平成25年02月26日 火曜日号
“選sen青山”
昨日をもちまして、選sen青山は閉店しました。
長らくの間ご愛顧頂きまして、誠にありがとうございます。
FROM-1stのテナントの皆さんにも大変お世話になりました。
そう言えばSOU・SOU足袋青山店をオープンさせた時、3Fの店舗から「お線香くさい」というクレームがきたと、岡部から聞いたことがある。「はて?3Fに店舗なんてあったっけ……」と思いながら話を聞くと、上の階のどこかにパリ発のモードブランドが、本来事務所である場所を店舗として営業されていたのだった。
店内でお香を1本焚いただけやで……。いい香りとは言われても、くさいと言われたのは初めてだったので、やっぱこういうところでは理解されないのかなーとか言ってたのを思い出した。
その後、知らない間に退店されていたみたいなので、それからは普通にお香を焚いても何も言われていないみたいですが……。
青山がこんなブティックだらけのオシャレな街になったのも、もとはと言えばFROM-1stが始まりだったそうです。また、選のある2Fの正面は、コム・デ・ギャルソンの1号店だったそう。
いろんな歴史があるこのビルで商売出来たのは、とても良かったと思います。
選の隣には、今治タオルのお店ができています。入ったことはないですが、とても明るくてキレイなお店で、お客様もいっぱい入っておられます。
選の後にもこんなお店が入ったらいいなと勝手に想像しています。
最後は、三谷でお別れです。
それでは、また明日。
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平成25年02月25日 月曜日号
平成25年02月24日 日曜日号
平成25年02月23日 土曜日号
“SOU・SOUへの道(47)”
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昨日の続きになるが、エロ本屋になるのを免れて人気セレクトショップになったビルが、退店によりテナント募集になっていた。そしてそのまま半年以上経っていた。
当時、SOU・SOU傾衣は足袋屋のB1にあった。地下に降りていくと怪しげな傾いた服があるというのがなかなかいいと思っていたが、ラーセンにも言われた通り、傾衣というのは他に類を見ない独特の世界観なので、出来ることなら路面店にしたいなと思っていた。傾衣なら、お店の存在そのものがSOU・SOU流の和装のプレゼンテーションみたいなものだ。
そう思っていた矢先、毎日前を通っていた空きテナントの家賃が下がっていることに気づいた。うーん、このタイミングで家賃が下がるという事は「やれ」という事かな……。勝手にそう思って、テナントを借りることにした。
想像通り路面店に移った傾衣は、地下にあった時とは全く違う反応だった。そして、傾衣が抜けた後の地下の店舗は、以前からずーっと考えていた袋物の店、SOU・SOU布袋にした。
SOU・SOUでトータルコーディネートを提案するならいずれかばんの店は避けて通れないなと思っていた。とは言っても、たいそうなかばん屋にしようとは考えておらず、風呂敷が発展したもの─その程度をイメージしていた。あまり作りこんだかばんは、SOU・SOU流の和装に合わなくなると思ったのだった。
SOU・SOU布袋は、ぶっちゃけ言うと傾衣をいきなり移店させてしまったために、ろくに商品企画も出来ないまま先に店を作ってしまったようなもの。なのでこれから商品を少しづつ充実させていこうと思っています。
それでは、また明日。
平成25年02月22日 金曜日号
“SOU・SOUへの道(46)”
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今、京都のSOU・SOUが点在してる裏寺あたりは、昔僕がまだストリートカジュアルのお店をやっていた17、8年前は、もっと怪しげな雰囲気だった。
飲み屋、風俗、ゲーセン、24時間営業のポルノ映画館、放置自転車、そして浮浪者。
若い女性は誰も近づかなかった。
僕はそんな雰囲気が逆に良いと思って、そのあたりにお店を4店舗構えていた。ある日、知り合いの不動産屋から、この辺に3階建てのテナントビルが建つことを教えてもらった。僕のお店とお店の間だった。
