。
これはさすがに勢いがついた。そして、地下足袋工場の方達も喜んでくださった。
NHKの信頼度はすごいと感じた。
そして某日、東京店にスーツを着た一人のおじさんがやって来た。一通り地下足袋を見て
「SOU・SOUさんはすごい!地下足袋のステージを上げてくれた。ありがとう!!」
と言い放って帰っていかれた。
後でその男性は日進ゴムの植田部長だということがわかった。
当時、日進ゴムさんとは取引がなかったが、SOU・SOU足袋みたいなものが世に出て来たことが本当にうれしかったのだったという。
このあと日進ゴムとの取引が始まることになる。
その後、植田さんは会社に帰って地下足袋がファッショナブルに生まれ変わったということを日進ゴムの会長にお話しになられた。
会長はとても地下足袋が好きな方で、ご高齢で足が悪かったにも関わらず、後日岡山の本社から京都のSOU・SOUまでわざわざお運びくださった。
この頃はまだ店頭にはまるそう産業と高砂産業の地下足袋しかなかったが、カラフルでポップな地下足袋を見て会長はとても喜んでおられた。
隣におられた奥様が「お父さん、こういう若い人が出てきてよかったね、嬉しいね」と仰っていた。僕も嬉しかった。
その後しばらくして会長はお亡くなりになられた。
たった一度だったが、お会いできて本当によかったと思う。
(つづく)
写真は、新作の「柿渋ヘリンボーンデニムを雷ジワ洗い加工したあとにがんじがらめハンドラバープリントしてOKADA TEXTILEのバンビ柄フェイクファーと組み合わせた最強のもじり袖」を着て一服の茶を点てている某。
20121203-IMG_0040.JPG それでは、また明日。

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平成24年12月03日 月曜日号

“羅紗 四角衣 長方形衣 ”

今年の冬も発売になりました。
今年はプリント入りでバージョンアップ。
20121130-shikakui01.jpg 20121130-shikakui02.jpg 20121130-chouhoukei.jpg 20121130-chohokei01.jpg 表地アップ ウール面にハンドラバープリント
20121130-rasha01.jpg 裏面アップ
20121130-rasha03.jpg 黒い部分はポリエステルなのでチクチクがほとんどなく、手洗い時のウールの縮みを防いでいます。
ポケットはフリースであったか
20121130-rasha02.jpg 基本的にドライクリーニングをおすすめしていますが、手洗いして頂いてもOKです。
ただし乾燥機はNGです。ご了承ください。
すでに売り切れた柄もあるそうです。気になる方は是非お早めに。
それでは、また明日。

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平成24年12月02日 日曜日号

“貫頭衣展”

この日は大学に行く今期最後の日。合評でした。
20121130-DSC_2315.JPG 20121130-DSC_2319.JPG 20121130-DSC_2320.JPG 20121130-DSC_2328.JPG 20121130-DSC_2331.JPG 20121130-DSC_2367.JPG 20121130-DSC_2381.JPG そして、いよいよ今週末となりました「貫頭衣展」
20121130-kantoui.jpg 20121130-kantoui02.jpg 今年も立地の良い場所で開催します。SOU・SOUから徒歩5分です。
毎度のことながら、不況のおかげで学生達は良い経験が出来ます。
全て1点モノです。よろしければお運びください。
全然更新されていませんが、ブログはコチラ
それでは、また明日。

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コメント
  • 本日準備中のところを拝見に行きフライヤーを頂きました
    早速明日お伺いしようと考えております。
    ところで、展示会場最寄りのランドマークになっている
    サークルKさんはすでにありません。
    こちらのページにも同じ情報が出ていましたのでそれを目指してお見えになる方の為に正しい情報をupしていただければ幸いです。

