SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“本を片手に/西牧 知恵”
惜春の候、皆様いかがおすごしでしょうか。
私事ですが大学を卒業してからSOU・SOUで過ごす日々が
早1ヶ月過ぎようとしています。
つい最近のことなのに、学生だったことが遠い昔のようです。
桜の季節もおわり、入学式や引っ越しで新しいスタートを迎えた方も
少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
ある休日、この1ヶ月を振り返りながら家でのんびり過ごしていました。
ふと、そうだ久しぶりに本で読もう!と思い立ち
6年ほど前から何度も読み返している愛読書を棚から引っ張り出しました。
森見登美彦さんの 夜は短し恋せよ乙女 です。
高校生の頃、友人が勧めてくれ大好きになりました。
やっぱり何度読んでもおもしろい!
またもやふと、本を片手に何か飲みたいな?と思い
近くのスーパーへ。
ちょこっと贅沢な気分に浸りたい。と迷わず手に取ったのはうたかた。
たくさんのビンが並んでいても、目を引く金襴緞子の柄はすぐに見つけることができます。
飲むと鼻から抜ける香りは、お花がぱっと咲いたようです。
夜は短し恋せよ乙女 は京都が舞台になっています。
先斗町(ぽんとちょう)ってどんなところだろう。鴨川デルタって何?と
高校生だった当時の私は、訪れたこともない京都の街並を
頭の中で想像していました。
そして今、憧れていた京都での生活が5年目を迎えます。
なんだか不思議な感じです。
この本が京都へ訪れるきっかけだったのかもしれません。
そんなことを思いながら昼下がりにお酒を飲みつつ本を読み
なんだかとてもゆったりした時間でした。