そして、すでにテナントのオファーが来ているとのこと。こっそりどんな商売か聞いたら、なんとエロ本屋だった。
ただでさえ、この辺は風俗感があるのに、追加で巨大エロ本屋が出現してしまったら、ますますこの地域がエロ街化してしまう。これは何とかせねばいかんと思い、いろいろ動いた結果、最終的に僕の当時の取引先だった原宿の人気ショップがテナントとして入ることになった。
あぶないところだった。
その頃をきっかけに少しずつ服屋さんが出来始め、若い人も歩くようになってきた。そして、ある日風俗店が1つなくなり、JAZZ BARになった。何年か後に、24時間営業のポルノ映画館がなくなって、古着屋になった。
その間、風俗だけでなく、残ってほしい古い喫茶店や居酒屋もなくなっていった。それらも家具屋、服屋に変わっていった。少しずつ放置自転車もなくなり、浮浪者も歩かなくなり、気がつけば17、8年前とは様変わりしていた。
そして、昨年とうとう最後の風俗店もなくなった。これで裏寺には風俗店がゼロになった。
長い裏寺エロ戦争にピリオドを打ったのだった。
ちなみに、3階建てのエロ本屋になる予定だった場所は、今はSOU・SOU傾衣になっている。
写真はSOU・SOU KYOTO 青山店で使う釜。
これに絵付けします。お楽しみに。
それでは、また明日。
平成25年02月21日 木曜日号
平成25年02月20日 水曜日号
“当選者発表とテキスタイル企画”
facebookいいね!1万人突破キャンペーンの当選者を発表しています。
応募数は541名でした。意外に少なかったですね。ちょっとめんどくさかったのかもしれません。次回はもう少し簡単にします。
3万人突破の時かな。(突破すんのかいな)
そして、ただいまテキスタイル企画第七弾予約期間中です。
レース地はカーテン用です。
平織りは最もベーシックな綿布です。シャツやワンピースのような衣類にもお使い頂けます。
帆布は8号です。SOU・SOUでは地下足袋やクッション座椅子に使用しています。
かばんやペンケース等にお使い頂けます。
最近は、手作りする人が増えてきているのか、以前よりもテキスタイル企画の反応が良いです。
よろしければ、この機会にいかがですか。
それでは、また明日。
平成25年02月19日 火曜日号
“SOU・SOUへの道(45)”
※これまでの「SOU・SOUへの道」はコチラ
ある日、アメリカからメールが届いた。
内容は、サンフランシスコのジャパンタウンに日本のポップカルチャーの米国発信拠点をコンセプトとした複合商業施設「NEW PEOPLE」が出来るので、その中の雑貨フロアでSOU・SOUのものを扱いたいとのことだった。
その後、わざわざ担当の方が京都まで出向いてくださって、いろいろ説明を受けた。
まー、悪い話でもないし、海外の卸ならいいかと思っていた。
ところがその後、話は一転して、その会社のトップの方から連絡が来た。内容はNEW PEOPLEにSOU・SOUサンフランシスコ店を出店しないかというオファーだった。
話が長くなるので端折りますが、熟考の結果、最終的にその時は出店をお断りした。簡単に言うと時期尚早だと思ったのだ。
しかし、いろんな方が現れて様々な手伝いをしてくださり、気がついたらSOU・SOUサンフランシスコ店は完成していた。
その間、僕は一度も現地に足を運んでいなかった。
なぜ、オファーを断ったのにこういう事になるのか。
それは、オファーしてくださったNEW PEOPLEのトップ、そう堀淵さんの理解不能な波動に巻き込まれてしまったのではないかと解釈している。多分、掘淵さんの周りのいろんな人が、同様の経験をされているはずだ。
しかし、今となっては本当によかったと思っている。同時に、いつかアメリカでカマしてやろうと二人で企てている。僕一人の力は大したことはないが、堀淵さんがいれば百万馬力だ。
つくづく思うのは、人生はどうなるのか本当にわからない。思うようには進まないし、また、思うように進むのが良いとは限らない。そういうことを度々実感してきた。
今後もSOU・SOUはさらに海外へと進出していくのだろう。その時に必要なのは、おしゃれな人でも仕事が出来る人でもない。金乱倶楽部のような傾いたイカレタ連中だ。
世界のトレンドを軽く無視して、皆の視線を集めながら街中を闊歩してくれる傾衣人達。そんな連中が不可欠だ。
「我こそは!」と思う人は是非入部を!
