SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“モスリン洗濯方法について/山本 陽平”
今回はSOU・SOU秋冬の定番素材の一つ[モスリン〈毛斯綸〉]のお洗濯方法についてご紹介させていただきます。
「モスリン〈毛斯綸〉」とは…
極細単糸で織られたウール素材で、シルクのような風合いが特徴です。
○組成混率:
毛100%
○洗濯方法
※ドライクリーニング
※タンブラー乾燥禁止
店頭にて、ドライモードでの洗濯が可能とお伝えしておりましたが、
裏地付きなど、アイテムによっては型崩れに繋がる可能性があるため今後は洗濯表示同様、
ドライクリーニングでのお洗濯を推奨致します。
下記はその検証結果です。
○検証方法:
縦型洗濯機でドライモード(手洗いモード)にして5回洗濯をかけ、生地の縮率・形状変化を確認
使用商品:モスリン 長方形衣
○結果
1:縮率=主に横縮みが発生致します。
2:裏地のついている商品などですと、首まわりや袖口などからも裏地の吹き出しが発生する場合があります。
3:袖口裏面の写真
図のように、裏地がルイスミシンで縫い止めされているものは問題ありませんが、
そうなっていないアイテムは、袖口も吹き出す可能性がございます。
なお、裏地のついていない
[モスリン 草衣]
[モスリン 小袖寛衣]
[モスリン 風靡]
や、
表裏が共にモスリン素材の
[モスリン 宮中袖 袷]
[モスリン もじり袖 袷]
などは洗い後の縮みは発生しますが、裏地の吹き出しはございません。
以上、モスリン素材の洗濯方法についてでした。
ご参考にして頂ければ幸いです。
4 件のコメント
モスリンのお洗濯方法をずっと知りたかったのですが
縮まない洗い方というのはやはり難しいのでしょうか??
るるる様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
ご質問の件ですが、
ウールは糸に含まれる水分率が約15%程度あります。
水分率が高い生地は、水洗いすると多少なりとも縮みが発生してしまいます。
(ちなみに綿素材は約8%程度の水分率のため、こちらもウールほどではないですが縮みが発生します)
裏地(ポリエステル生地)がついているものは
ポリエステルの水分率=0%のため、縮みに差があるため裏地吹き出しの原因となります。
そのために、弊社ではドライクリーニングでのお洗濯を推奨しております。
ご参考になれば幸いです。
巷では、今まで洗えなかったものが、洗える対応になったりもしてきているので、(sousouさんが素材や縫製にきちっとした姿勢を持っておられ、最善を尽くしていらっしゃることも理解したうえで)、今後に期待しています。
前川豊子様
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
SOU・SOUの商品はお客様に出来る限りお手間かからないようにしております。
しかしながらモスリンに関しては生地の特性上洗濯出来ない製品となっております。
(洗濯をすると型崩れが大きくでてしまうためです)
あしからず、ご了承くださいませ。
引き続きSOU・SOUを宜しくお願い致します。