“銘菓の旅（６）”

聞かれてないけど僕の好きな食べ物を教えます。
はちみつでつけた梅干しです。
あれ美味しいなー。でも高いなー。

それではハッサンのコーナーどうぞ。

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第六回　笹屋春信「よもぎ餅」



蓋を開けたとたん、ふわっと立ち籠める春の香り。
ちんまりお行儀良く詰め合わされた、鮮やかな緑の三角。
食べる前から、これは絶対に美味しいやつ！と確信をもちました。

弾力のあるお餅は蓬の味・香り共にしっかりしているにも関わらず、あの独特な苦味は感じません。
中の大納言小豆の餡もほどよい甘さで、きなこの香ばしさもちょうど良い塩梅。
今まで食べたことのあるよもぎ餅とは、ひと味もふた味も違うなぁと思いました。

掛紙には、よもぎへの並々ならぬこだわりが。

「よもぎ＜蓬＞は、香りよく古来より寿命が延び邪気を払うとされております。＜中略＞弊舗では、新鮮な春の香りをお届けしたく、春先に芽生えた山野のよもぎを摘み、その日のうちに湯がいたばかりのものを保存し、使用しております。」

後に店主から直接お話しを伺う機会があったのですが、この一連の作業をご家族のみでやっていらっしゃるのだそう。
大量に作ることが出来ないので、京都の西の玄関口、桂にあるお店と、一部百貨店にて期間限定で販売されているそうです。

■京菓子司 笹屋春信
所在地：京都市西京区桂乾町14-2
Tel：075-391-4607
営業時間：9:00～20:00
定休日：火休
※営業時間、定休日等が変更されていることもありますので、予めご了承くださいませ。

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※このコーナーは毎週日曜日更新です。

それでは、また明日。

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今日の合言葉は 「よもぎ餅」

（若林）