SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“郷土玩具好きの戌年生まれ/廣秋 優里”
新年あけましておめでとうございます!
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
私事で恐縮ですが、平成六年戌年生まれ。めでたく年女になりました。
今年は干支のパワーを存分に活かして飛躍していきたいと思っております!!
というわけで、毎年恒例・干支がテーマのSOU・SOUのテキスタイル。
素朴な戌たちが並ぶかわいい手ぬぐいと足袋下(足袋下は1/中旬頃再入荷予定)を愛でる日々でございます。
生まれ年の干支を身につけると「無病息災・厄除祈念」に、
その年の干支を飾ると「家内安全・商売繁盛」に、
人に贈ることで「招福祈願・安寧長寿」とされるので、自分用にはもちろん贈り物としても最適です!
この戌たちは郷土玩具である張子や土人形がモチーフになっています。
ここの中でも有名な“犬張子”についてご紹介させて頂きます!
(また郷土玩具の話で申し訳ありませんがお付き合いくださいませ!)
犬張子
張子とは中が空洞になっている紙製のおもちゃです。
子どもが生まれた時に贈られ、おもちゃとして持たせ、遊んでいるうちに張子を壊してしまうと、「張子を壊せるぐらいの力がつくまで成長した」と喜ばれたそうです。
犬=多産でお産が軽く毎年子どもを産むことから、平安時代より多産・安産・育児の象徴、また魔避け・無病息災・招福の意味もあり出産のお祝いや嫁入り道具として張子や土人形を贈られるようになりました。
蛇足ですが、犬張子に付属品があるものもいくつかあるのでご紹介致します!
◎ざるかぶり犬
頭にザルをかぶせているもの。
いくつか意味があるようですが、代表的なものは、
「竹」のザルを「犬」がかぶっていることから、漢字の「笑」になるという洒落もあり、笑門来福の縁起物。
と言われています。
◎でんでん犬張子
でんでん太鼓を背負っているもの。
でんでん太鼓の形のように裏表のない子に、また太鼓の紐に麻が使われていることから麻のようにすくすく育つようにという願いをこめて贈られるそうです。
古くから日本人と犬は身近で馴染み深い存在。
戌のアイテムを飾って、干支のパワーを頂き健やかな一年でありますようにと願います。