SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“花札/内村 円”
おはようございます/こんにちは/こんばんは
SOU・SOUのドット絵職人こと、内村 円でございます。
2月も中盤に差し掛かったところで、
今月のテキスタイルデザインをおさらいしておきましょう。
花札 平成27年
日本のかるたの一種。
西洋のトランプなどと違って
12ヶ月の四季折々の花や木が
色鮮やかに描かれている。
松、梅、桜、藤、菖蒲、牡丹
萩、芒、菊、紅葉、柳、桐。
それに猪、鹿、蝶、鶴、雁、鶯
郭公、燕、鳳凰
などの鳥や動物など生きものが
配され色濃い日本情緒を
かもし出している。
(脇阪 克二)
個人的に花札のテキスタイルは、どストライクです。
鮮やかな色で描かれている花札たちは長い時間眺めていても飽きません。
手ぬぐいや足袋下、テキスタイルカバーとわくわくしっぱなしです。
そんなわたくし内村は先ほども申し上げました通り
自称、ドット絵職人でございます。
前置きが大変長くなりましたが、
本日はこの花札をアイロンビーズで表現してみたいと思います。
まずは必要な色を集めまして
適量をプレートの上にばら撒きます。
ぽちぽちとじみな作業が続きますが、
終わりが見えてくると楽しくなってきます。
さてさてなにやらそれっぽいのが見えてきました。
置き終わると今度はアイロンペーパーを敷いて、
中〜高温度でアイロンを当てていきます。
当てすぎるとべちゃっとなってしまいますので、
ある程度隣同士がくっつけばオッケーです。
裏側もアイロンを忘れずに。
神無月の柄 『紅葉に鹿』ドットver
とまぁこんな感じで12ヶ月1柄ずつ作りました。
左上から順に
睦月『松に鶴』、如月『梅に鴬』、弥生『桜に幕』、卯月『藤に時鳥』
皐月『菖蒲に八橋』、水無月『牡丹に蝶』、文月『萩に猪』、葉月『月にススキ』
長月『菊に盃』、神無月『紅葉に鹿』、霜月『柳に小野道風』、師走『桐に鳳凰』
ドット萌えの人には堪らない作品が出来ました。
ドット絵職人とか言っていますが実は8bit花札なるものがございまして、
今回はそちらを参考にさせて頂きました。
この8bit花札、かるた製造販売の老舗
『大石天狗堂』という会社で作られているそうです。
『大石天狗堂は京都にて創業200年あまり。
寛政12年(1800年)からの伝統の技術と確かな品質によって
8bit花札は作られ、江戸時代から続く花札の歴史が詰まっています。』
ふむふむ この8bit花札はSOU・SOUのコンセプトである
『日本の伝統の軸線上にあるモダンデザイン』と同じにおいがする。
日本の昔ながらの良いものがこういうカタチで発展していくのは
大変興味深いことだなぁと改めて感じたのでした。
オマケ
先日、母に頂いたチョコレート
三光とは恐れ入りました。