一日一駄話 / SOU・SOUプロデューサー若林剛之によるたわいもない事
“【一日一駄話】”
伊勢木綿の反物
伊勢木綿の反物が3柄新発売です。
・・・とは言っても、もともとは江戸時代や明治にあった柄を色替えしたものです。
僕は「温故知新」という言葉が好きです。
昔の物事を研究し、吟味して、そこから新しい知識や見解を得るということですね。
SOU・SOU伊勢木綿の先染反物は、ほとんどが昔のデザインの縞や格子の色替えです。(木枯らし紋次郎だけは、当時のオリジナルカラーです)
100?200年前の人が考えた柄に対して、今の人が色出ししているというイメージですが、これがやってて意外とおもしろいのです。
江戸時代のものは地味なのが多いのですが、色を替えるだけですごくポップな印象になります。なんか、古いものをリメイクした感覚もあります。(もちろん、そのままでも美しいものもありますけど)
こんな風にしてちょっとずつ伊勢木綿の平成の一頁が作れたらなーと思っています。
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謹啓 日頃楽しく買い物をさせて頂いております。
柳 宗悦氏の『正しき工藝』の中に「美それ自身には永遠のみ
あつて進化はない。
唯その様式とか、技巧とか材料とか變易があるだけである。
不變な美が唯時代の異なる形式にその姿を現すに過ぎない。
傳統とは過ぎし形ではなく、かかる永遠なものの姿を指して
云ふのである。?古作品を凝視せよ、そこには永劫の美が
潜む。」と云ふ一文が在ります。sousouの為されていることは、
当に是なのでせう。
工藝の美に擱いてsousouには「永へに新しき美」のみが残る。
なんと格好の良い。
草々(sousou)
素晴らしいコメント戴いて恐縮です。もっと頑張ります!