  • おっとそうでしたか、ご指摘有難う御座います。修正させていただきます。

  • 今日、貫頭衣展を拝見しました。学生達は、やさしく応対されて印象が良かったです。モスリンの薄い生地が一枚だけで仕立ててありますので、どの作品もこの寒い季節には、寒そうにみえました。開催時期を10月中旬ごろにされたら良いと思います。出品作品の中で、生地を斜めに断たずに耳を部分的に縫い合わすだけで作った作品が、面白いと思いました。それを小生がセーたの上から試着していると、通りからお客さんが次々と入って来られました。

  • 後期の課題故にこの時期になってしまうのですが、前期の課題にすれば良いかもしれません。

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平成24年12月01日 土曜日号

“SOU・SOU×シエスタニメーション 冬”

本日より公開です。シエスタニメーション第四弾。

さて、師走ですね。大掃除をちゃんとしましょう。
SOU・SOUシエスタニメーション、大好評につき来年も続けることにしました。
次は春です。お楽しみに。
それでは、また明日。

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平成24年11月30日 金曜日号

“カワイイ小森さん”

プリクラにはいろんな機種があるなー
20121129-DSC_1684.JPG OH MY GIRLにしようかと思っていたら
20121129-DSC_1682.JPG このマシーンから
20121129-DSC_1670.JPG ヤテが出てきた。「これ、良さそうですよ」
20121129-DSC_1671.JPG というわけで、ハッサン、小森さんと一緒に入った
20121129-DSC_1679.JPG 「これ、どうやんの?」「わかりません」
20121129-DSC_1660.JPG ピッピッピッ・・・手馴れているヤテ
20121129-DSC_1687.JPG ケータイに画像を送るらしい
20121129-DSC_1689.JPG 前回のBEAUTY MAKERでは、誰もやり方がわからなかった。
さすが、ヤテ。
出来上がりはこちら
20121129-写真.JPG サンフランシスコに住む日本人女性で一番カワイイ小森さんの本当の姿がこれです。
※ネット流出以外の目的には使用しないでください。
それでは、また明日。

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平成24年11月29日 木曜日号

“京商ニュース”

京都で新聞といえば「京都新聞」
20121128-DSC_2284.JPG 京都新聞といえば「京商ニュース」
20121128-DSC_2287.JPG アップで
20121128-DSC_2288.JPG クリエイティブ産業モデル企業として紹介してくださいました。
ありがとうございます。
先日、お知らせ致しました「豆果」の評判がものすごく良いので、限定200名と言いましたが少し追加
させて頂きました。
いちおう12月中旬くらいまではお出しできるかと思いますので、よろしければしつらいの間へどうぞ。
それでは、また明日。

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コメント
  • 先日、しつらいで豆果を2回頂きました。上品な味で、食べやすいサイズでありました。個人的に欲しいと思い、中島大祥堂さんのHPを見て、大阪のお店に立ち寄ろうと考えましたが、アクセスのボタンが無く、ネット販売のみでした。また、しつらいで分けて頂きます。

  • 3年前の秋、着衣の石田明日香さんに薦められて分けて頂いたモスリン筒袖だけでは、少し寒くなってきましたので、先日、福田さんに薦められて分けて頂いた御御衣長丈をその上から着ると、かなり暖かくなる事に気が付きました。次回、着て行きますので、ご覧下さい。

  • 中島大祥堂さんの実店舗はまだありません。ネット販売のみです。でもひょっとするとお店が出来るかも・・・。

  • 4日(火)の午後3時に、若林社長と会い、小生がKTSのドビー手織機で織って、手縫いで仕立てた経二重織(綿100%)の台湾風ベストが、商品として量産可能かどうかをご覧頂きました。よろしくご検討をお願いします。また、小生が、月刊染織α(1988年12月No.93)に「重ね組織」について書いた所をコピーしてお渡ししました。織物の組織について理解を深めて頂ければ幸いです。

  • 先日は有難う御座います。打ち合わせ以外のトークも面白かったです。睡眠不足に注意して下さい。

  • 若林社長は、小生の語る下らない話をよく聞いて頂き、予定の1時間があっという間に過ぎてしましました。
    織物の組織について、ご質問があれば、いつでも伺わせて頂きますので、よろしくお願いします。

