SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“春/色部 由里子”
桜づくしの京都の春
私は夜桜を中心に、お写んぽを。。
そして先日、約10年振りに母の実家の近くでお花見散歩をしてまいりました。
花見といっても、こちらは杏の花です。
長野でも、花見といえばもちろん桜ですが
祖父母の家に遊びに行って家族やいとこたちと歩きながら眺めるこの景色が
幼い頃の私にとってのお花見でした。
てくてくと。
花より団子なのは、相変わらず。
あんずソフトクリームも、花見には欠かせません。
とてもとても長閑なところで、時間の流れもゆったりと感じます。
こんなところで生まれ育った私の母は、かなりおおらかな性格。
小さな頃から今に至るまで、母から「勉強しなさい」と言われたことが一度もなく
その代わりに「早く寝なさい」「ごはんをしっかり食べなさい」と言われ続けてきました。
生活の基本を大切にしていれば万事なんとかなる!という実感は
この歳になってようやく湧いてきたところです。
いつか私がお母さんになったら、きっと同じことを自分の子どもに言うんだろうなぁ…と思います。
そんな母が、もう一つ、私に言い続けてきたことがあります。
「肌に直接触れるものと履物は、いいものを選びなさい」
SOU・SOUの衣類と地下足袋を選ぶようになったのも、ここにルーツがあるのかもしれません。
椿の日記にもございましたが
母から受ける影響は知らず知らずのうちに自分自身に染み込んでいるものなんですね。
最近は、私が母に与えている影響も大きいようで
結婚式に訪問着の着付けを頼まれたり
帰省のときには「着てるその服いいね、私に似合う柄ないの?」と必ず言われます。
もうすぐ5月。
母の日には感謝を込めて、何か似合うものを贈ります。