SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“マテリアルセンター@岐阜/本田 みのり”
先日、岐阜県へ遊びに行って来ました。
以前からとても気になっていた街です。
というのも、多くの人から
「岐阜にあるマテリアルセンターが面白いよ。」
「生地見本がいっぱいあるし。一部量り売りもしてるよ。」
「とにかく絶対行った方がいい。」と勧められ
何がどうすごいのか・・・何が面白いのか・・・とにかく、行ってみるしかない!と鈍行列車に乗り込みました。
岐阜駅周辺。降り立って、まず、目に入って来たのは、たくさんの「繊維」の文字
岐阜県は繊維と深い関係があるようです。
名鉄電車に乗り換えて、向かった先は、「竹鼻駅」
駅は無人。あるのは一軒のタバコ屋と公衆電話だけです。
さて、さて。どっちに向かって行けばいいのか・・・
タクシーの運転手さんに連れてきてもらい、たどり着いたのはここ。
なんと、思っていた以上にインパクトのある建物でした。金の角がついている・・・かなり怪しい・・・
とりあえず、記念撮影
事務所で伺うと、「ついといでー」と、花柄のシャツの男性。
小さな建物へ向かいます。なんだろう。
わぁ。すごい。あっちも、こっちもたくさんの布。
ここは、日本全国で開発されたテキスタイルが集まる。テキスタイルの資料館!
その数10万点以上。
案内してくださった花柄のシャツの男性は、岩田さん。
ご自身もテキスタイルの仕事をされているそうです。
生地のことなら、なんでもご存知の様子。
これは、1902年のヨーロッパの生地見本
「織物の文化ではヨーロッパの方が歴史があるけど、日本のすごいところは、何年経ってもへたらない生地を織ることを追求したことだな。他の国には負けないクオリティーがあるんだよ。」と岩田さん。
さすがですね。
膨大な数の布は1日いても見きれず・・・しぶしぶ、帰る準備をしていた時。
「帰り道、一軒連れっててやるよー」と、どこかに電話を入れてくれました。
向かった先は・・・
ジャカード織り工場!重量感のある織り機の音がたまりません。
職人の伊藤さんです。手に持っているのは平べったい紙のような糸。
そんな変わり糸でも織ってくれるのですね。
岩田さん:「のこぎり屋根って知っとうか?」
安定した色を見るためにこの辺の工場は全て北窓、屋根はぎざぎざノコギリ型になっているそうです。
そんなこと全然知らなかったな。昔の人の知恵はすごい!
やっぱり、旅は楽しい出会いと学びがありますね。
とても充実した1日でした。