SOU・SOU日記 / スタッフがお届けする日記
“今年の祇園祭/田中 沙祈”
一語一絵をご覧の皆さま、こんにちは
店舗スタッフの田中です!
7月に入り京都は祇園祭一色です。店内でも7月1日から1ヶ月間はBGMがお囃子に変わり、お祭りムード満載です。お囃子の音を聞くと「今年もようやくこの時期が来た!」とテンションが上がります。
毎日どこかしらで神事が行われているので、お祭り好きの私はなるべく逃すまいと必死です。
ここ数年は、何としてでも見たい神事を事前に下調べして臨んでいます。
そんな欲張りな私のお祭りコーデはこちら
お祭りの装いは浴衣が粋だと思いますが、鉾町の端から端まで見たい方には、やっぱり「高島縮」がおすすめです。
SOU・SOUの夏の装いといえば高島縮の長方形衣、人混みの多いお祭りにも欠かせません。私のように大股で鉾町を練り歩く方には最適な装いです。
前祭の宵山は沢山の人で賑わうと予想し、ひと目に付きやすいコーディネートにしてみました!
・高島縮 20/20 長方形衣(ちょうほうけい)/路地(ろじ)女Fサイズ
・伊勢木綿 10/3 広形(ひろなり)もんぺ はぎ丈/つくも 女Fサイズ
いざ、宵山へ!
今年はお休みをいただき、夕方から山鉾見物へ
毎年見ているとは言え、懸装品の美しさに目を奪われます。日が暮れる前と夜とでは、鉾の見え方も違います。
今年の宵山のメインは、
八坂神社の境内で行われる石見神楽です。
石見神楽は本来は島根県の伝統芸能ですが、八坂神社の祭神が素戔嗚尊ということで、宵山の夜に京都で上演されます。
なかなか時間が合わなかったり、長時間立ちっぱなしで見ることに渋ってしまい、今まで見たことありませんでしたが、今年は思い切って見に行くことにしました。宵山の夜に鴨川から東へ行くことも珍しく、非日常感満載です。
20時頃に八坂神社の境内に到着すると、ちょうど見せ場のシーンに間に合いました。「大蛇~」の掛け声とともに、火を吹いたヤマタノオロチが登場。
今か今かと待ち構えていた観客たちは一斉にカメラを構えて演舞に興味津々です。大蛇の躍動感と火や煙の演出で迫力満点です!
石見神楽のあとは、四条寺町の御旅所にて日和神楽を見物
翌日の巡行の晴天を祈って八坂の神様にお囃子が奉納されます。これも私の中で毎年欠かせない恒例行事です。
お囃子の音とともに、見物客も祈りを込めます。これを聞くと、「今年の宵山もこれで終わり」という実感が湧いてきます。
祇園祭は31日まで続きますが、祭りのハイライトは前祭と後祭の期間。
今年も半分を過ぎましたが、無事一年が終えられますように...願いを込めて最後まで見守りたいと思います。