  • 今朝、大阪梅田の新装なった阪急百貨店の11階まで上がると、SOU・SOU荒井というコーナーがありました。小生は、傾衣と御御衣を重ね着していたので、店員に注目され、sou・souの事を余りご存知ないようでしたので、いつも持参のパンフレットを渡しました。その内に来客が現われ、商品のひとつを買い上げて行かれました。

  • いつもいつも有難う御座います。今度フライヤーを大量にお渡しします(笑)因みに荒井ではなく荒川です。

  • 今日、貫頭衣展を見てから、着衣に立ち寄り、本間さんと福田さんから、貴社のフライヤー(ちらし)を50枚ほど頂きました。長久堂の数字をひとつ分けて頂き、それを持参して、市内東山区の古門前通縄手東入るのGALLERY葵庵で開催中の「柏原由貴子 平文・漆芸展」を訪ね、螺鈿のペンダントをひとつ分けて頂きました。作者と来場者に早速、フライヤーを手渡ししました。12月13日まで開催。11:00~18:00

  • 柏原由貴子さんの個展に見えていた方は、奈良の北村昭斎(1938-)さんで、漆芸の人間国宝で、小生と同年輩でした。柏原さんは、北村さんに師事された事があります。北村さんは、気さくな方で、小生の毛糸のコイリングによる冬用帽子から、着ているSOU・SOUのコートまで、よく観察され、いいねとコメントされました。

  • 小西さんは本当に良くお似合いだと思います。一度全身試着してみられては如何ですか?石田明日香、本間、傾衣の徳治らに言ってみて下さい。楽しいはずです。

  • 先週、若林社長と打ち合わせの後、当日、小生の
    履いていた足袋が足に少し合わないので、SOU・SOU足袋へ行き、インソールを分けて貰って、敷くと少し歩きやすくなりました。本当は、小生の足に合わせて、足袋を作って貰ったら良いのですが、なかなか難しいですね。次に、膝下SOSUU霜夜と膝下雪山夜を各1足、分けて頂きました。
    今日、膝下雪山夜を履いて、終日うろうろと外出しましたが、温かく、足に優しく、履き心地がとても良かったです。外出用にとても良いです。従来の靴下は、自宅用として使用し、区別します。そうすると、洗濯しても、どちらのものか分かりやすい。

    小西誠二 平成24年12月13日 10:52:53
  • 13日の夕方、SOu・傾衣に立ち寄り、阿弥宮中裾素鼠を分けて頂き、試着しました。何だか鳶職人になった気分ですが、そのまま近くのレストラン「トラットリアマルゲリータ579」の2階禁煙席で、夕食を取り、帰宅しました。家内が、友人と城崎温泉に行きましたので、少し羽根を伸ばしました。

  • 昨日、丹後織物求評会を見て来ました。他の作品は、伝統的な織物が多かったですが、京都府織物・機械金属振興センターの開発されたコーナーがあり、その中に風通織の中に金糸の糸を浮かして織った織物が面白かったです。担当の方とお話をしていると若林社長をご存知でした。

  • 若林社長の臼井木綿の織物についてのコメントの中に、織物のキズは、ご飯のおこげのようである、とありました。いい言葉だと思いました。
    しかし、西陣では、小生の家内も自宅の裏にある工場で紋織の手織機で袈裟地を織っていますが、
    織りキズがあると、キズの修正費が織り元から請求される場合があります。余り、キズが多くあると使い物になりません。キズをできるだけ織らないようにするのが、織工の務めです。

  • 小西様 
    SOU・SOU傾衣の徳治です。
    先日、傾衣にて宮中裾をお選び頂きまして、
    誠に有難うございます。
    がんじがらめ柄の上下がとても決まってました。
    またのお越しをお待ちしております!

