SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“オリジナル小巾折/鳥飼 杏里”
皆様、こんにちは。
いきなりですが、高校時代からの相棒ミシンを京都に引っ越して一度も動かしていなかったため、
シンプルな作りのかばん『小巾折』を作ってみることにしました。
今回はSOU・SOUまっすぐ縫いの本p.64をチェックしながら、
染めおりのテキスタイル計り売りにある伊勢木綿手ぬぐい以外の生地を使用して自己流で製作してみました。
まずは◆伊勢木綿/特岡(北の国 朝まだき) 小巾折◆
手ぬぐいの中では強度が高めのワンランク上の生地
伊勢木綿手ぬぐいと生地幅はほぼ変わらないので、作り方手順通りパタパタ折って後は直線縫い
スムーズに進めば15分ほどで完成できます。サブバックとして、使わない時は折りたたんで持ち歩けます。
先を結んで持ち手にして使います。
次に◆21番手平織り(ひなたぼっこ) 小巾折◆
手ぬぐい生地とは違い、生地幅が110cmと幅広なためタテ・ヨコを無視し、
タテを生地幅、ヨコを長めに40cmでカット。(計り売りは10cm毎なので、
長めに用意することをおすすめします)
そのため110cm両端の処理が必要です。
伊勢木綿よりしっかり張りのある生地で針も通りやすく縫いやすく扱いやすいですし、
上品な仕上がりになりました。
また、肩掛けにしたかったため、布袋商品皮一寸をつけてみました。
最後に◆8号帆布(おおらかとりどり 風花) 小巾折◆
布袋鞄商品で使われている厚手平織り生地
強度も高く一枚で丈夫なためメインバッグとして使えそうです。
しかし、これも生地幅110cmなため両端の始末が必要です。
私は三つ折り端ミシンで処理しそこから重ねて縫ったため
家庭用ミシンだと厚さでなかなか扱いにくかったです。
また、通常小巾折のように結んだり皮一寸に通せる厚さではないためアレンジで肩紐を付けてみました。
※今回使用した3種類の生地どれも柄端にテキスタイルネームが入ることがあります。
私はあえてデザインの一部として入れることにしました※
いかがでしたでしょうか。
色々な生地で試してみると向き不向きが分かるのと
何よりそれぞれ形は同じなのに違う鞄のようで面白く楽しく製作出来ました。
染めおりには他にも様々なテキスタイルの計り売りをしているので
これからもまっすぐ縫いの本を片手に製作していきたいと思います。
とてもシンプルで簡単な小巾折、皆様も是非お気に入りのテキスタイルを見つけて
オリジナル小巾折を作ってみませんか。