SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“冬の色、光、装い。/増本 一十三”
ある日の出勤時、小雪ちらつく冬の空。
銀鼠の色した雲が広がっていました。
冷たい空気がピタッと肌にはりつくような季節になっても、
彩り落とした木々の重なり合う様子は、
光を通して、温かさが広がっているように感じます。
そんな冬の色を思い描いて選んだ装い。
接結畝 薙刀貫頭衣 短丈/花葉色(はなばいろ)
薄畝織(うすうねおり) 広形(ひろなり)もんぺ/鶸茶(ひわちゃ)
衿巻ジバン/よろこび
SOU・SOU×MOONBAT ストール/縄梯子 亜麻色
今の季節を感じる色合いは、スッと馴染んで心地良いです。
普段は、好きな色を手に取ることが多いのですが、
季節を感じる色合いの組み合わせも、新しい発見があり楽しいです。
(増本)
4 件のコメント
増本さんの着こなしをいつも楽しみに拝見しています。
今回もとてもとても…素敵です。好きです。
足元はどの地下足袋を履いていらっしゃるのでしょうか?
また、コーディネートする際、拘っておられる点があれば、ぜひお聞かせください。
ともも様
コメントありがとうございます!
着こなしを楽しみにしていただいていること、とても嬉しく思います。
このコーディネートに合わせた地下足袋は、貼付地下足袋/層(そう)です。
写真では、フカフカの落ち葉に隠れてしまって見えにくかったですね。
コーディネートする際、拘っていることは、色・柄合わせや、形のバランスです。
色合わせは、同系色のグラデーションにすることもありますし、
グラデーションの中に、少し補色を入れるとアクセントになって印象が変わります。
思い切り補色コーディネートすることもありますが、鮮やかで元気な気分になるような気がします。
柄合わせも、柄の一部の色を、無地に持ってくるなどするとスッキリするなと思います。
いろんな色がある柄の場合、無地の部分をどの色で合わせるかで、印象が変わってくるのも面白いです。
SOU・SOUのアイテムは、色、柄、形など、日本的でありながらも新しく感じるものが多いので、
いつも新しい発見があります。
ともも様も、ぜひ、SOU・SOUコーディネートでいろいろ試してみていただけたらと思っております。
今日は!お召しになられている薙刀貫頭衣短丈の色は、湯葉を思い起こさせます。寒い時期ですから、体に優しいアツアツの一品を頂きたい欲求が、ムクムクッと頭を持ち上げました。
小雪のちらつく冬の空の画像は、小津作品のオープニングのようで、どこか懐かしいです。
まだまだ寒いですから、お体大切に。
Xiao pen様
いつもコメントいただき、ありがとうございます!
Xiao pen様がおっしゃる通り、実は私も、ひそかに薙刀貫頭衣短丈の色は、湯葉のようだと思っていました。
美味しそうな色ですね。
寒い冬を意識したコーディネートの中で、少し温かみを感じたのは、そのイメージもあるのかもしれません。
あの日に見た冬の空は、どんより重たい感じもなく、
なんともいえない柔らかさと、太陽の光もうっすら輪郭を見せてくれて、
一瞬の出来事ですが、思い出すだけでありがたい気持ちになります。
お気遣いいただき、ありがとうございます。
Xiao pen様も、どうぞお体にはお気をつけくださいませ。