  • 今日は、傾衣で身を固めて、行きつけの囲碁サロンで碁を楽しみました。FBにも書きましたが、某大学の囲碁部の若い女性と対局し、至福の時間を持てました。対局後、小生の身なりを彼女に褒められ、早速、貴社のフライヤーを渡して、一通り説明しました。

  • 貴社のHPを見ていると、以前から、たまに画面がフリーズして、動かなくなる事があります。すぐに、CTRL,ALT,DELを押すと、復元できますが、原因が何故か分かりません。素人考えですが、貴HPは余りにもコンテンツが多すぎるのでは無いかと思いました。

  • 昨日(16日)、SOU・SOU布袋で、荒川風呂敷(大)so-su-uを分けて頂きました。小生は、外出する時、二つの大きな袋を太い綿糸の組紐でマクラメ編みしたバンドで、それぞれの持ち手の間を通して、男結びで止めて、江戸時代に多かった旅烏の振り分け荷物のように肩に掛けて歩いています。袋のひとつは、皮工芸作家の松山茂さん、もうひとつは、KTS修了生で服地・バッグなど制作の長友宏江さんの作品です。こうすると、右の肩が痛くなれば、左にすぐ掛け替えることができ、足の負担が軽減されます。
    ふたつの袋をロッカーの無い場所に預ける時、そのまま手渡すと、中の物が抜かれないか心配になります。そこで、たまたま布袋に来ておられた徳治さんが、大きな風呂敷を薦められたので、分けて頂いた次第です。この風呂敷で包んで結んでおけば、これを解いて、中身を調べる人は余りないと思います。

  • 昨日(12月17日)、貴社のひもの付いていない小袋に、自作のラフィアの籠と長久堂数字を入れて、小生の作品の絵ハガキにメッセージを付けて、京都ホテルオオクラで開催されたコロッケさんのディナーショーに持って行き、係の人に渡しました。ご本人に直接、渡す機会は有りませんでしたが、当夜、小生は伊勢木綿のシャツ数字をきて、盛んに拍手、踊り、コロッケさんと握手をしましたので、彼は小生であると認めてくれると思います。小生は、演奏が始まった時に、乗り過ぎて、立ち上がって踊り始めましたので、係の人が、変な年寄りがいると思って、制止に来ました。その後、座ったままで、拍手などしました。楽しい一夜となり、生涯、忘れないでしょう。

  • コロッケより激しいダンスをされたことと思います。次回は是非バンビでお願いいたします。

  • 19日?、NHKプレミアムで19:30?20:00までブーツの美の話がありまして、終わり近くの5分間、SOU・SOUの若林社長が地下足袋について語っておられる所をデジカメで写真を撮り、小生のFBに入れさせて頂きましたので、ご了解下さい。

  • 僕なんかでよければどうぞ・・・。

  • バンビの意味が分かりません。ディズニー映画のバンビですか?

  • バンビとはこちらの事になります。
    https://www.sousou.co.jp/?mo

  • 一昨日、阪急・相川駅近くの大阪成蹊大学芸術学部で開催されていた三人展に、同大学の先生でKTSの修了生の大手裕子さんが出品されれいるので、拝見に参りました。大手さんは、所要で不在でしたが、自作のラフィア小籠に、先日、しつらいの高橋さんから、お使い下さいと頂いていた豆果を十個ほど入れて、係の方に届けた置きました。

  • 続き、係の方に豆果を渡して置きました所、昨日、大手さんから、お礼の電話を頂きました。豆菓子がお好きだそうです。以前、大手さんから聞いた話ですが、大手さんの教え子の方が、SOU・SOUにおられるそうです。

  • 最近、小生はイアリングに興味を持ち、自身の左耳に付けたく思いました。右耳は、幼少の頃から中耳炎のため聞こえないので、右耳を見せての会話が不自由です。
    京都市の中心、木屋町通りを四条から下った一つ目の小橋を西に渡った所に、最近、移転されたMEKIKKIさんに相談すると、KTSの修了生の藤井典子さん(旧姓・岡本)さんのクリップ式シルバーリングを紹介され、付けると落ち難く好評でした。
    SOU・SOUの着衣に立ち寄ると、雨の日だけ、5000円以上の買い物客が頂ける、SOU・SOUの布地で出来たストラップがあり、モスリンえりまきサーモトロンを買って、それを一個もらって、紐を外して、先ほどのシルバーリングの下に付けた所です。
    小生HPおよびFBにアップしましたので、画像をご笑覧下さい。