写真は、金乱倶楽部城崎支部長からの献上品。
ちょっと暴走族っぽくなってきてるな・・・
それでは、また明日。
平成25年02月18日 月曜日号
“BAMBIでおでかけ”
寒い日が続きますね。
そんな日は、BAMBIが一番。岡田テキスタイルのリアルファーと世間の視線で、見も心も熱く過ごせます。
今日のテーマは「名所」
ご近所、錦天満宮
瞬間移動で東福寺の茶室
そして、千本鳥居の伏見稲荷。写真は、奇跡的に瞬間移動したところを捕らえたもの
さらに、瞬間移動で嵐山の竹林へ
嵐山と言えば、渡月橋もハズせない
「スイマセーン」と声をかけられ振り返る
見知らぬ人に記念撮影を頼まれた。そんな時も笑顔で応じるのがBAMBIのオキテだ。
「ハイ、ポーズ」
「今度は、下からのアングルでいきますよ」
求められたこと以上の仕事をするのがBAMBIだ。それにしても、しゃがんだ後姿はほぼ獣だ。
「最後は寄りで行きましょう」
「変な格好しているから躊躇したけど、声をかけて本当によかった」と思わせるのが、BAMBIを着る者の心得だ。
この一家の記憶に永遠に残るだろう。
BAMBIは、あらゆる場面で最高のパフォーマンスを発揮する男の道具だ。
今回は「BAMBI de 名所」をお届けしました。
それでは、また明日。
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ご立派です。閑話休題。ひとつ提案があります。昨日、布袋で進物用の小袋を分けて頂きました。帰り、室内に、かなりの段差があるのに気付かず、躓きそうになりました。小生のような高齢者のために、段差を少なくされたら良いと思います。例えば、スロープにするとか。前回、布袋に伺った時は、段差を踏み外しそうになりました。一応、注意の文字はありますが、高齢者は、いちいち読まない場合があります。大事に至らぬ前に手を打つのが、賢明だと思います。
スロープの件わかりました。ちょっと検討させて頂きます。
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平成25年02月17日 日曜日号
“アラキの仕事”
1年の中で一番アラキの気合を感じる日が2月14日。
今年のテーマは、「ゆべし」だった。
ドン!デカイ
開けると
バーン
なんでバラくわえてんねん
日が昇る前に起きて作ったのだろう。
そして見た目よりずっしり重い。家から持ってくるのも大変だっただろうな。
皆で、とても美味しく頂きました。
今年はその他にもたくさん義理チョコを頂いた。以前はサッパリだったけど。
皆さん、お気遣いありがとうございます。
そう言えば、カミサンには何にももらわなかったな。
それでは、また明日。
平成25年02月16日 土曜日号
“つばめ号”
2月14日(木)?28日(木)まで、SOU・SOU le coq sportifでツバメ号を展示しております。
この自転車は、日本人の女性に合うように設計されているそうです。
見た目はモダン、でもどこかレトロな感じもします。
身長154センチ、自転車好きの着衣スタイリスト 石田明日香は、とても乗りやすいと言っておりました。
昔はオシャレな自転車があまりなく、いわゆるママチャリか本格的な仕様のものしかなったのに、近年のサイクリングブームも手伝ってか、最近は種類が本当に増えました。
個人的には、やはり着物用のチャリが早く出てほしいと思っています。
ちなみに、この自転車はSOU・SOUでは販売しておりませんので、ご了承願います。
詳細はこちらをご覧ください。
それでは、また明日。
平成25年02月15日 金曜日号
“グランプリ記念”
昨日よりスタートしていますが、カラメルグランプリ記念として送料無料企画を開催中
この機会にどうぞご利用くださいませ!
写真は1月13日に開催された「皇后盃 第31回全国女子駅伝」で、スタッフ・関係者の方に
配布する記念品として製作したもの。
三重県の伝統工芸品伊勢木綿くびまきです。
とても光栄です。ありがとうございます。
それでは、また明日。
平成25年02月14日 木曜日号
“SOU・SOUでひなまつり”
本日よりSOU・SOUでひなまつり企画がスタートします。
3000円以上お買い上げの方に「かみびな」をプレゼント。
<期間>netshop:2/14?26 店頭:2/14?3/3
京都と東京では、お内裏様とお雛様の並びが逆になります。くわしくはコチラをどうぞ。
こういうものを机にでも飾っておくと、日本の歳時記を感じることが出来て楽しいもんです。
ちょっとしたことですけど。
よろしければ、この機会にどうぞ。
最後は、シエスタニメーションの流し雛
それでは、また明日。
平成25年02月13日 水曜日号
“米村さん”
これちょいと履かせてくれるー?
まー、こんなもんか
他に何かセールもんでもないかなー
あらへんなー
んー
うわっ
若林はん、いつからおったんや!
それより、先丸地下足袋えらばな。
超人気レストランよねむらのオーナーシェフがこんなところで油を売っている場合とちがうんや!
これもちょいダサいけど
もろとくわ
これはどうやろ
ちょっとダサいけどもろとくわ
これはホルスタインみたいやな
もろとこ
何をパシャパシャ撮ってんにゃー!
