SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“城崎にて/行宗 里恵”
この秋、いつかは訪れてみたかった関西地方で温泉と言えばここでしょうとの声も高い
城崎温泉へ行ってまいりました。
城崎と言えば、志賀直哉の「城崎にて」が有名で、文学の街としても知られています。
駅を出てすぐその片鱗が見え始め、柳が揺れる風情の良い景色にはいくつもの
文学の碑も立っています。(橋の上にてダブル擬宝珠。碑は写真を取り損ねました。)
学生時代に国文科にいたにも関わらず、さほど本を読む方でもないのですが、
本に触れられる空間は大好きです。
通りで見つけた短編の本ばかりが取り揃えられた、一緒にコーヒーを楽しめる
素敵すぎるカフェで根を生やし、
絵本や好きな作家の読んでいなかった本を見つけて読みふけるという、
いつもとちがう旅のひと時を過ごしたり。
街全体がさほど広くはない分、散策するにはちょうど良く、
美味しいものとのんびりとした時間を堪能できました。
季節が違ったので味わえませんでしたが、城崎では冬にはもう一つの名物の蟹づくしが堪能できるのだそうです。
その頃に再訪する楽しみができました。
特急に乗って、お腹をすかせてまたいずれ。
(行宗)
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