  • 再伸(一部追加):最近、小生はイアリングに興味を持ち、自身の左耳に付けたく思いました。右耳は、幼少の頃から中耳炎のため聞こえないので、右耳を見せての会話が不自由です。
    京都市の中心、木屋町通りを四条から下った一つ目の小橋を西に渡った所に、最近、移転されたMEKIKKIさんに相談すると、KTSの修了生の藤井典子さん(旧姓・岡本)さんのクリップ式シルバーリングを紹介され、付けると落ち難く好評でした。
    SOU・SOUの着衣に立ち寄ると、雨の日だけ、5000円以上の買い物客が頂ける、SOU・SOUの布地で出来たストラップがあり、スタッフの本間陽子さんに薦められ、モスリンえりまきサーモトロンを買って、それを一個もらって、紐を外して、先ほどのシルバーリングの下に付けた所です。
    小生HP、FBにアップしていますので、ご笑覧下さい。

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平成24年11月28日 水曜日号

“SOU・SOUへの道(33)”

※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
NEW YORKでの展示会は結果的に150万円の赤字だったが、とても良い経験になった。
あのタイミングを逃すと、きっともう出来なかっただろうと思う。
スニーカーではなく地下足袋を売ったことで、僕はすごいドーパミンが出た。
ちょっと他では味わえない感覚だった。
帰国後は、東京・京都で展示会を行った。
僕はこの頃から、SOU・SOUはまず日本国内での評価を大切にするべきだと感じていた。
西洋風の服を作っているのなら西洋人に見てもらって評価をもらえばいいが、日本の文化的な履物である地下足袋なら日本人の評価が大切だ。
寿司屋に例えてみよう。
外国人にウケているが、日本人にはさっぱりウケない「SOU・SOU寿司」というお店があったとしたら入りたいと思うだろうか。
きっと見た目だけ日本ぽくした嘘っぽいなんちゃって寿司屋だと思われるに違いない。
今度はフランス料理に例えてみよう。
外国人にウケているが、日本人にはさっぱりウケないSOU・SOUフレンチ。
この場合、ひょっとすると日本人がわかっていないだけで、実は本場の味なのかもしれない・・・。
極端だが同じ評価でも作るものによってこのような違いがある。
そういえば京都の老舗料亭は、ヨーロッパのタイヤメーカーによる星の評価を拒否したお店がたくさんあった。
この場合「おたくらにはほんまもんの良さはわかりまへんやろ」という意味だと思う。
70年代以降のファッションブランドは、パリコレを最高峰として崇めてきた。
それはやはり西洋をルーツとした服づくりをするからだ。
その証拠に、モデルは必ず外国人を使う。
「新しい日本文化の創造」がコンセプトのSOU・SOUは、「外国からの評価ではなく、日本国内の評価が大切だ」という結論に自然に行き着いた。
日本の一般大衆に支持される事が何より大切でカッコいい。
そう思うようになってからは「パリでこんなにウケましたよ、日本のみなさん!すごいでしょ!!」ていうカードを使う人を古いなと感じている。
(つづく)
画像は川勝からのちゅぢゅきさん
20121127-0W0A1098.gif それでは、また明日。

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平成24年11月27日 火曜日号

“二条城別注 宮中袖”

今年も二条城から城主用宮中袖の依頼がありましたので、献上させて頂きました。
20121126-0W0A1085.JPG 背中
20121126-0W0A1121.JPG アップで
20121126-0W0A1133.JPG リバース
20121126-0W0A1135.JPG オリジナル家紋は金箔&銀箔。
京都御所すぐ横にあるスリーマストさんでお願いしました。
一日城主の皆さんに喜んで頂けたら幸いです。
それでは、また明日。

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