SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“映画館で!”
先日、TOHOシネマズ二条で開催中の「午前十時の映画館」で、
当日まで上映していた「友だちのうちはどこ?」を観ました。
「友だちのうちはどこ?」1993年イラン映画
「明日、ノートに宿題をやってこなければ退学だ」と言いつけられた
隣の席の少年のノートを、誤って持ち帰ってしまった主人公。
隣町の少年の家までノートを届けに走りますが・・・
作品の内容はともかく、この「午前十時の映画館」
歴代映画の特選50本を週変わりで上映するという取り組みなのですが、
ほんとうにすばらしいことだと思います。
DVDで見るのもいいですが、「映画館で見る」事は、その作品を
いっぱいに楽しむことにとってかなり重要なポイントだと感じるからです。
私は音楽のライブに行きますが、気付いたらバンドが解散していた。なんて
事はざらで、歴代バンド・伝説になるようなライブがあった時に、
自分が生まれていたら・・・!と思うことはしばしば。
そしてその「時代と空間」の重要度は増し増しです。
その点、映画は時差さえ飛び越えられれば、元データが残る限り
その時生きる人たちにお届けできる!明快で素敵。
(その作品を届ける環境と、人員が最も大きな壁であると思いますが)
時代を超えて、国を越えて、堪能できる場所で。
様々な困難を越えて自分まで届いたひとつの作品を、
ことさらトクベツに感じてしまうひと時でした。
(尾崎)