SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“【SOU・SOU日記】”
ギャラリーしつらい 特別編
朝晩涼しくなり、薄暗い中、凛とした空気に触れると
ああ、秋が来たのだと実感します。
京都SOU・SOUしつらいの間の月替わりの和菓子
神無月(9/10?10/9)のテーマは「長閑」でした。
のどか、という言葉の響き、ほのぼのとして良いですよね。
長久堂さんの「長閑」
さつま芋餡の浮島生地(餡に卵黄・メレンゲ・薄力粉・上用粉を
混ぜて蒸したもの)に、花弁に見立てた紫のカシスジャムが鮮やかです。
上にちょこん、と乗っている「着せ綿」は山芋の練り切り餡に
グランマルニエ(オレンジリキュール)を混ぜたもの
見た目も楽しめる、可愛い和菓子です。
「芋・栗・南京(南瓜)」は女性が好むとよく言われますが、
甘さが控えめでヘルシーなので、男性の方もいかがでしょう?
* * *
水曜日限定、亀屋良長さんは「きせわた」
菊の花は、つくね芋を蒸して裏ごしし白餡と炊いたものに
求肥を練り込みあわせた生地で白餡を包んでいます。
上に乗っている「きせわた」は、
有平糖(砂糖と水飴を煮詰めた飴の一種)の飴細工です。
「着せ綿(きせわた)」とは、重陽の節句の前夜、
菊の花に綿をかぶせ、その露を染みこませて
邪気をぬぐうという習慣があったそうです。
また、「つくね芋」は馴染みがなかったので調べました。
まあるい形が特徴の山芋の一種で、ごろんとしています。
もともと奈良に多く見られたので、関西では「大和芋」と
呼ばれているそうです。
お菓子を味わうことをきっかけに、
新しく何かを知るのはとても楽しいです。
「そろそろ、○○がおいしい季節だね。これは昔…」などと
家族や友達と語りながら、壁やテーブルにさり気なく
季節の手ぬぐいなどを飾り、その時々を楽しめる文化を
気負わず受け継いでいけたら素敵だなと思います。
…という言い訳をしながら、体重計から目をそらし、
「秋限定」というお菓子を見つけては、そわそわしてしまう
「おやつ好き」の私です。
ちなみに、おやつ好きならデパートの地下は外せませんが、
老舗から旬のお店まで、いつもわくわくするスイーツ売り場のある
新宿伊勢丹さんの6Fにて開催中(24日まで)の
「モダンきもの in ISETAN」にSOU・SOUも参加しております。
SOU・SOU→おいしいスイーツ
おいしいスイーツ→SOU・SOU
どちらの順でも楽しんでいただけると思います。ぜひお立寄りください!
(竹内)
4 件のコメント
お世話になります。 いつも東京店にお邪魔してます岡崎と申します。
12月に京都行くので、sou・souに寄った際にはしつらいの間デビューします(^ ^)
それにしても竹内サンの描かれる絵はいつ見ても素敵ですね! 僕と嫁の絵を描いて欲しいぐらいです。佐藤サンを描いたようにf^_^;)
岡崎さま
コメントありがとうございます。
今回の長閑のお菓子、どちらもとても美味しく、
描いていて幸せでした!
12月に京都に行かれるとのこと、どんな冬の意匠がお菓子になるか、私も今からとても楽しみです。
「しつらいの間」や他の店舗なども巡って、SOU・SOUを満喫されてください!
どうぞ、お気をつけて。ご旅行楽しまれてくださいね!
いつも作品楽しみにしてます。
輪郭のにじんだ色づけと、淡いやさしい色合いが、
じんわりとこころに沁みていきます。
大和芋もコロリと。炊くとホッコリしそうでかわいらしい。
次回、上洛する際には「しつらいの間」へGO!と
あらためて思いました。
食欲の秋。体重計は+3kgと非情にも数値で表します。
体重計の表示も淡くしたい今日この頃です。
今日、たまたまシボリ公園で・・・ さま
コメント&絵の感想、ありがとうございます!
食べたいでも太りたくない!は永遠のテーマですね
食事や甘いものを召し上がる前に、暖かい飲み物を
飲むと空腹が落ち着きますよ!
年末の宴会シーズン到来の前に調整を・・・と、自分に言い聞かせております。
でも、しつらいの間に行かれたら、思いっきり甘いひと時を楽しんでくださいね!