SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“今年の、京丸うちわ/寺川 沙智衣”
こんにちは。企画室の寺川です。
毎年恒例で、祇園祭が近づくこの時期に
SOU・SOUの店頭では「京丸うちわ」をご用意しております。
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-京丸うちわとは-
京の花街では、芸妓さんや舞妓さんが夏のご挨拶としてお得意様へ自分の名前を入れ
た京丸うちわを配る風習があり、京都の風物詩となっております。
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表に家紋と、裏に屋号(または名前)がスタンダードな意匠ではありますが、
「SO-SU-Uのテキスタイルデザインが入ればもっとかわいいのでは」
「毎年集めるのが楽しいものにしたい」と、今年はスタッフ間で意見が上がっておりました。
そしてデザインを再検討することになったのは、今年の2月頃。
制作には数ヶ月を要しますのでデザインは冬のうちに進めます。
--------うちわ作成の流れ---------
まず、うちわに大きさに対し、SO-SU-Uがどれくらいの大きさで入るのが
一番良く見えるかを調整して決めます。
年号を入れるとしたら、西暦なのか、元号なのか、
数字を一部アレンジするとしたら、どんな見え方になるか、考えながら作業します
デザインができたら「小丸屋住井」さんへデータを預けます。
なんと、この小丸屋住井さんは寛永元年(1624年)創業の、伝統ある老舗です。
創業当時と同じ手作業で京丸うちわを制作していただきました。
職人さんの現場はこんな様子だそうです。
「小丸屋住井製」の柄巻のアップ。本物の証です。
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そして仕上がったものはこちら
表に家紋と「SOU・SOU」
裏にSO-SU-U でございます。
このSO-SU-U、真ん中の29に格子模様が入っております。
これは29(ニク)の日ではなく、平成29年を表しております。
さりげないところですが「今年」のうちわと言えるものが出来上がりました。
本日7/10(月)より、店頭にて10,800円(税込)以上
お買い求めのお客様に1点差し上げております。(数量限定)
ぜひ、この機会に店頭にお越しくださいませ。
お待ちしております。