これはもう同じ柄3足持ってるから、ちょっと飽きてきたけど
もろとくわ
こんな時間や。もう買わへんで。SOU・SOUキライやし地下足袋もキライや。
毎度必ず文句言いながら大量購入してくださりありがとうございます。
世界をまたにかけるフレンチの鬼才、米村さんでした。
それでは、また明日。
平成25年02月12日 火曜日号
“味平(124)点邑のお弁当と本”
毎月替わる点邑のお弁当
10月 松茸ごはん
11月 栗ごはん
12月 すぐきごはん
1月 百合根ごはん
あと2回で1年コンプリートです。
可能であれば、次東京に行く時にスタッフの分を持って行ってあげよう。
そして、脇阪さんから本をもらった。もういらなくなったからとのこと。
香合の美
いろんな香合が載っていておもしろい。
小堀遠州
美しい庭や茶室が載っている
世界の大風呂敷
いろんな国の風呂敷らしきものがいっぱい
すまいの火と水
昔の庶民の暮らしが載っていておもしろい
こども向けの本も
こちらは蚊取り線香をテーマににしたもの
何回読んでも全く意味がわからない不思議な絵本でした。
実は僕も近々本を出版することになっていて、現在執筆中です。
もうすぐ大詰め。がんばろう。
詳しくは、またお知らせいたします。
それでは、また明日。
平成25年02月11日 月曜日号
“今週の写樂(104)<入江敦彦さん>と迷物”
久しぶりにやってきました、今週の写樂。
この方
入江さん。ロンドン在住のライターさんです。
入江さんは一見ベーシックですが、とんでもない傾き者&数奇者です。
この日は早くも夏に向けて、きくまるの浴衣をお求めに。ロンドンでかましてくださるとのこと。
「SOU・SOUのものは、どんなに派手でもコスプレにならないところがいい。
マツケンサンバの手前でちゃんと止まっている」
というコメントを頂戴しました。
ありがとうございます。
そしてこの日、驚愕の迷物を見せて頂きました。
迷物その1 SOU・SOU×ルイヴィトン
おばあちゃんが持っていたヴィンテージのルイヴィトンを分解してSOU・SOUのハギレをドッキング。
なんと幸せなハギレでしょう。
京都のかばん屋さんにオーダーして作ったそう。なんちゅうことをする人や。
迷物その2 茶碗
2つの古い割れた茶碗を新しく作った木製の茶碗パーツでドッキング。
京都の骨董屋さんに頼んで作ったそう。なんちゅうセンス。ゲキホシ。
呼び継ぎ好きの僕としては、近年最も琴線に触れたセンスある一品に出会ったと思う。
本当に良いものを見せて頂いた。
それでは、また明日。
- コメント
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びっくりしました。
入江さん、私もお知り合いです。
帰国されてたんですね。
まさか、SOUSOUさんびいきとは・・・
なんだか、嬉しい記事を発見しました。o(^▽^)o
お久しぶりに、メールさせてもらおうと思います。
はじめまして、写真のカバンを製作したイケダと申します。
掲載ありがとうございます。非常に恐縮しております(汗)
昨日入江さんにお会いしたときにこちらに写真が載ってる旨お聞きしてびっくりしました。
作っていたとき非常に楽しかったので、ぜひまたこのようなカバンを作りたいですw
54mamaさま
コメント有難うございます。入江さんにはいつもお世話になっています。未だ携帯もたれてない所が傾いておられます。。。
イケダナツコ様
傾いた鞄を拝見させて頂きました。今後の作品にも期待しています。。。
- プロデューサー若林が最近書いた記事
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平成25年02月10日 日曜日号
“郵便物”
千年工房の岡野さんから年賀状が届いた。
そう言えば、この会社は旧暦の元旦に併せて年賀状を出すというカッコいいスタイルだった。
年賀状が来るたび、SOU・SOUも真似しようと思うのですが、いつも年末になるとわすれている。
来年は、やってみようか……。
こちらはジブリ発行の「熱風」
特集「嘘をつく人」。「熱風」は、毎号しつらいの間にてお読み頂けます。
実は僕は小学校の頃、嘘つきだった。
毎日毎日適当な嘘をついていて、それがイヤになって、ある日改心しました。
今はしょーもない嘘をつくことはないと自分では思っていますが、本当のことを言えない場合、なんとか嘘にならないような言い回しをしている自分がいます。
それでは、また明日。
平成25年02月09日 土曜日号
平成25年02月08日 金曜日号
“ギャラリーしつらい<如月>”
2月に入っていますね。
ギャラリーしつらいの原画も変わっております。
今月は、着衣スタイリストの石田明日香によるセレクトです。
この中にプレゼントの絵葉書があります。
写真は、改装前の新店舗
どうなるのか楽しみです。
それでは、また明日。
青山閉店されてしまったんですね…
青山に開店された当時くらいからずっと
通わせていただいていたので、
最後にもう一度いけなくて少し残念でしたが、
新店舗楽しみにしてます!