SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“臼井さん/山本 聖美”
快晴で気持ちの良い日
伊勢木綿の織元・臼井織布さんへ行ってまいりました。
「臼井さん!こんにちは!」
さっそく臼井さんのお仕事の一部を拝見!
今回は20/20の先染めの反物を制作される様子です。
▼まずは【かせ繰り】という工程(縦糸を糸巻き(ボビン)に巻きつけます)
▼その縦糸が巻かれた糸巻きを、制作するデザインに合わせて並べ、糸を1本一本引き出して、、、
【部分整経(せいけい)】という工程へ。大きな筒のパーツに一旦集めて巻き付けていきます。
一回の巻工程は150本~最大400本。柄によって巻きつける回数は異なり、1220本!(42cm巾の反物を作るのに必要な縦糸の本数)になるまで繰り返します。
▲ようやく1200本揃った縦糸を、織り機に掛ける【チキリ】という大きな糸巻きに巻きかえます。
糸が偏らないようにしっかり見張っている臼井さん。常に調整が繰り返されます。
▼【チキリ】に巻き終わった縦糸。織り機にかかるのを待ち望んでいるみたいです。
▼伊勢木綿の織り機はこちら。いつ見てもカッコよくて美しい100年以上前の【豊田式力織機】です。
▼臼井さんが修繕を繰り返されてきた41台の力織機が現役で稼働中!迫力があります。
、、、と
どの工程も傍らで人が絶えず手をかけなければならない伊勢木綿。
だからこそ時代を越えた魅力を感じるのだと思います。
そして、
機織りが休憩に入るお昼の時間を狙って、臼井さんと息子さんを撮影する矢寺さん。
臼井さんを取材する瀟瀟さん。
私は、来春の企画用にと、可愛い反物の山から数十反ピックアップいたしました。
今からとってもわくわくです。
約30年前から伊勢木綿の織元さんは臼井織布の一社になり、現在九代目の臼井さん。
「まだまだ織りたい柄がたくさんある」ともおっしゃっていました。
臼井さんの熱い想いは追ってネットショプにて掲載予定です!!
この度もありがとうございました!!