一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“B品セール”
足袋下というのは機械で編んでいるので、スイッチを押したらポンポン出来てくる─と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなこと全然ありません。
何色の糸をどう使うか糸道(いとみち)を考えながらデータを作ったり、裏糸の処理を考えたり、柄の出方を調整したり・・・と、その他色々コントロールしなければいけない事がたくさんあります。
しかも、24時間2交代で機械を動かしっぱなしです。
そういう訳で、1年の間にはちょっとしたB品が出てしまう事があります。(着用して頂く分には全く問題ありません)
今回は、そんな“理由あり足袋下”をセール価格にてご提供させて頂きます。
是非一度ご覧ください。
以下は、B品の箇所です。
紫の花がピンクになっている。
花の白い部分に裏糸が出て黒っぽい。
花びらがかすれている。
裏面に一筋白い糸が入ってしまった。(Katchaのロゴ付近)
「6」がきれいに出ていない。
白波に青い糸混入。
底面に一列編みムラ。
「6」が変。
「8」の下に糸混入。(とてもわかりづらいですが)
股部分の縫製が悪い。(左のSO-SU-U柄は正常)
着用に問題はありません。
かかと部分が編み不良。
プレス不良。(仕上げ時に少しねじれた。左が正規品)
裏糸に細番手の糸を使用してしまったため、生地厚が若干薄い仕上がりに。
おまけにプレス時に小さめに仕上げてしまった。
(いずれも左が正規品の仕上げサイズ)
口ゴム寸法が少し小さく仕上がった。(右が正規品)
B品ではありますが、とてもお買い得です。
この機会にいかがですか?
それでは、また明日。
2 件のコメント
幼い頃持っていた袋とゆう袋は全て母の手作りでした。鍵盤ハーモニカの袋や体操服の袋や給食袋、おまけには手提げカバンまで。。
少しほつけたのや少し歪んでる母の手作りカバンが私は嫌で嫌でたまりませんでした。
周りの子のように整っててチャックがついててキラキラした袋がいい。あれは確かジャ〇コに売ってたなぁって思ってました。
そんな私が今娘に袋を作ってます。B品ですが(笑)
手作りがこんなに大変とは。。
母に習っておくべきだった。。
一生懸命作られてる作り手さんのB品は私には温もりのある味に見えます。
ありがたいコメント恐縮です。工場さんも喜ぶと思います。